市長記者会見 令和7年7月10日
7月市長定例記者会見
【令和7年7月10日(木曜日)10時00分~】
市長発表事項
発表項目
【けやきスペシャルパレードの開催について】
おはようございます。7月の定例記者会見を始めさせていただきます。まず1点目でございます。オリエンタルランドさんとの同時発表になります。今年の11月23日に予定している中高生のマーチングパレードにディズニーリゾートのスペシャルパレードが加わってくれることになりました。今回の中高生のマーチングパレードは、ディズニーの曲を中心に行うことになっています。そこにディズニーリゾートのスペシャルパレードが加わり、ミッキーなどのディズニーの仲間たちが楽しく歌って踊ってくれるという形になります。ダッフィーバスも和歌山城の砂の丸広場に展示されます。ダッフィーのぬいぐるみの生地でバスを覆っていますので乗ってもらうことはできないんですけども、触ったりできますので、子どもたちにも大人気のバスだと思います。そうした中で秋の楽しみが1つ増えて参りました。ディズニーにつきましては、平成30年にディズニーリゾートの35周年記念で来てくれています。その時に最初に声がかかったんですけども、警備が大変だということで担当課も躊躇していましたが、やりましょうということで開催したのがとても好評で、令和5年の40周年記念の時にも来てもらいました。そして今年の秋にも来ていただけるということで、全国的にも35周年記念から3回も来ていただいている都市は珍しいと思います。令和5年の時は7万人、平成30年の時は6万人と非常に多くの観客に来てもらいました。笑顔と感動と夢を届けていただけるということで、大変嬉しく思います。
【和歌山城天守閣上空でのドローンショー「 WAKAYAMA LIGHTS 2025 」の開催日が決定しました】
豊臣秀吉が秀長に命じて和歌山城を築城したのが1585年で、今年でちょうど440年になります。今年はドローンショーを市主催で3回やることになっており、その日程が決まりました。1回目が和歌山ジャズマラソンの前日の11月8日、2回目がけやきスペシャルパレードの翌日の11月24日、3回目が2月21日です。2月16日から中国では春節に伴う連休ですので、非常に多くの観光客に来ていただければということで、3連休の初日の2月21日にさせていただいています。今年は、昨年よりも100機多い500機で天守閣の上をドローンが舞うということで、これも秋冬にかけての催しです。ドローンショーのテーマが天空の祝祭で、今年の和歌山城の築城440年を祝って虎伏山に舞うドローンショーをぜひご覧いただければと思います。
【「和歌山市の未来を、地域と人でつむぐ」地元就職支援サービス「FAVTOWNキャリア」はじまります】
お手元の資料をご覧いただきたいんですけれども、グラフで見ますと若い人の転出が多くなっており、中でも多いのが20歳から24歳です。大学を卒業されて大都市へ就職される方が多いんですけれども、その後の25歳から29歳、30歳から34歳も転出が多くなっています。この年代というのは、多分転職されたり、再就職されたり、いろんな形で転出されることもあり、今回、地元就職支援サービスのFAVTOWNキャリアを始めることにしました。FAVTOWNは、関係人口を増やそうと今までもやっており、5000人に入ってもらっています。若い人が特に多いんですけども、こうした方たちにぜひ和歌山市での就職を案内したいということで、就職案内サービスを始めることにしました。今まで就職案内は、新卒者を対象にしたものが多く、大学等に案内することが多かったんですけども、今回はいろんな年代の方にこのサイトを見ていただいて、和歌山市への就職をしやすくしたいと思います。また和歌山市内の企業も人材を集めるのに苦労されています。和歌山に興味のある若い人が申し込んでいただくことで、両方にメリットがあると思っています。資料にイメージ図があるんですけども、7月15日からFAVTOWNキャリアに登録いただけますし、企業の方も登録していただけます。登録していただきましたら、地元就職支援サービスを通じて登録者の経歴等の情報提供がされ、企業側から興味のある人材にオファーを依頼することができることになっています。和歌山市内の中小企業を始めとする企業さんがなかなか人材を見つけにくいと、また若い人は地元企業のことをよく知らない方が多いということで、そうした企業と就職者双方の支援になればと今回この事業を始めることになりました。
【DXソムリエによる庁内DX副業制度について】
庁内でDXソムリエという制度を開始させていただきます。庁内でDXの業務改善をしたいと思っても、ノウハウを持っていないとやり方がわからないと思います。そうした中で、DXが得意な方をDXソムリエとして庁内から募集して今回19名の方を登録しました。庁内DX副業制度という形で、困っている方から依頼を受けて、その中で自分が得意な分野をDXソムリエとして受けることになります。本来の業務とは別にDX業務として受ける制度で、DXソムリエに登録していただくと庁内でのDX副業が可能になります。また勉強会等への参加の機会もあるし、いろんな情報交換もできるので、DXソムリエにもメリットがあるし、もちろん困っている方たちも業務改善や市民サービスの向上にも繋がります。
【大阪・関西万博が追い風に!外国人宿泊客数が、前年同月比 82.4%増!】
大阪・関西万博の効果なんですけども4月、5月の宿泊客を見るとインバウンドの方が増えてきました。昨年の同月比で見ると82.4%の増加になっています。人数では1万5000人から2万8000人と1万3000人ほど増加しています。特にインバウンドの方が増えているのは、1つ目に大阪のホテルがいっぱいで、和歌山のホテルが多少空いてるということ、2つ目は大阪・関西万博に寄られた後、和歌山へ来られている方も多いということで、万博効果が今、和歌山市に非常に表れてるんだと思っています。国内の観光客や宿泊客は微増です。京阪神の方で、今年は大阪・関西万博へ行くからいつも行っている和歌山への旅行はやめようという方もいるだろうし、逆に大阪・関西万博に来たついでに和歌山に寄っていこうという方もいますので、国内観光客についてはそうした万博効果でプラスマイナス両方あるんだと思っています。ただ、インバウンドについては、非常に大きな伸びになってきています。7月18日から10月13日までリピート宿泊キャンペーンを開始することにしました。冬場の閑散期に和歌山市へもう一度来てくださいということで、7月18日から10月13日までの期間内に和歌山市内で宿泊されて、わかやまあそびへツアー投稿した方から、抽選で最大5万円の宿泊割引券が当たることになっています。使用期間は11月1日から翌年の2月15日までで、閑散期の宿泊のプラスにもなりますし、またリピート客を増やしていこうという趣旨で設定しています。また、わかやまあそびということで、いろんな体験コンテンツを設けています。釣り体験は非常に人気がありますし、インバウンドの方向けに時代衣装着付体験やグルメ体験のコンテンツは非常に人気がありますので、和歌山で楽しんでいただいてリピート客を増やしていければと思っています。
発表項目は以上でございます。よろしくお願いします。
記者の質問事項
(記者):
DXソムリエの件で、副業として内製アプリなどで解決したい課題を希望で募るというやり方の点で、内製アプリ等で解決したい課題というのは、例えばどういうものですか。イメージができないので、いくつか例があれば教えていただきたいです。
(デジタル推進課):
庁内でいろんな情報を集約する作業で、いろんな部署から集まってきたものを、その集めた部署が一体化して集約することを個別の作業として行っていましたが、それが一貫してその集約作業が不要になるということであったり、あとは例えば備品台帳的なものを紙で管理しているというようなケースであれば、デジタル技術を使ってデータで一括管理ができるようなことが考えられます。
(記者):
19人の方の年齢層や入庁何年目とかその辺のところは。
(市長):
年齢は結構幅広く、若い人が中心なんですけど年配の方もいます。再任用の方も含まれていますので幅広い年代ですし、それぞれの持ち味が違いますので、業務に応じて得意な方に当たっていただけると思っています。
(記者):
再任用の方は複数いらっしゃいますか。
(デジタル推進課):
1名です。
(記者):
関連して、庁内の副業制度自体は初めてですか。それとも元からあったんでしょうか。
(市長):
今まで応援という形で、いろんなイベントに職務として当たっていたりしていたんですけど、DX副業という形でちゃんとした副業制度というのは初めてだと思います。
(記者):
関連して、市役所の人はワードやエクセルが得意かわかりませんが、ちょっと初歩的なところでわからないみたいなことがあったときに教えてもらったり、そういう発注する部署があってこういう課題があるんですけどお願いできませんかというような形で注文するんですか。業務発注をする窓口がデジタル推進課ってことですか。
(市長):
まず、こんなことをやりたいんだけどどうしたらいいですかというのを挙げていただいて、それが公開されます。その中で19名のソムリエにこれだったら自分ができるかなというものを選んでいただいて、ソムリエの所属してる所属長の了解をもらい、それを副業として業務をしていくことになります。やってくれるソムリエがいなければ、そのままになり誰もやらない形にはなるんですけども、そこはソムリエを増やしていければと思っていますので、できるだけ課題解決に向けて進んでいきたいと思っています。
(記者):
市役所のことがわかっている方が参加されているケースが多いわけですね。
(市長):
多分それがわからないとやれないと思うんで、過去の経験からこれだったらできるかなということになると思います。あくまでも庁内での副業ですので、それぞれが経験したことがあるような業務じゃないかなと思います。
(記者):
今の関連で、副業という言葉なので給与面はどうなるんですか。
(市長):
給与面は通常の給与になります。例えばその業務で超過勤務した場合、その超過勤務分はその副業分の方で支払われることになります。
(記者):
超過勤務のみということですね。
(市長):
そうです。
(記者):
先ほども質問ありましたが、庁内副業制度は現在別にあるわけではないのですか。
(市長):
制度ということで今回こういう名称を使っているんですけども、今まで曖昧な形で応援という形でやっており、今回は副業という形を取るんですけど、あくまでも庁内の副業制度ということになります。
(記者):
今回はDXですけれども、他にどんな動きがあるかわかりませんけれども、今回たまたまDX副業という名前を使ってるだけで、今までも同じような応援というものがあったという解釈でいいんですか。
(市長):
そうです。また他都市でも庁内副業制度を実施しているところも幾つかあります。大阪も庁内副業制度を実施しています。
(記者):
関連して、このソムリエを公募して19名指名したとありますが、これは手を挙げた人みんなを指名したのか、それとも何かしらの選考というか、意欲はあるけども全くDXのスキルを現在はないという人でもなれるものなのかとかその辺はいかがですか。
(市長):
別に試験をやったわけでもないですし、手を挙げてくれた人全員を登録させていただきました。それぞれ自信があって手を挙げてくれたんだと思います。
(記者):
DXに関する知識、スキルの習得がソムリエの役割として入っているんですけど、指名された人のDX関係のスキルアップとかは、どういうふうにしていかれるとかはあるんでしょうか。
(市長):
研究会とか専門研修へ参画してスキルアップしていただいたり、情報交換を通じてスキルアップしてもらえればと思っていますので、そうした機会を活用していただくことになると思います。
(記者):
ディズニーのパレードの件で、今回は和歌山市が誘致したという形でいいんでしょうか。
(市長):
全国でディズニーの誘致合戦になっており誘致するのが結構厳しくなっています。和歌山市は、毎年お願いしていて、最初は向こうから言ってくれたんですけど、今年もお願いしていました。今まで5月5日のこどもの日の音楽大行進に来てくれてたんですけど、今年は別のところへ行かれていて、今回のマーチングパレードはこちらからお願いして来てくれることになりました。
(記者):
令和5年も他の県や県内全域からたくさんの方が来ていた印象なんですけれども、開催にあたってどういうところに期待していますか。
(市長):
ミッキーマウスをはじめ、ディズニーのキャラクターたちって子どもにも大人にもすごく人気があります。そうしたキャラクターが来てくれて、踊って、歌ってくれるのはすごいことで、本当に多くの人に夢、感動、そして笑顔を届けてくれると思っています。今までも大勢の方に来ていただいたし、すごく感動している姿も目にするので、今回もぜひ多くの方に見ていただければと思います。中高生のマーチングパレードもありますので、ぜひこの機会にすばらしいパレードを見ていただければと思います。
(記者):
今のけやきスペシャルパレードで、例年でしたらけやきライトパレードをこの日のスタートなのかなと過去2年間に関しては。まだ発表されてないので、お話できるかわかりませんけれども。もしそうであればこの日は昼から夜まで、集客をすごく図るということも合わせてやるというようなことが言えるのであればお話いただきたいです。
(市長):
今までスポーツとか文化をツーリズムに上手く活かせていなかったと思っています。その日だけで終わってしまっていて、宿泊につなげられていませんでした。ジャズマラソンもできれば前日から泊まっていただいて、和歌山の観光も兼ねてスポーツを楽しんでもらうスポーツツーリズムであったり、また和歌山で音楽を聞いていただいて、その日に泊まって翌日に観光していただくといった文化ツーリズムに今年は力を入れていきたいと思っていますので、今回のスペシャルパレードをこの日に設定させていただきました。今回のスペシャルパレードとドローンショーを兼ねられればなと思いますし、それがツーリズムの宿泊に繋がっていけば、より和歌山の活性化に繋がっていくんじゃないかなと思っています。
(記者):
外国人宿泊客について、市長ご自身が分析した形で少しお話があったんですけど、そこのところをもう少し詳しくお尋ねしたいんですけども。基本的には関西博があって、宿泊先として大阪がいっぱいなのでということがあると思うんですけれども、それに合わせて県内の高野山ですとか、さらに南の拠点に足を伸ばす前に、前段としてまず和歌山市に宿泊しているというようなことが言えるのかということと、そういったことで市内の観光地の入り込みの増にも繋がっているのか、その辺のところ、もう少し詳しく伺いたいと思います。
(市長):
ホテルや旅館のすべての方に聞いたわけではなく、一部の方にしか聞いていません。インバウンドの方が非常に増えているのは数字上も事実ですし、その理由の1つとして和歌山に泊まってもらうのが一番お得なので来てくれたり、それで高野山に行ったりとか市外に行ったりして、和歌山市をゲートウェイとしていろんなところへ行っているということがあります。また、和歌山に来たいから来てくれている人も増えてきているということをホテル側の感想として言ってくれていました。やはりそういう効果がインバウンドの方に特に出ているのかなと思っています。インバウンドの方が13,000人増えているのに対して、国内観光客の方は約7,000人増に留まっています。今の大阪・関西万博の誘客数からいくと国内の客数が圧倒的に多いため、いろんなプラスマイナスがあるんだよということを言われていたので、そういうことなのかなと思っています。そんな中で、大阪・関西万博に来ていただいた方にとっては和歌山に足を運ぶ1つの大きなきっかけになってるということで、その効果はしっかりとあるなと感じています。
発表項目以外の質問
(記者):
市長も出席されていたかと思いますのでお聞きするのですが、7月4日の和歌山市内の参議院候補者の演説会で鶴保議員の「運のいいことに能登で地震があった」という発言がありましたけれども、この発言について市長はどのように思われているかお聞かせください。
(市長):
私も会場にいました。運がいいことに能登半島で地震があったでしょって言われたときに、何でこんなこと言うんだろうというのを感じました。ただ2地域居住の話をよく聞くと、金沢と近くてその2地域居住で住民票を2つ取れたということで、そうした意図で言われたということはわかったんですけど、すごく不適切だなという感じはしました。例の挙げ方が本当に適切じゃないなという感じがしました。
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