水防工法訓練を実施しました(令和6年6月3日)

 

ページ番号1058430  更新日 令和6年7月10日 印刷 

水防工法訓練を実施しました。

土のう作成訓練の様子

令和6年6月3日、出水期に備えて、和歌山市東消防署河南出張所及び東消防署で水防工法訓練を実施しました。

水防工法とは、大雨などにより、水が堤防から溢れ、居住地域側などへの漏水を緊急的に防ぐ工法のことです。

 

 

土のう作成訓練を実施しました。

土のう作成した様子
土のう作成訓練の様子

災害現場では、大量の土のうが必要になることから、土のう作成訓練を行いました。

土のうとは、ビニール製の袋の中に土砂を詰めて用いる土木資材のことを言います。袋いっぱいに土や砂を入れるのではなく、半分ぐらいを目安とします。理由は、運びやすくするためと、積み上げた時に形を整えやすくするためです。重さは1個15キログラム程度あります。

改良積み土のう工法を実施しました。

改良積み土のう工法(1)
ブルーシートを広げ、その上に土のうを置いている様子

作成した土のうを積み上げていき、越水を防ぎます。

ここでは、改良積み土のう工法を紹介します。

改良積み土のう工法とは、土のうとブルーシートを使用する工法で、特別な道具は必要なく、かつ早く作ることができるというメリットがあります。

まず、ブルーシートを敷き、その上に土のうを積んでいきます。

改良積み土のう工法(2)
土のうを積み上げていく様子

ある程度、土のうを高く積むことができれば、ブルーシートで覆っていきます。

今回は高いところで4段積み上げました。

改良積み土のう工法(3)

ブルーシートで覆った後、重しとなる土のうを置いて完成となります。

非常に体力を使う訓練であることから、職員が一丸となって訓練に取り組むことで、職員の連携強化を図ることが出来ました。また、これからの大雨の時期に備えて、水防工法の有用性を再確認するとともに、知識及び技術の共有を図ることができました。

水害のみならず、数多くの災害に立ち向かうため、今後も訓練を行っていきます。

 

最後に

令和5年6月、「顕著な大雨に関する和歌山県気象情報」が初めて和歌山県内に発表され、線状降水帯が発生したこともあり、24時間雨量は202ミリで6月の観測史上最大を記録しました。

和歌山市内でも、たくさんの浸水被害などが発生しました。私たち消防職員も自然の脅威というものを再認識しました。

近年、全国各地で大雨による被害が相次いでいます。

災害による被害を少しでも軽減するために、普段からどう行動するのか考えておくことが重要になります。

自分が住む地域にはどのような災害の危険性があるのか、災害が発生したときの避難場所はどこか、また、安全な避難経路など、ハザードマップ等で事前に確認しておきましょう。

「自らの命は自らが守る」という意識を持って、適切な避難行動をとるよう心がけましょう。

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