市長記者会見　令和7年5月23日

5月市長定例記者会見
【令和7年5月23日（金曜日）11時15分～】

市長発表事項

発表項目

【戸籍にフリガナが記載されます】

おはようございます。5月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目7項目ございます。戸籍法に大きな改正があり、5月26日から戸籍にフリガナが記載されることになりました。まず5月26日から出生される子どもの戸籍を届け出る際にフリガナを打っていただくことになります。今までのキラキラネームはほぼ使うことができます。資料にもありますように、心愛（ココア）さんや桜良（サラ）さん、熟字として飛鳥（アスカ）さんや弥生（ヤヨイ）さん、また字で連想できる置き字として美空（ソラ）さんや彩夢（ユメ）さんなどは使用できます。ただ、社会を混乱させるような読み方で、漢字の意味と読み方に関連性が全くないものについては使用できません。例えば太郎をジョージやマイケルと読むなどです。また漢字に対応するものに加え、明らかに異なる別の単語を付加したものなども使用できません。健をケンイチロウやケンサマと読むなどです。あと漢字の持つ意味とは反対の意味や別人と誤解されるような場合です。例えば高をヒクシと読んだり、鈴木をサトウさんと読むなどです。5月26日から市民課の窓口に届け出ていただく際に、そのフリガナが使えるか、使えないかの判断がされます。あわせて7月下旬から末にかけて、本籍地が和歌山市の方に、戸籍に記載予定のフリガナを記載した通知を届けさせていただくことになっています。誤っていなければ届け出ていただかなくても結構で、そのまま確定します。誤っている場合は、令和8年5月25日までに訂正を届け出てください。またマイナポータルでの届出もできます。氏名にとってフリガナは大事なことですので、ご確認いただきますようお願いします。

【令和7年度第1回和歌山市職員採用試験　申込状況】

第1回和歌山市職員採用試験の申込状況が決まりました。就職氷河期世代を含む経験者型の採用につきましては、10月に採用を予定してるんですけども、民間企業等経験者型で13倍、行政実務経験者型で15倍という非常に多くの方から申込みをいただきました。来年の4月採用の申込みは、ほぼ例年どおりということで、これも安心しているところでございます。ぜひ頑張っていただいて受かっていただければと思います。

【和歌山市プレミアム付商品券～物価高騰対策支援～】

和歌山市のプレミアム付商品券が発売されます。今年はデジタル商品券と紙商品券が発売されます。昨年、高齢者の方や低年齢の方でスマホをお持ちでない方もおられましたので、紙商品券も今年は発売させていただきます。今はお米も高いし、いろいろ物価が高騰していますので、その対策ということで3割のプレミアム率を付けております。1人3口まで申し込みできますので、ぜひ申し込みいただければと思います。そして消費額が16億2500万円と非常に大きな額になっています。申込期間は6月30日から7月9日まで、利用期間は7月28日から10月31日までとなっています。昨年の実績ですけども、利用者総数が約67,000人でした。主に30代から60代が中心で、高齢者や低年齢になるとすこし少なくなっていました。その対策ということで紙での商品券もあわせて発売させていただきます。使用場所は、スーパーマーケットが一番多く、次にドラッグストア、飲食店ということで、今回もいろんな商品が買えることになりますので、ご活用いただければと思います。

【夏に向けて、熱中症になる人が増えてきます～しっかり予防しましょう～】

5月20日に気象庁から今年の夏の暑さの予想が出ました。6月から急激に暑くなるということで、我々もできるだけ早めに熱中症対策に備えたいと思っています。昨年の実績でいくと、6月はそんなに多くなかったんですけど、7月に急に暑くなり、気温の大きな変化で熱中症になり搬送される方が非常に増えました。体が気温の変化に対応できず熱中症になる例も多いので、ぜひ注意していただければと思います。年齢的には、65歳以上の方が大部分を占めており、65歳未満の方や低年齢の方もおられます。また環境別では、屋外が多いんですけども、屋内でも熱中症になる方が多くおられるので、屋内だからといって安心しないでいただきたいと思います。また発生場所は、住宅が一番多くて、次に道路、公衆、仕事場となっています。暑さが予想されるので今年もクーリングシェルターを少し早めに開設します。開設期間は6月2日から9月30日までで、施設には熱中症予防のひとやすみ所の案内板を貼らせていただくことになっています。今回は市有施設が1ヶ所増えて69か所、また民間施設が大幅に増えて20か所になります。暑いなと少しでも感じることがあれば、ひとやすみ所で涼んでいただければと思います。

【『市道市駅湊線河西橋』架け替え完成に先立ちお絵描きイベントを開催します】

市道市駅湊線の河西橋が8月に供用開始します。8月の供用開始に先立ち子どもたちに絵を描いていただこうとお絵描きイベントをやりたいと思います。6月3日は野崎小学校の4年、5年、6年生に、6月9日は伏虎義務教育学校の4年生及び6年生にお絵描きしていただいて、子どもたちの記憶に残る形でドローンでの写真撮影をしたりします。その後は、アスファルトで舗装してしまうので見えなくはなってしまうんですけれども、絵を描くことやドローンの写真等で思い出が残りますので、それを記念にしていただければと思います。

【和歌山市観光発信人の委嘱について】

磯の浦にサーフィンでよく来られている三船美佳さんが、和歌山市の観光発信人に就任いただけることになりました。マインドフルネスなヨガリトリートにも参加していただいており、そうした中で和歌山市の観光発信人になってもいいよということで、就任いただくことになりました。5月28日の10時から就任式を開催させていただきます。

【第57回紀州おどり「ぶんだら節」“酷暑の時代”に伝統の夏祭りが進化！今年は「輪踊り」前夜祭も開催！】

紀州おどり「ぶんだら節」を8月2日に開催させていただきます。だんだん暑くなってきているので、暑さ対策で時間を少し遅らせるのと、前日に前夜祭を開催して機運を盛り上げていきたいと思っています。前夜祭は、8月1日の6時半から8時半まで、西の丸広場で輪踊り等で盛り上げていきたいと思っています。本祭は8月2日の5時半から9時20分までで、和歌山城周辺で多くの連が紀州踊りで、この暑い夏を盛り上げていただければと思います。

発表項目は以上でございます。よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者)：

10月採用予定の方について、6人の定員に対して78人とか2人の定員に対して30人いらっしゃいますが、現在どこにお住まいだとか何かもう少し細かい属性はわかったりするんでしょうか。

(市長)：

わかるんですけども、公表はしていません。

(記者)：

全国からいらっしゃる感じですか。

(市長)：

全国からです。県内もあります。以前に募集したときは県内の方は除いていました。今回は市内も含めて全国から募集しています。

(記者)：

改めてこの募集の多さについて市長がどのように受け止めていらっしゃるのか伺いたいんですけれども。

(市長)：

今回は、就職氷河期世代の方を含めた民間での経験がある方あるいは行政での経験がある方を募集させていただきました。非常に多くの反響があって競争倍率が高くなっています。和歌山市としても、今までの経験を踏まえて、今後市役所で活躍できる方を募集していますので、ぜひ頑張っていただければと思っています。

(記者)：

もう1点プレミアム付商品券で、改めて今回デジタルと紙を発行される意味合いについて、これまでの発行を教訓に2つとも発行されるということで、その辺の意味合いをもう一度お尋ねできますでしょうか。

(市長)：

プレミアム付商品券ということで物価高に対して3割のプレミアム率が付きます。お米やガソリンなど、様々な商品が買えますので、ぜひ多くの方に使用していただければと思います。

そうした中で、昨年はデジタルだけだったんですけども、今回は高齢者や低年齢の方も、スマホを持っていなくても申し込めるように紙での商品券も発売させていただきます。多くの方に利用いただいて、この物価高を乗り切っていただければと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

(記者)：

紀州踊りぶんだら節で、今年は開始時間を40分遅らせるという部分がありましたけれども、やはりこの40分っていうのが結構変わってくるという判断なんでしょうか。

(市長)：

この時間帯の40分は結構な差があって、暑さ対策ではこの40分の差は大きいと思います。その分終わりも20分遅くなるんですが、まずは快適に踊っていただけるようにと配慮させていただきました。

(記者)：

前夜に輪踊りイベントを開催するというのがあったと思うんですけれども、今年から前夜祭を盛り込んだ部分について改めて理由や背景を教えていただいてもよろしいでしょうか。

(市長)：

今まで前夜祭はなかったんですけども、本祭1日だけでは盛り上がりも少ないなと思っていて、前日から機運を盛り上げていって、多くの方に参加していただければということで前夜祭を設けさせていただきました。観光客の方にも前日から泊まっていただき、前夜祭に参加いただくことで観光の誘客にも繋がっていくんじゃないかと思い、今年度から実施していきます。