市長記者会見 令和7年10月23日

 

ページ番号1066329  更新日 令和4年8月4日 印刷 

10月市長定例記者会見
【令和7年10月23日(木曜日)10時00分~】

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市長発表事項

発表項目

【令和7年度 和歌山市文化表彰について】

おはようございます。10月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目5項目ございます。和歌山市文化表彰の受賞者が決まりました。文化賞受賞者は多田佳㔺子さんです。声楽家で和歌山市のオペラ協会も設立されています。市のオペラ文化の振興に大変ご尽力いただいた方で大きな実績を残されています。そして文化功労賞受賞者が2名おられます。1人目が小西克幸さんです。アニメ等の声優で今全国的にも非常に活躍されています。和歌山市出身で、和歌山市に縁があって全国的な活動をされているということで文化功労賞に受賞が決定しました。もう1人は堀本裕樹さんです。俳人の方で、NHK俳句で選者を何度か務められています。この方も全国的に活動されている俳人の方です。文化奨励賞は1名と1団体が決定しました。1人目が木村友威さんです。作詞家で、いろいろなヒット曲を作詞されており、全国的に活動されています。団体では大谷獅子舞保存会です。大谷獅子舞は200年ぐらい歴史があるんですけど、いろいろな社会状況によって中断されたりしています。それが平成23年に再度結成していただいて、今回、伝統文化の分野で受賞が決定しました。表彰式は11月3日13時30分から和歌山城ホール4階で行います。ぜひ取材に来ていただければと思います。

【藤井聡太王将と挑戦者が和歌山城ホールで対局!第75期王将戦第4局和歌山対局 開催決定!~「和歌山市将棋大会・プロ棋士による将棋講座」参加者を募集します~】

8大タイトル戦の王将戦の誘致が決定しました。対局日が2月17日と18日、前夜祭が16日、大盤解説が18日になっています。対局場所は昨年と同様、和歌山城ホールの和室です。挑戦者はまだ決まっていないんですけども、藤井王将と挑戦者の対局の第4局ということで、前回の竜王戦は第5局で場合によっては対局がない可能性もあったんですけど、今回は確実に開催されることが決定しました。勝負めし、勝負スイーツ、勝負ドリンク等で、また和歌山市の魅力を発信できればと考えています。また王将戦に先立ち12月21日には、和歌山城ホールで将棋大会、将棋の講座が開催されます。今回はこどもだけではなく一般の方も参加することができます。明日から申し込みいただけますので、ぜひ応募いただければと思います。

【道の駅「四季の郷公園」にアイススケートリンクがオープンします!】

道の駅「四季の郷公園」に屋外のアイススケートリンクがオープンします。指定管理者の自主事業ということで市と協定を結びました。営業期間が12月20日から3月1日まで、利用時間は10時から16時30分です。屋外のアイススケートリンクが和歌山市にできるということで、多くのこどもさんや大人の方、家族連れでも楽しむことができますので、ぜひご利用していただければと思います。併せてクラウドファンディングも実施され、金額に応じてそれぞれリターン品がございます。11月2日から募集していますので、ぜひご協力いただければと思います。

【-民間事業者によるドローン配送実証実験-日本初!「レベル3.5飛行」を、DID地区を含む飛行ルートで実施】

民間事業者によるドローンの配送実証実験が行われます。今回の実験は、ドローン飛行レベル3.5ということで、3と4のちょうど中間に当たります。レベル3ではDID地区(人口集中地区)が飛べないということだったんですけども、日本初の実証実験としてレベル3.5飛行で、一部DID地区(人口集中地区)を含むエリアで行われることになります。実施主体はNEXT DELIVERY社で、和歌山市のスマートシティ実証実験サポート補助金を活用して行っていただきます。ルートは、宇都宮病院からDID地区(人口集中地区)の上空を飛んで、四季の郷までお弁当を運ぶことになっています。レベル4では機体に非常に費用がかかるので、なかなか一般の流通は難しいんですけども、レベル3.5であれば機体の価格もそこまで大きくならないということで、今後いろいろ汎用的な利用が期待されているところです。在宅医療もこれからどんどん進んできますし、お弁当や医薬品を人口集中地区から郊外に向けて配送することが、今後も必要になってくるということで、非常に期待されている事業です。

【けやきスペシャルパレードの開催について】

けやきスペシャルパレードのスケジュール等が確定しました。14時にオープニングセレモニーがあり、14時5分からマーチングパレードが実施されます。今年はディズニーの名曲を一色でやるということで、非常にレベルの高いマーチングバンドの方がパレードをしてくれることになっており、11団体が出演予定となっています。ディズニーのスペシャルパレードは15時15分から約30分間ございます。地元のダンサー80名もミッキーたちと一緒に踊るということで、こどもたちに多くの夢と笑顔を届けてくれるんじゃないかなと思っています。ダッフィーバスの展示も9時から13時30分まで行われますので、ぜひ大勢の方にお越しいただければと思います。

発表項目は以上でございます。よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

ドローンの配送実験のことで、今回の実証実験をやるにあたっての課題、意識、目的、最後少しお話しされてましたけどそれに対する期待感などを聞かせてください。

(市長):

人口集中地区というのは、やっぱりなかなか飛べないので機体に対して非常にレベルの高いものが要求されていました。それに対して国の方でレベル3と4のちょうど中間を設けるということで、今回人口集中地区をレベル3.5で飛ぶのは国内初めての実験になります。今後、例えば防災や地域医療等で活用するなど範囲をこれからどんどん広げていって、いろんな場面で役に立つドローン物流を確立していければと思っています。それとレベル3.5での飛行は初めてですので、事故の無いよう万全を期していきたいと思っています。NEXT DELIVERY社の飛行実績も3,500回と多くありますので、今回の実証実験を通じて社会課題や行政課題に対して、今後解決していけるような実証運行の最初になればと期待しています。

(記者):

関連して、この実験が行われてそれを経て、市としてこのドローンを活用していくという方針とか、そういう目途みたいなものは何か予定があるんでしょうか。

(市長):

これは和歌山市のスマートシティ実証実験サポート補助金活用事業として行われるものです。スマートシティに向けて人口減少下の中で物流面等も今後大変になってくる時代の中で、社会課題や行政課題に応えていくということで、普段からドローン物流を行っていくことによって、防災時もスムーズな対応ができるんじゃないかなと考えています。そういう意味では、今回のレベル3.5飛行は非常に期待していて、今後どんどん汎用性の高いものになればと思っています。

(記者):

将棋の件で、竜王戦に続いて和歌山市での開催ということになりますけれども、市として今回の王将戦の開催に期待することっていうのを改めて教えてください。

(市長):

前回の竜王戦では、非常に多くの方に県外からもお越しいただき、名局をたっぷりと披露していただきました。今回も王将戦が誘致できたということで、多くの方に将棋文化に触れていただければと思います。そうした関連もあって将棋大会や将棋講座も開催させていただくんですけども、1つは将棋文化の振興、もう1つは和歌山市の魅力をできるだけ全国に発信していきたいと思っています。和歌山城ホールでの対局というのは、和歌山城の目の前で行われる対局ですので、和歌山城を初めとした和歌山市の文化、歴史、勝負めし等を通じた食の良さといったところをしっかりと国内外にアピールできればと思っています。そういう意味では、今回、王将戦を誘致できたことは大変嬉しく思っています。

発表項目以外の質問

(記者):

国政の動きで、高市内閣が発足されたというところで、和歌山市として感想だったり所管であったりをお聞かせいただければと思います。

(市長):

自民と維新が組んで安定政権になられたということで、まずは経済対策である物価高騰対策を速やかに実施していただければと思っています。今後、臨時国会が開かれて、その中で経済対策等も出てくると思うんですけども、市民生活に非常に影響のある部分を、まずお願いできればと思っています。前石破政権では地方創生2.0に非常に力を入れてやられていました。地方創生は人口減少下の中で大きな課題ですので、ぜひ引き続き力を入れてやっていただきたいなと思っています。

(記者):

関連して、維新と連立したことで議員定数の削減が上がっていますけれども、その点について地方の1都市として、どのように思われているか教えてください。

(市長):

地方行政の立場からあまり議員定数に対して意見を言うこともないと思うんですけども、ただ地方の声がしっかりと届くようにお願いしたいなと思っています。地方の声を減らすんじゃなくて、地方の声はしっかり届くような議員定数の配分をしていただければと思っています。

(記者):

2歳の女の子が亡くなった虐待事件で、両親が保護責任者遺棄致死罪で起訴されました。市として乳幼児健診のあり方だったりとか、現状、何かしら運用について、改善するようなご予定は今のところあるかどうか教えてください。

(市長):

保健所で実施している乳幼児健診に来れない方については、これまでもアウトリーチという形で、直接訪問をさせていただいています。その中で、少しでも来てもらえるように手を尽くしてきているわけなんですけども、それでも乳幼児健診に来れない方については、お家をお伺いしたときに、できるだけこどもさんと会わせてもらうようにしています。こどもさんと会えないときは、今後要注意でさらにフォローしていく必要があるということは感じています。乳幼児健診に来れない方は特に注意していかなきゃいけないということで、和歌山市では民生委員、学校関係者の方と要保護児童対策地域協議会を立ち上げています。そうした方と協議会を立ち上げていますので、地域全体で見守っていくというところを、今後さらに強めていければと思っています。

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