市長記者会見 令和7年4月10日

 

ページ番号1063669  更新日 令和4年8月4日 印刷 

4月市長定例記者会見
【令和7年4月10日(木曜日)10時00~】

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市長発表事項

発表項目

【こども誰でも通園制度がはじまります】

おはようございます。4月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目7項目ございます。こども誰でも通園制度が始まりました。就労要件を問わず、時間帯も柔軟に利用できるので、子育てで悩んでいるご家庭また不安を抱えているご家庭の方に活用していただきたいと思います。申込みの受付はすでに始まっており、利用開始日が6月2日になります。家族以外の方と触れ合ったり、専門の保育士さんと話したりすることで子どもの成長や発達にも繋がって参りますので、ぜひ活用していただければと思います。今年度は、砂山保育所と楠見保育所の2園でスタートさせます。今後、状況を見ながらさらに充実させていければと思っています。

【和歌山市こども未来ギフト事業 すべてのお子さんの誕生をお祝い!未来を応援するためのギフトを贈呈します】

昨年度から始めたこども未来ギフト事業を今年度も実施します。子どもの未来を応援するということで、子どもが生まれたすべてのご家庭にギフトを贈呈させていただきます。今年度は、読育と眠育を加えまして4つの中からギフトを選んでいただけます。申請制になっていますので、出生から半年以内に申請をお願いします。子どもがお生まれになったご家庭の方は、ぜひ申請していただければと思いますので、よろしくお願いします。

【全国から注目!ガバメントクラウド利用に関する民間との連携による研究成果】

今、国でいろんなデータを標準化して、ガバメントクラウドへの移行が進んでいます。全国の自治体で悩みが多いんですけれども、維持費と運営費が非常に高くて、今までより高くなってきている状況です。和歌山市と紀陽情報システムさんと海外のベンダーである日本オラクルさんの3社で共同して運営費を少しでも安くできないかという共同研究を進めて参りました。その結果、4業務の中で約3割の削減ができる見込みになりました。全国で注目しているガバメントクラウドへの移行に対して、非常に大きな成果が出てきています。今後さらに活用範囲を広げていければと思っています。

【田村 淳さんが「和歌山城名誉大使」に就任しました!】

昨年、お城の堀の水を抜くテレビ番組でも来ていただいた田村淳さんは、お城への造詣が非常に深いということと発信力があるということで、和歌山城名誉大使に就任いただきました。和歌山城の魅力を田村さんからメディアを通じて、全国に或いは世界に発信していただけるということで非常に期待しております。和歌山城は、海外から多くの方に来ていただいているんですけれども、ぜひ国内外に発信していただければと期待しております。

【3D都市モデルを活用した和歌山市交通事故発生リスクマップを公開します】

デジタルツインの1つになるんですけれども、和歌山市は国土交通省が作成したプラトーに現在参画しています。今までプラトーで和歌山市内のデジタルツイン化したところの浸水の状況や倒壊家屋等について目で見てすぐわかるようにということでやってきました。今年度は交通事故発生リスクマップを作成しました。これでプラトーへの和歌山市からの情報は終わることになるんですけれども、浸水、家屋倒壊また交通事故といったところで安全、安心なまちづくりに向けて、このデジタルツインであるプラトーを活用していきたいと思っています。交通事故であれば、朝方や夕方に交通事故が多いところ、また年齢別に選択することができ、子どもさんが危険な時間帯であるとかを選べるようになっています。通学路であるとか子どもさんが初めて通学されるときに、こういったところに注意しなければいけないということがわかるので、このプラトーをぜひご活用いただければと思います。またデジタルツインのプラトーのデータは、オープンデータになっていまして、誰でも活用していただくことができますので、ぜひご活用していただければと思います。

【西コミュニティセンターがオープンします】

西コミュニティセンターが4月13日にオープンします。砂山地区は文教地区ということもあり、幼稚園、小学校、中学校、高校や大学があります。学生から子育て世代、高齢者と多世代で交流できるように、いろんな設備を備えています。ドリンクバーを備えたオープンスペース、くつろぎスペース、芝生広場や2階・3階にはテラスがあります。子育て環境も充実しており、キッズスペース、図書コーナー、子供用トイレ、おむつ交換コーナー、授乳室や自習室も揃えています。また全室でフリーWi-Fiが使えます。防災拠点としての機能もあり、外部階段を利用して3階まで屋上へ避難することができ、2階には備蓄倉庫を設置しています。文教地区ならではのいろんな設備を備えていますので、多くの市民の方に活用していただければと思います。4月13日10時からオープンセレモニーがあります。取材の方よろしくお願いします。

【在留外国人数が最多になりました】

コロナ禍以降、年々在留外国人が増えています。令和4年から見ると大体30%ぐらい増えてきており、過去の年度当初のデータを見ると過去最高です。伸び率が多い国は、ベトナム、インドネシア、ミャンマーとなっています。和歌山市としても在住外国人の支援をしっかり行っていきたいと思います。夜間中学もあまりPRできてないということで、さらにPRしていければと思っています。日本語教室や防災講座も外国人を対象に実施していますし、様々な支援制度があります。通訳協力職員の登録制度もあります。在留外国人或いは在住外国人の方が住みやすく環境によい安全、安心な和歌山市をしっかり築いていきたいと思います。こうした取組によって和歌山市の地方創生にも繋がってくると思っています。

発表項目は以上でございます。よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

プラトーのマップの話で、今回交通事故の発生リスクに焦点を当てたということで、どういうふうに有効活用していきたいか、ねらいを改めて詳しく教えてください。

(市長):

プラトー自体は3Dで建物データ等が入っています。今回交差点であるとか道路について、交通事故の過去のデータを重ねてきました。例えば時間帯別に、この交差点はこの時間が危ない、過去に事故があったとか、この道路は非常に事故が多いということを見ていただければ、今後子どもたちの通学であるとかお年寄りの買い物であるとか散歩していただくときなどにぜひ活用していただければと思っています。誰でも簡単に見ることができます。

(記者):

年度も変わり、学校が新年度始まったっていうところで、新しい小学校、中学校、高校に通われる方もいらっしゃると思うんですけども、やっぱりそういう意味では、今の時期は、より有効に活用できるというお考えもありますかね。

(市長):

これは登校される子どもさんもですが、両親或いは親御さんが学校へ連れて行かれると思うので、そうしたときに気をつけないといけないところがわかります。ドライバーの方にもこういったところがやっぱり危険だという意識にも繋がりますので、新年度が始まり、まだ慣れていない子どもさんも多いので、見ていただいて注意していただければと思います。

(記者):

誰でも通園制度なんですけれども、いつかの時点で切っていただいて対象となる生後6か月から3歳未満のお子さんがどれぐらい市内にいらっしゃって、基本的に来年度から全国で始まるのを前にした試験的なということなんですけれども、どういったところを試験の間に見てみたいとお考えになっていらっしゃるのか。例えば月10時間って2日行ったらもう終わりで、かといって0時間よりは大変ありがたいっていう部分もあると思うんですけれども、その辺なども含めてお考えが何かございましたら伺えますか。

(保育こども園課):

まず就学前児童の人数は、令和6年度4月1日時点で0歳から2歳までが6834名います。そのうち園に入所されてる方が2419名、入所されていない方が4415名です。

(市長):

ほぼ4000名が対象となります。こども誰でも通園制度は、就労要件関係なく、働かれていないご家庭の方でも預けられるし、時間帯も選べます。預かりという福祉的な面と、こどもの育児に不安のある方や悩みがある方は相談といった育児に対する支援もできますので、幅広く活用していただければと思います。今年度1年間を通じていろんな課題が出てくると思います。そうした中で8年度からは民間の保育所も含めて、さらに拡大していければと思っていますので、今年度は大事なスタートの年度になると思います。

(記者):

田村淳さんの件で、ロケでも接せられたり、就任の際にお会いになられた際に、例えば尾花さんご自身の和歌山城に対する知識よりもいろいろご存じであったりとか、何か就任にあたってエピソードみたいなものを紹介できるようなことってございますか。

(市長):

田村淳さんは、全国の城を知っていますよね。いろんな特徴をご存じだし、歴史にも非常に造詣が深いです。昨年来ていただいたときも和歌山城のことをいろいろご存じでした。我々が知らないことも多かったし、そういう意味では全国的なお城の比較の中で和歌山城を見られているので、和歌山城の魅力はこういうところだよというのをすごく発信していただけるんじゃないかなと思っています。天守についてもいろんなことをご存じなので、我々とは違う目から見て和歌山城の魅力を発信してもらえるんじゃないかと大変期待しています。

(記者):

ガバメントクラウドの話で、これは今研究をされたということで、今後、実際に活用したりとか、今後の見通しはどういうふうになっているのでしょうか。

(市長):

これは非常に画期的なことで専門的なところからも評価を受けています。もともと海外のベンダーは、なかなか融通が利かないというか、なかなか踏み込めないんですね。日本政府もなかなか踏み込んでいないんですけれども、地方発で海外のベンダーに対して運営費を安くできないかと踏み込んでいったことはやっぱり画期的なことだと思っています。そんな中で、今4業務に対して運営費を安くできないかと研究しており、実績も非常に上がってきています。今後、4業務以外にも広げていければ、標準化或いはガバメントクラウドへの移行に対して全国的な大きなモデルになり、さらに全国に広がっていければと思っています。今後さらにスムーズに進んでいくことを期待しています。

(記者):

4業務とは何のことを言ってるんですか。

(市長):

4業務は、住民基本台帳、印鑑登録、選挙、就学の4つの範囲です。

発表項目以外の質問

(記者):

明日、大竹しのぶさんがお見えになるそうですけども、期待することとかご要望とか何かあればお聞かせください。

(市長):

大竹しのぶさんは、華岡青洲の妻役でお越しいただけるということなんですけど、三婆もそうですが、これまでも有吉佐和子作品でいろんな役を演じられています。大竹しのぶさんが和歌山市に来ていただけること自体も嬉しいし、有吉佐和子記念館で展示物を見ていただいたり、有吉佐和子さんの生活の様子を感じていただけるということで、今後そうしたことを通じて、青い壺とか有吉佐和子さんの作品がリバイバルで今流行っていますので、魅力をもっと発信していただければと大変期待しています。

(記者):

13日に大阪・関西万博が開幕しますけれども、和歌山市としてこういう魅力を発信したいなとか、期待するところとかねらいがあれば教えてください。

(市長):

13日からいよいよ大阪・関西万博が始まります。その中で和歌山市の魅力は最大限に発信していきたいと思っています。和歌山市は自然、歴史、文化的な資産がありますので、関西パビリオンや和歌山WEEKなどを通じて、魅力を余すところなく発信し、国内外から和歌山市に来ていただければと思いますし、また万博が終わってからも和歌山市へ来ていただきたいと思っています。あわせて大阪・関西万博のテーマは、いのち輝く未来社会のデザインということですので、これから将来を支えていく子どもたちにも、大阪・関西万博を通じて未来社会のことを考えていただけるきっかけになればと思っています。和歌山市の小・中学生等にも見ていただく機会もあると思いますので、今後の日本社会の課題や夢を感じていただいて、和歌山市の未来社会のデザインに繋がっていけばと思います。

(記者):

外国人の人口が増えてるとさっきお話があって万博も始まるんですけど、大阪の宿が高いからなのか、和歌山で毎日のように多くの外国人と出会うのですが、そういう人たちに対して今後、期待するものとか何かありますか。

(市長):

急に増えてきましたよね。私もびっくりして、大げさかもわかりませんが、JR和歌山駅が難波駅みたいになってきたなっていう感じがしています。和歌山市は古来の魅力がしっかり残っているところだと思いますし、また癒しの地で温泉もあります。せっかく和歌山市に来ていただいているので、和歌山市の良さを知ってもらい、都会にはないところの魅力を感じていただければと思います。

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