市長記者会見 令和8年3月19日
令和8年度当初予算に係る市長記者会見
【令和8年3月19日(木曜日)10時00分~】
市長発表事項
発表項目
【令和8年度 組織改正等について】
おはようございます。3月の定例会見を始めさせていただきます。本日の発表項目5項目ございます。まず1項目めから説明させていただきます。和歌山市では脱炭素社会、また社会のDXを推進するために新年度から組織改正等を行いました。脱炭素社会に向けて、新たに脱炭素社会推進課を設置します。2月13日に和歌山市が、空洞化都市に先駆ける和歌山市モデルという形で、脱炭素先行地域に選ばれました。脱炭素だけでは、なかなか息が続かないということもあって、それをまちの活性化につなげようということで、空洞化の解消に資するような先行地域指定を受けました。国から3分の2の補助金が出ますので、例えば空家改修の断熱材といった、空き家をリフォームしたり、リノベーションしたりすることでプラスになります。北ぶらくり丁のアーケードを撤去しますので、そのあとに新たなまちづくりをしようということで、脱炭素の補助を使いながら、まちの活性化だけではなくて交通や産業のイノベーションにもつながるよう、まちの未来のプラスになることに使っていこうということで脱炭素社会推進課を設置します。これは全庁的にも取り組んでいくことになるわけなんですけども、今後のまちの活性化に資するような脱炭素社会の推進に向けて進めていきたいと思っています。2つ目は、貴志川線存続ということで、公設民営に向けた完全上下分離を2年間で決めていこうということになっています。その準備のために貴志川線活性化推進室を交通政策課の中に設置します。次に中学校給食センターで、中学校全員給食が始まりますので、そのセンターを開設することになります。その他の改正点ということで、市営住宅が老朽化しており空室も増えています。そういった中で活用に重点を置いていこうということで、今まで住宅政策課、住宅第1課、第2課の3課でしたが、それを統合して住宅政策課に活用班を設けて、2課体制でやっていきたいと思っています。また水道については、浄水場や北部の工業用水の浄水場を整備していくという中で、水道施設というところを強化していきたいと思っています。今後の高齢化社会に向けては、2040年は団塊ジュニアの世代も65歳以上になってきますので、今後を見据えて社会福祉協議会との連携を強化していこうということで、高齢者・地域福祉課内に地域福祉班を設置します。DX推進のため、和歌山市として初の部長級での民間からの登用になります。ソフトバンクとは去年に連携協定を結んでおり、それに基づき部長級のDX担当参事として迎えたいと思っています。今後、庁内DXだけではなくて、広く社会のDXを推進していこうということでスマートシティ、DXビジョンや人材育成などの面で民間のノウハウを活用した形で、社会のDX化を進めていきたいと思っています。辞令の交付は4月1日の10時30分からです。主な新年度の組織の改正等は以上です。
【宿泊客数が過去最高を更新! 2年連続100万人突破 欧州からの宿泊客数が過去最高を更新】
昨年の1月から12月までの宿泊客数が過去最高になりました。統計を取り始めてから暦年で過去最高の約109万4千人、前年比108.1%となり、8.1%の増となっています。外国人宿泊客数が増えており、コロナ禍前が過去最高だったんですけど、2番目のインバウンドの増加となりました。特に増えたのが、アジア圏で、次いでヨーロッパ圏、その中でもフランスからの観光客が増えました。中国の観光客が若干減っているんですけれども、それを補う形でヨーロッパ等からの観光客も増えてきております。
【(令和7年 和歌山市火災統計)リチウム電池火災は過去最多 回収場所を大幅拡充】
火災発生件数は、9年連続で100件を下回っています。これも民間の防火、防災の組織の皆様方のご協力でもあり、ずっと連続で100件を下回ってきているんですけど、リチウムイオン電池からの火災が増えてきています。全国的にも増えていますし、和歌山市でも、令和7年で8件と過去最多となりました。リチウム電池は火災につながる危険性があるので、回収場所を大幅に増やすことにしました。市内の各支所・連絡所42ヶ所で受入可能とさせていただきます。併せて各コミュニティセンター8施設でも回収できますし、本庁6階の廃棄物対策課でも回収することができるようになります。今までどこに出していいかわからなかったという方は、ぜひ、こうした公共施設で回収してもらえればと思いますので、よろしくお願いします。
【道の駅四季の郷公園内「AOZORA ICE PARK」は、多くのお客様にご利用・ご好評いただきました!】
四季の郷公園にアイススケートのAOZORA ICE PARKが去年から今年の3月1日までオープンしていました。もともと予定していた10,950人に対して、実際の利用者が13,447人と目標の達成率が123%になりました。併せて無料の小学校の遠足等で5校229人に利用いただきましたし、ホッケーやフィギュアの教室でも1,000人以上の子供たちに利用いただきました。アイススケートの人気も高かったし、その効果も大きかったんじゃないかなと思っています。道の駅の閑散期と言われる12月から2月までの来園者数も、アイススケートリンクを設置したことによって今までにない大きな数字になりました。前年比が132.6%で、レストランと直売所の売上高も38.1%の増加となっています。非常に大きな効果があったので、市としては今後も続けていきたいということで、関係者と今後とも調整していきたいと思っています。
【文部科学省「2040年を見据えて社会とともに歩む私立大学の在り方検討会議」の「審議のまとめ」について】
文科省の私立大学の在り方検討会議で、私も市内への私立大学誘致の実績があったということで委員に選ばれています。和歌山市から提言させていただいたのは、地方都市へのエッセンシャルワーカーの育成のための大学誘致の必要性、また誘致大学からの県内就職率が卒業生就職者の83%程であるということで、非常に多くの方にこの地方都市を支えていただいているということ。そうした実績をPRさせていただいたのと、地方都市での大学経営は非常に厳しい面もありますので、今後の地方都市を守るためにも、国から重点投資をお願いしますということ。もう1つ、理工系の大学は地方都市ではなかなか成り立たないところがある反面、製造業の現場や研究部門は地方都市にあるので、理工系の大学が地方にも必要ですよということを訴えさせていただきました。ただ、大規模な理工系となると、なかなか移転も大変ですので、例えば放送大学と提携するであるとか、オンラインを活用したサテライトキャンパスをまちなかに誘致していきたいということで、そうしたことに対して審議のまとめとしても、提言したところが全て盛り込まれた形になっています。人材育成するための地方大学への重点支援であるとか、オンラインを利用した放送大学やサテライトキャンパスで理工系の人材育成といったところが、この審議会の検討会議に取りまとめられました。和歌山市としても、これまで進めてきた方向性というのが、国からも認められたということで、さらに2040年に向けて地方への私立大学の誘致をこれからもしっかりと進めていきたいと思っています。
発表項目は以上でございます。よろしくお願いします。
記者の質問事項
(記者):
何点か、まず宿泊客数の過去最高に関して、主な要因としては、万博の開催とかもあったと思うんですけど、そういうことを考え、主にどういうふうに分析されてるのかというところが1点目。それから市長として和歌山市になかなか泊まってもらえないということがこれまで課題だったかなと思うんですけれども、それを受けての今回の受け止めについて聞かせてください。3点目が今後の展開ですとか、今後に対する期待感みたいなところもお聞かせいただければと思います。あともう1点、情報的な取材なんですけど、なんでフランスの方が来られたのかとか、和歌山に何の需要を求めてこられたのかっていうのを質問したいです。お願いします。
(市長):
まず、今回増えた要因は、万博の前に先行プロモーションをしました。最後の質問とも関連するんですけど、フランスやイギリスに対して広告的なSNSでの発信をさせていただいて、それがイギリスはそうでもなかったんだけど、フランスにはつながって非常に大きく増えてきた原因じゃないかなと思っています。今後、そうしたことも踏まえて、和歌山市になかなか泊まってもらえないということがあったんですけど、今は県内のゲートウェイとしての和歌山市での宿泊が非常に増えてきました。和歌山市を最終目的地とされる国内の宿泊客に加えて、県下全体を回りたいといった外国人の方も増えていますので、和歌山市を基地として県内を広く回っていただけるような観光プロモーションもやっています。今まで和歌山市だけの宣伝をしていたんですけど、県下全体の宣伝をして、和歌山市に泊まっていただいて、高野山であるとか各地を回っていただけるような形で増やしていければと思っています。あえて申し上げると、今中国からの観光客がかなり減っています。12月以降減ってきていて1月からはかなり減っています。昨年は全体的には増えたということで安心はしているんですけど。今、統計上は国内観光客の方やヨーロッパなどのインバウンドでカバーしている状況です。団体客もそうなんですけど、これからは個人客にもターゲットを当ててやっていきたいと思っています。
(記者):
イギリス、フランスのところで、わからないところもあると思うんですけど、フランスに何でプロモーションが響いたのか、なんかヒアリングだったり、何かを通じて和歌山に何を求めてこられたのかっていうのが、もしわかっていたら教えていただきたいです。
(市長):
そこはもっとよく知りたいというところでやってたんですけど、なかなか原因がつかめないんです。高野山がもともとフランスの方が多くて、大阪から直接行く方が多かったんですけど、今は結構和歌山市に来ていただいていて、熊野古道と高野山の両方を回る方が増えてきました。そうした中で、和歌山市に泊まるフランスの方が、増えてきたんじゃないかなと思っています。
(記者):
もしわかればですけど、アイスパークの利用予定者数が当初10,000人ぐらいだったのが13,400人とたくさん増えたんですけど、これは2月以降に増えていますか。
(市長):
出だしから結構良くて、かなり増えていました。予定よりも多くの人に利用していただけて、有名なフィギュアスケーターの村上さんにも来ていただいたこともPR効果があったのかなと思います。ミラノ・コルティナオリンピックの影響や村上さんが来てくれたとか、そういったところで盛り上げていただいて、2月から特に増えてきたんだと思います。
発表項目以外の質問
(記者):
答えづらければ大丈夫なんですけども、ご体調面はその後いかがですかということを伺いたくて。
(市長):
体調は、変わらずといったら変わらずです。すい臓がん自体は全然大きくなっていなくて、抗がん剤をやっているだけなので、変わらずです。
(記者):
先日閉会した議会で、職員の方の駐車場の手当が継続審査となったと思うんですけれども、今日は脱炭素の話もありましたが、市長としてはどのように受け止められましたでしょうか。
(市長):
難しいところなんです。民間の方が経済的に物価高騰等で厳しい中で、職員の手当を上げるのはどうかというご意見だと思うんですけど。過去の例から言えば、週休2日制を導入する際も公務員が先行していって、それで民間を引っ張っていくっていう役割も公務員にはあると思っているんです。そうした中で、福利厚生的なところを公務員が先行していくという面と、もう1つはその時の社会の状況をしっかり考えなきゃいけないよということで、貴重なご意見だと思うので、今回継続審査という形でさせていただいています。議会の皆さんともよく話し合って、最終的に決めていければと思っています。
(記者):
脱炭素を推進する市の政策と整合性の点はいかがでしょうか。
(市長):
補助があるからといって車に切り替えようという方はそんなにいないんじゃないかなと思っています。ただ、あまり車を使うなよということは、もともと進めている政策でもあるし、通勤の中でも今までもやってきているつもりなので。脱炭素推進と今回の補助については、関係するかというとあまり関係ないんじゃないかなと思っています。脱炭素というのは、さっきも説明させていただいたように、いろんな面でメリットになる形で進めないと、やっぱり息が続かないところもあると思っています。例えば公共交通の利便性向上のためにも脱炭素を活用して、EVや自動運転なども脱炭素につながると思うんですけれども、そういった中で脱炭素を進めていくことが大事なので、今回の車の件だけ取り上げてというのはあまり関係ない気がしています。貴重なご意見ですので、そこはしっかりと対応していきたいと思っています。
(記者):
今年の和歌山城の桜などは、どうご覧になっていますか。
(市長):
造園建設業協会さんが剪定してくれたりして、年々綺麗になっているように思います。花の咲き方も良いし、寄附いただいた桜も綺麗に咲き出すと思います。一の橋のしだれ桜がつぼみを付けてきているので、まず先行的にしだれ桜が間もなく咲いてくると思います。和歌山城の桜を非常に楽しみにしています。市内には紀三井寺もあるし、大門川周辺もあるし、様々なところの桜が、今後和歌山市を一層華やかにしてくれると思いますので、ぜひ大勢の方にこの春を楽しんでいただければと思います。
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