市長記者会見 令和5年11月29日

 

ページ番号1055443  更新日 令和4年8月4日 印刷 

11月市長定例記者会見
【令和5年11月29日(水曜日)10時00分~】

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市長発表事項

発表項目

未来の街づくりへ デジタルツインプラットフォームを活用した和歌山城公園でのモビリティ実証実験を実施

 おはようございます。11月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目は大きく4項目ございます。1項目目から説明させていただきます。未来のまちづくりに対してデジタル技術を活用していこうということで、今回デジタルツインプラットフォームを活用した和歌山城でのモビリティの実証実験を行いたいと思います。12月2日から4日、それと8日から11日の2回に分けてやりたいんですけど、これにつきましては、大阪大学とHULIXというデジタルの会社、そして和歌山市が覚書を結んでいました。今後そういう新しいモビリティで人流がどう変わるか、それとデジタルツインのプラットフォームを作ろうということで、そうした共同的な覚書を結んで、今までやっていたんですけど、特に和歌山市から行くと、モビリティの観点それと和歌山城の魅力をさらに高められるか、特に滞在時間も含めて和歌山城内の魅力を高めるためにどうすればいいか、例えば和歌山城内には飲食店も少ないんですけど、市役所の北側の辺りの城北エリアでは非常に飲食店も多い。そういったところと、どうやって結びつけるかというところをモビリティの社会実験を通じて、今後の政策に活かしていきたいと思っています。1つは、グリーンスローモビリティを使って、和歌山城内の市営駐車場のところから城前広場までグリーンスローモビリティを運行させます。いろんな方に乗っていただいて、乗り心地であるとか安全性をしっかり人流計測システムも置きますので、どういった人の流れがそれによって生じているか、あるいは元々和歌山城内にどういう人流があるかっていうところを捉えていって、それをデジタルツインプラットフォームとして作っていくことによって、今後の和歌山城の魅力向上に役立てていきたいと思っています。将来的には、今けやき大通りでも自動運転の実験をやろうとしていますので、そうしたこととモビリティが繋がっていければと考えています。より快適に歩いて移動しやすい、あるいはこうしたモビリティを使って、さらに活発な和歌山市を作っていければと思っています。

~地域住民と築く地域内交通の導入検討について~川永地区で「地域バス」の実証運行を実施します

 これもモビリティの関係なんですけど、2項目目は昨年度実証運行をしていた地域で、今回本格運行になった地域が2地域あり、本格運行の地域が合わせて3地域となりました。それに加えて、川永地区は大規模商業施設のイズミヤさんが撤退した後、人流の動きを見極めなきゃいけないってことで保留していたんですけども、今回カインズさんとか万代さんが入られて、また商業施設として再開されたので、再度、実証運行をやっていきたいと思っています。できるだけ鉄道駅の紀伊駅あるいは既存の路線バスのバス停等々を結ぶことによって、地域の人が移動しやすい、買い物であるとか医療であるとか、様々な移動手段を確保していければということで、今回やります。運賃は1乗車200円となっているんですけど、高齢者の方等は100円で乗車していただけますので、是非多くの方にこの実証運行に乗車していただいて、本格運行につなげられればと思っています。

FAVTOWN「ふるさと便申込受付開始!」~前回好評につき今年もふるさと便を実施します!~

 3つ目は県外へどんどん出ていかれる方が多くて、なかなか戻ってきてもらえないっていうところも、今の人口減少の悩みでもあります。そうした中で県外へ出ていかれても、故郷との結びつきを繋いでいきたいという思いがあって、和歌山市とシナジーマーケティングさんとで、FAVTOWNというプラットフォームを整備していました。昨年はふるさと便っていう形で市内の協賛企業にいただいて、実は和歌山市で学校を卒業し、県外へ出られた方に企業さんから協賛いただいています。そして和歌山市のFAVTOWNへ登録していただければ、こうした商品を送らせていただいて、できるだけふるさとにこういう商品もあって、いろんな繋がり、地域との繋がりっていうところをこれからも継続できればと思っています。是非来年4月に出ていかれる皆さん、県外へ行かれる特に学生の皆さん就職される皆さんにおかれては、登録していただいて、ふるさととの関係、地域とのつながり、そして人と人の繋がりっていうところをこれからも維持していただければと思っています。

令和5年12月定例市議会提出案件について

 最後4点目は今回の12月議案へ補正予算として出させていただく件です。まず災害関連です。今年6月2日の線状降水帯はじめ8月の激甚災害、いろんな災害があったわけですけども、そうした中でまだ予算としてあげてなかった部分で、今回補正予算を組ませていただきます。紀三井寺団地についてはご存知のように線状降水帯が亀の川にかかりました。亀の川本川については県が改修していくことになっているんですけども、そうした中で、元々、紀三井寺団地は内水氾濫も多いとこであって、抜本的解消のためにポンプ排水の増強に入ることになりました。1600万円の予算でやっていきます。

 それ以外の災害も道路災害あるいは四箇郷地域の内水対策等、まだ予算化されてなかった面については計画もできてきたので、それぞれ事業着手に入っていきたいと思っています。トータルで災害関係は5936万円の予算を計上させていただいています。

 中之島地区の地域交流拠点施設の整備による地域活性化というとこですけども、明日地域の方と協定させていただくことになっています。公民共創の1つではあるんですけど、今民間の方、地域の方と行政、自治体が共同して、取り組もうという形で様々な取り組みをやっているわけなんですけども、中之島地区の廃保育所、旧の中之島保育所が活用されていなかったんですけども、これを地域の方が活用したいということで色々検討されてきていました。自治会さんそして近くにできている宝塚医療大学さんとも、どういった活用方法があるかっていうところをやっていたんですけども、協議会として活用方法も決まりました。今回、国の補助も受けた形で国、市、自治会でそれぞれ費用を出し合って、新しくこの保育所を地域のために活用していきたいと思っています。交流の場、健康活動の場あるいは防災的な活動の場として、この保育所を新たに活用していきたいということで、明日の2時に協定を結ばさせていただく予定になっています。

 最後の補正予算になりますけど保育士さんの過重労働っていうのが大変な課題になっています。特に保育士さんの離職にもつながるということで、今年度当初に保育士さんをサポートする補助員を予算化しました。非常に人気が高くて、さらに増額してほしいっていう要望もありましたので、今回保育士さんの離職防止そして保育体制の強化ということで、この2点を目的として補正予算を組ませていただくことになっています。

発表項目は以上でございます。

よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

最後の保育士の負担軽減の事業費のことなんですけど、今市長がおっしゃった人気が高いっていうのは、申し込みが多いっていうようなことなんでしょうか。

(市長):

この補助制度の申し込みが非常に多く、活用したいという声が各民間の保育所さん、こども園さんから要望がございました。そういう中で補正予算を組ませていただきます。

(記者):

補正予算に関連していくつかお尋ねしたいんですけれど、まず財政の事前のレクとは違った括りで、項目を発表されているので、ちょっと確かめたいんですけれども、亀の川の氾濫のポンプ排水設備の能力増強は、2日前の説明資料とは、金額が微妙に違うんですけれども、これどうなんでしょうか。

(市長):

亀の川のポンプ排水に関しては、ポンプそのものとその周辺の水路の部分が事前の財政のレクに入ってないんだろうと思います。そういう意味で全体は5936万。これは全く変わらないので入れ方の問題だと思います。

(記者):

水路の改修として名草と四箇郷で合わせていくらという形で説明を受けたんですけど、それもこの亀の川の方に一緒に含まれるっていう理解でいいですかね。

(市長):

今回分けたのは名草紀三井寺団地の方は全くの新規要素があって、四箇郷の水路改修等は継続的にやっていました。そういったのもあって、この発表の中では、新規の部分っていうところを切り分けています。

(記者):

後で直接確かめますが、その項目とさらに別の生活緊急自然災害防止対策事業として説明を受けたものを全部合わせたっていう感じなんですかね。それを2つに分けたって感じなんですか。

(市長):

そうです。名草地域の部分は今回の線状降水帯を受けて、亀の川が氾濫したっていう大きな要素があって、地域からの声が非常に強かったんです。その氾濫っていうとこで今回の紀三井寺団地の部分を抜き出させていただきました。

(記者):

今ご説明になったことで、6月の線状降水帯の大雨による浸水被害で、結局6月も補正をやって、9月も補正をやって、今回も補正にありましたけれども、これまで市としては、線状降水帯っていうことは特に意識せずに整備をされる中で、改めてこの部分で、3回補正に取り組まれるわけですけれども、もう一度市としての取り組みと言いますか、この災害対策についての意気込み、決意のほどをお聞かせいただけますか。

(市長):

和歌山市、県にとってもそうなんですけど、線状降水帯が県内で発生したのは初めてです。そんな中で河川の氾濫自体が起こりました。今まで内側の水が川に排水できない内水氾濫が多くて、内水氾濫を中心に対応してきました。今回は線状降水帯で河川そのものが氾濫するという外水氾濫が起こった。その中で外水氾濫と合わせた対策が非常に重要だと思っています。今回特に紀三井寺団地については、亀の川の外水氾濫それと内水氾濫による複合的な氾濫ということで、県と協力して、県には亀の川本川を改修していただく。我々は内水の部分をしっかりと排水させていただくということで、今までの対策に、さらに線状降水帯対応というのも含めて、強化していきたいと思っています。

(記者):

一般的に内水の氾濫をポンプで軽減するには単純に上に上げるってことですか。川の方に上げて川に流すっていう理解でいいですか。

(市長):

色々事情があって、単純な話ではないんですけど、基本的には内水というのは川に水が流れない状態です。川の水位の方が高くて堤内地の方が低く、流れないので強制排水をしていくっていうのが内水になるんですけども、川自体が狭くて強制的にポンプで排水しても危ない河川があります。あまり強制的にやると川そのものが溢れてしまう恐れがあって、亀の川については、今回県と共同した形で河川を改修して広くしていただく。そこに強制的にポンプで排水させていただくということで、外水と内水の共同作戦みたいな形になります。

(記者):

まず和歌山城の自動運転の関係でお伺いします。前回バスの自動運転のお話ありましたけれども、今回低速でかつ人数が少ない乗り物ということだと思うんですが、和歌山市にとってはどのような活用の魅力があるんでしょうか。

(市長):

いろんな自動運転の種類があると思うんですけど、今回和歌山市で、来年の2月にけやき大通りで実験するのは、グリーンスローモビリティではなく、普通のバスで運行する予定です。路線バスと競合しない形を取ろうとすれば、観光客に乗ってもらうことが大事だと思っていて、そうした中でやっぱり今全国的に見ても、グリーンスローモビリティに観光客に乗ってもらうところも増えてきています。それとさらに乗りやすいし降りやすいというのもあって、今後自動運転の中でグリーンスローモビリティをどう位置付けていくかっていうところを、我々としても今年はこの和歌山城内と和歌山城内からちょっと出た城前広場までグリーンスローモビリティという形で、出るんですけどもそうしたグリーンスローモビリティの試験、それと自動運転そのもののけやき大通りでの試験を通じて、全体的なモビリティをどうするかっていうところをしっかり実証試験を今年やって、次の年度に活かしていきたいと思っています。

(記者):

ありがとうございます。前回のバスの自動運転だとバスの運転手さんが少なくなっていて、そういう部分を補う対策として可能性があるというお話でしたけれど、この小型のモビリティは今和歌山市が抱えているどんな課題に対してのアプローチがしやすくなるっていう形になるんでしょうか。

(市長):

前回も2つ目的を言わせていただいたんです。バスの運転手さん不足、もう1つは観光振興っていうところで、けやき大通りの自動運転の実証実験をしますっていうことで、元々2つの目的を持っていました。今回のこの和歌山城内と一部城外へのモビリティの試験は、いくつもあるんですけど、1つは大学側から行くとデジタルツインのプラットフォームを作っていくんだと。それも通常のデジタルツインプラットフォームじゃなくて市民の方と事業者と自治体3者共同のデジタルツインプラットフォームを作っていくんだということで、市民の方はまちなかで、どうした人の動きがあればいいかっていうところに参加していただく。店舗の方も、できるだけ店舗でイベントしたり、盛り上げをしていただく。事業者の方はモビリティをどう活かすかっていうところをやっていただくし、自治体、和歌山市としては和歌山城の魅力をさらに高めていきたい。そのためには滞在時間を長くするための要素というのを盛り込んでいきたいと思っていて、例えば周辺部には飲食店があるんだけど、なかなか和歌山城から北側へ向いてくれない。そういった人流をどう捉えていくか。そこが市民の方の盛り上げ等を含めて、人流をどう持っていけば和歌山城の魅力がさらに向上するかっていうところも合わせて、観光要素和歌山城の魅力向上と新モビリティの社会実験的なところの意味合いというのを持たせています。

(記者):

わかりました。ありがとうございます。このモビリティの将来的な活用について少し先ほどもお話もあったかと思うんですけれども、具体的に例えばこの小型のモビリティはどんなところで走らせたいとか、どんな場所で将来的にはどれぐらいの量を走らせたいとか、目指す方向性だったり少し具体的にあれば教えていただけますでしょうか。

(市長):

グリーンスローモビリティというのはもう今全国各地でもいろんなことやられています。種類も複数人が乗れるモビリティから個人が乗って楽しむパーソナルモビリティ、いろんなモビリティがあるんですけども、そうしたモビリティを安全に、快適に、そして実用性も含めて、しっかり確立していかなきゃいけないと思っています。今回そういったことも含めて、今後のモビリティのあり方というところをしっかり検討し、次へつなげていければと思っています。

(記者):

ありがとうございます。別でお伺いします。予算の関係でまず災害対策の関係でお伺いしたいんですが、先ほど市長の方から6月の線状降水帯の関係でまだできていなかった対策を今回盛り込んだというお話ありましたけれども、6月2日の災害にする対策としてはこの12月補正予算で一旦全て終わったという形になるんでしょうか。

(市長):

今回の補正予算は主に設計関係になってきます。これは工事の方の予算っていうのはまた来年度以降にやる必要があって、亀の川氾濫にかかるポンプ排水施設は、今年度で終わる話じゃないです。まだ何年間かかかります。

(記者):

他に予算化しないといけないトピックというか、設計はあるんですけれども、その入り口としてやらないといけない対策は他にもあるんでしょうか。

(市長):

今回線状降水帯の関係で、和歌山市内でいくと亀の川になっています。亀の川本川は県管理河川になっているので、あんまり県のこと言えないんだけど、県がこれからまだ抜本的な改修っていう予算は、県の方で予算化を来年度以降もされていくことになると思います。我々は、それと合わせて内外水の対策っていうところをやっていきたいと思っています。

(記者):

ありがとうございます。それと保育士さんの関係の話なんですけれども、あくまで補助の対象になっているのは、保育士さんの補助をする補助員さんを雇う保育園に対しての補助になるかと思うんですけれども、4月からやってみてこの取り組みが離職防止につながっていると感じるのはどんな場面で、あとはどんなお声を聞いているからなんでしょうか。

(市長):

いろんな面でコロナ対応であったり給食の配膳であったりそうしたところを保育士資格の持っている方がやるとなると、保育士さんの過重労働にもつながってきます。元々その声は昨年から要望が強かった部分があって、保育士さん資格はないんだけど、補助員として活用できるような補助制度っていうことで要望されていました。それが今年度に入って、当初予算では入れたんですけども、やはりニーズがかなり高いっていうのはそれだけ効果が高いっていうことだと思っています。そうした中で離職防止にもつながっているし、保育体制自体、子供の見守りっていう意味では、いろんな目で見られる。そういったところの強化にもつながっている。そうした評価をいただいて、今回非常に強い要望があったということだと思っています。

(記者):

わかりました。ありがとうございます。当然現場から聞こえてくる声というのはこの補助金があるから保育士の離職防止にもつながっていますみたいな反響はあるということでよろしいでしょうか。

(市長):

昨年頂いた声もまさにそういう要望でした。

(記者):

ありがとうございます。それと待機児童の関係なんですけれども、4月1日時点で県内で待機児童がいるのは和歌山市だけという形にはなっていますけれども、この待機児童対策で市長が考えられていらっしゃるようなことありましたらお伺いします。

(市長):

待機児童対策については私も就任以来ずっと進めてきました。まず収容数を増やそうっていう形で認定こども園化しました。幼稚園の部分を、例えばこども園化して保育も教育も受けられるような認定こども園化っていうのを随分進めてきて、民間の施設も認定こども園化へ向かったのが10校を超えます。公立も本町と芦原に2校こども園を設置しました。そうした中で収容数は十分足りるだけの量は確保できました。ただ保育士さん不足でクラスを0歳児1歳児のところを開けないっていうところもあったりして、保育士さん不足っていうところが待機児童に主につながっています。それともう1つ偏在があって、こっちのこども園の方がいいよとか、なかなか地域偏在があって、その2つの要因で待機児童が全体的には出ているんですけども、まずは保育士さんの確保というところを急いでいますし、信愛大学が今年度輩出してくれました卒業生がこれからどんどん入ってきてくれる。そうした中で保育士不足の解消に繋がっていければと思っています。また地域偏在についてはできるだけ人気を平等にしたいなと思っていて、その課題が何かっていうところを色々検討していて、公立の保育所も含めて、地域偏在がない形をできるだけ持っていきたいと思っています。

発表項目以外について

(記者)

補正予算で和歌山市に移住してきた人の数が増えたので、1300万積んで新たにしようとしているということで、出ていく人に今プレゼントしているんだけども、その反面入ってくる人もいると言うんですけど、市長の実感、効果というかその受け止め方はどんな感じですか。

(市長):

今回の補正予算は県外から和歌山市内に入ってくれる方に支援させていただこうという形で、それが予想外に増えたっていうとこがあって、補正予算を組ませていただくんですけど、数字的には全部把握できていないと思っています。フェアとかに参加してくれた人をカウントしていて、その人らが支援の申請をしてくれたら支援させていただきますってやっているんですけど、全数把握がなかなか単なる転勤の方とか、そういう方はできるだけ除いている形なんですけども本当の移住者の実数っていうのは、結びついてないんだろうなと思っていて、ただ移住フェアへ参加していただく方が増えてきているっていうのは非常にありがたい話で、和歌山市はもっともっとPRしていかなきゃいけないし、さらにこの人数では到底社会増まで持っていけないだろうなと思いますので、もっとこの人口政策移住政策というところを力入れていかなきゃいけないと思っています。

(記者)

水道の関係でお伺いしたいんですけれども、今回新浄水場の建設を巡っては工水の施設を一部活用するということに、今市の中ではなっているかと思います。当初はおそらく最初複線化を先に進めて、少し新浄水場の建設に時間がかかるのでその間のリダンダンシーとして複線化っていう選択を取っていて、その後新浄水場を建てて、さらに強化をするんだという形だったと思います。工水を利用すると複線化と新浄水場の建設の完了が同時期になるんですけれども、それでもなおその両方が必要だということについて市長はどのように考えてらっしゃるかというのを伺ってもよろしいでしょうか。

(市長):

その考えは全然変わっていません。まず複線化は急ぐと思っていて、緊急的に事業を実施していきたいってことで国へも要望させていただいて、国の補助金がついてきました。もう事業着手を今年度からやっています。複線化自体はまずできるだけ急いで、水管橋にもしものことがあった時には地下で通すというところは緊急度が高いので、やっています。浄水場については、浄水場もできるだけ急ぎたいんだけど、当初言っていた土地を探してというふうにすると、非常に時間がかかるっていうのがあって、私の方から指示したんだけど、100%の人口をカバーしなきゃいけないかっていうところを指摘させていただいて、そうした中で色々工夫すると工水の沈砂池等を活用できるということがあって、企業局の方で工水をうまく活用すればいけるんだということがあったので、じゃあできるだけ浄水場の新設も急ごうということで、急いでいます。もう1つ浄水場の新設を急ぐっていうことは今後の和歌山市の水がまだまだ水利権上は余っている部分があるので、今後の企業誘致にも活用できるからしっかりといろんな新産業の誘致のためにも水を使っていこうということで、そうした浄水場計画っていうところは早ければ早いに越したことがないかなと思っています。

(記者)

わかりました。市長の考えの中では当初から考えは変わらないということなんだと思うんですけれども、今の見積もり自体で言うと新浄水場と複線化の工事の完了が時期としては令和11年で、一緒の時期になっていたかと思います。それでも新浄水場だけではいけない複線化もやらなきゃいけない理由についてはどういうふうに考えてらっしゃるんですか。

(市長):

11年ではなく、令和20年度じゃなかったかな。すぐ今確認してその返事はしますけど同時とは全く私は認識してないし、そんなことないと思います。

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