市長記者会見 令和6年1月26日

 

ページ番号1056069  更新日 令和4年8月4日 印刷 

1月市長定例記者会見
【令和6年1月26日(金曜日)10時00分~】

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市長発表事項

発表項目

2月14日から自動運転バス実証運行を実施します

 おはようございます。1月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日発表項目4項目ございます。順次モニターの方で説明させていただきます。まず1点目でございます。2月14日から5日間、自動運転バスの実証運行を開始します。和歌山市の目抜き通りであるけやき大通りでJR和歌山駅から和歌山城まで実証実験するということで、非常に交通量も多いところなんですけども側道をうまく使って実施したいと思っています。目的の1つは、バスの運転手不足で、全国的にも問題になっていますけど、和歌山市でも運転手不足っていうのは非常に問題になっています。まずは、こうしたことに備えるということ、もう1つは観光としても、和歌山駅から和歌山城は非常に魅力的な場所でもあるし、距離的にも約2kmになります。そうした中でできるだけ多くの観光客の方にも将来乗っていただいて、あるいは歩いていただいて、途中からも乗っていただける。そういう将来的な観光の要素も含んで、今回実証実験させていただきます。JR和歌山駅から和歌山城まで、途中で停まるところが1箇所ございます。期間は5日間ですけど1日あたり9便程度で10時から21時台。夜間については16日と17日のみになっています。お手元の方に時刻表を入れていますけども21時台にも1便走らせることになっています。昼と夜間の状況を把握したいということもあり、夜間も運行したいと思っています。今イルミネーションもやっていますので、そうした観光的にも使ってもらえればと思います。1月29日から予約受付になっています。乗車料金等は無料になっていますので、ご希望の方は予約していただいて試乗していただければと思います。自動運転としてはレベル2での実験になります。運転手が運転席に搭乗し、ブレーキ、ハンドル等を、場合によっては運転支援するということになっています。今後、来年度の実証実験も含めて、令和7年度の大阪関西万博の時はレベル4を目指していきたいと思います。

~脱炭素社会の実現を目指して~「和歌山市におけるEV充電インフラの普及促進等に関する協定」を締結します

 次2点目でございます。脱炭素に向けて今年度EVの補助金も設定させていただいたんですけど、非常に人気が高く、EV車の普及をさらに促進したいという思いで、公共施設にEVの充電インフラを設置するための民間の方との協定を行います。1つはEV充電する場所を増やし、EV車を普及させたい。もう1つは災害では、燃料不足であったりエネルギー不足っていうことになります。そうしたことにも対応して災害等における地域のレジリエンスの強化ということで、いろんな目的を含んでいるんですけども、そうした大きく2つの目的でやっていきたいと思っています。協定をこの3者とやることになっていまして1月30日という形になります。

「TGC 和歌山2024」来場者も、チケットをお持ちでない方もみんなで盛り上がろう!!

 TGC和歌山2024ですけども、会場内も非常に人気があるんですけど合わせて、当日は会場外でも多くの方にこのTGC和歌山を楽しんでいただければという思いで、会場外でもチケットを持っていない方も楽しめるような和歌山市のPRブースを設けています。バックヤードでモデルさんが試食されるケータリングを外でも販売されることになっています。それとプレゼントの交換、グッズ販売等、またビッグホエールの入り口付近では県の食材を活用したフードフェスも開催されることになっています。そして合わせて同じくパブリックビューイングはわかちか広場、それとみその商店街ではTGCのナイトマルシェっていうことで夜の8時まで開催することになっています。

【HYDE 氏監修】「HYDE Memorial Gallery」をリニューアルします

 最後4点目になります。HYDEさんに監修していただいたHYDE Memorial Galleryが和歌山城ホール3階に設置してあるんですけども、リニューアルされます。HYDEさんが監修してできるだけ新しいイメージで設置したいという思いで、新たに監修します。HYDEさんの誕生日が1月29日ですので、それもちなんで2月1日に新たにリニューアルをすることになります。

発表項目は以上でございます。

よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

自動運転バスの実証運行についてですけど、今、市長来年の万博に向けて7年度には、レベル4を目指すというふうにおっしゃいましたけども、今回の短期間の実証運行がレベル2でして、レベル4を7年度に、目指すとなると、どういうスケジュール、どういう段階を踏んでいくのかその辺をもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。

(市長):

今回5年度は5日間だけで、1つはセンサー等がどこまで機能するか、あるいはデジタルマップがうまく機能しているか、そうしたところは5年度確認させていただきます。それで6年度の予算は今現在検討中なんですけども、6年度についてはもう少し期間を長くして、いろんな交通状態を把握していきたいと思っています。それで5年度6年度を経て、7年度はレベル4を目指したいんですけども、そうした実績を基にして、デジタルマップの精度も高くなってきますし、いろんな課題がその間で生じてくると思いますので、そうしたいろんな状態を踏まえて、側道での往復で、レベル4をJR和歌山駅から和歌山城まで目指せたらと思っています。こういう中心部での試験というのは全国的にも珍しい形になりますので、中心部での実証というところは、和歌山市でしっかりやっていきたいと思っています。

(記者):

EVの協定の件なんですけれども、具体的に例えば、EVの充電設備を何ヶ所ぐらいに設置するだとか、そういった規模感みたいなことが決まっていたら教えてください。

(市長):

協定してから実際の予算等については民間の方で6年度に確保することになっています。そうした中で箇所数等は決めていきたいと思うんですけども、和歌山市としても可能なところっていうのは、スポーツ施設であるとか、あとコミュニティセンターが市内にあるんですけども、そうしたコミュニティセンターの駐車場なんかも活用できればということで、今のところ箇所数についてはどの程度にするかっていうところは決めてないんですけども、10ヶ所ぐらい確保できればと思っています。

発表項目以外について

(記者):

能登の地震からもう1か月になろうとしておりますけれども、和歌山市でいろんな情報提供をもらっていて、いろんな取り組みをされているのは承知をしているところですけれども、1つに、避難所の問題を指摘する研究者だとか実際行った人の意見が結構出ています。被災者がビニールハウスの中で生活している人だとか、あるいは老老介護の人が大変だとか、寝たきりの人が余計悪くならないだろうかという不安だとか、ヘルパーさんがいないだとか、地形的に非常に行きにくいところだということは了承しているのですが、和歌山市もああいったことを仄聞したときに、次に向けて今市長がこんなことを取り組んだらいいのではないかというような漠然とした思いでもいいので、今後に向けてのこと、それから能登の震災についての今後の支援のあり方などをお話いただければと思います。

(市長):

まず避難所ですけども、被災された方が住むところは絶対必要になってきます。そんな意味で和歌山市には100ヶ所を超える避難所は設置させていただいています。ただその環境がどうかっていうと、今の能登の状況等を考えると、特に寒さというところもあり、避難所の居住性っていうのが非常に重要なんだと思います。特に災害関連死等も考えると、避難者の環境状態というのは非常に大事だし、あと環境とあわせて健康管理っていうところがかなり重要になってくるのではないかと思っています。そうした中で、今後我々が今まで想定していた以上に、避難所の環境というところを充実していかなくてはいけないし、場合によっては今回もそうなんですけど、ホテル等を借りるっていう形がそうした方のインタビューを聞いていても、ホテルで非常に安心したっていう方も多いし、居住性が良くなったっていう方もおられるので、そうしたいろんな避難所の設定というところを考えていかなくてはいけないと思います。和歌山市では、大規模災害時はそうした避難所とあわせて、仮設住宅をいかに早く建設できるかっていうことで高台等の確保っていうのを今民間さんにもお願いして確保を進めています。昨年はスカイタウンつつじが丘で、一条工務店さんがそういったスペースを確保してくれました。それと合わせて民間さんのそうしたスペース確保とあわせて、和歌山市でいうと高台にできるだけスポーツ施設等、或いは広場等を作って、それを確保して、それを仮設住宅にできるような、津波等を考えると、そうした高台等への仮設住宅のスペースの確保を急ぎたいと思っています。昨年は事前復興計画を策定しましたので、そうしたことに基づいて、避難所のあり方っていうところはしっかりやっていきたいと思います。全体をとらえると、まず能登半島地震では最初のところっていうのは非常に困難をきわめたと思っています。特に和歌山市からも緊急消防援助隊が行ったんですけども、なかなか目的地に到達できない。それはやはり道路の事情等があって、到達できなかったので、非常に悔しい思いもしていました。そんな中でできるだけ早期にまずは救急救援にはいれる、そして次に避難所をしっかり確保して、生活再建、或いは日常を取り戻す、またなりわいを取り戻す。そうしたところをしっかりこれから事前復興計画の中でも、その点の準備というのを進めていきたいと思っています。

(記者):

市長が再三おっしゃっているところの耐震の問題なんですけども、今回もかなり津波も大きかったんだけども、倒壊だとか火災によって多くの方が亡くなったり、家がつぶれている状況があります。耐震の今後のあり方だとか和歌山市での今後の進め方とかPRのあり方みたいなところでお話があれば教えてください。

(市長):

耐震についてはこの部分は全戸訪問等もさせていただきながら進めております。特に今回昭和56年以前の建物について、非常に倒壊が多かったということと、もう1つは昭和56年以降・平成12年までの新耐震基準の家屋においても倒壊があったように聞いています。和歌山市では今まで昭和56年以前を中心に耐震化を進めてきたんですけども、新耐震基準の住宅・平成12年以前の建物の耐震化っていうところも急ぎたいと思っています。そういう意味では今後しっかり呼びかけていくのと、空き家に対しても、今後住まわれる予定のある空き家については、耐震補助等を出させていただけるので、まず診断して、そして耐震化していただく。そうしたことも大事じゃないかなと思っていて、今後空き家等も含めて耐震化っていうところを平成12年以前の建物についても、より進めていきたいと思っています。

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