市長記者会見 令和6年3月28日

 

ページ番号1057650  更新日 令和4年8月4日 印刷 

3月市長定例記者会見
【令和6年3月28日(木曜日)10時00分~】

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市長発表事項

発表項目

皆様からの温かいご支援ありがとうございます 令和6年能登半島地震災害にかかる義援金を届けます

 おはようございます。今年度最後の定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目4項目ございます。順番に説明させていただきます。最初に能登半島地震で多くの市民の皆様から義援金をいただきました。市民の皆様の本当に温かいご支援に感謝申し上げます。それと今回特に小学生が非常に多くの活動をしてくれて、小学生、中学生、高校生、あらゆる世代に渡って多くの支援をいただけたっていうことは感謝申し上げたいと思います。4月5日に温かい子供たちの気持ちをはじめ、多くの市民の皆様の気持ちをしっかりと能登半島の被災された皆様に届けさせていただきたいと思います。金額としては、3月26日時点で1300万円を超えました。支所・連絡所42か所、それとコミュニティセンターの7箇所については年度末で終わらせていただきますけど、今後また4月以降も随時義援金については受付させていただきます。本当にありがとうございました。

待機児童解消に向けた取組を推進 4月からの若竹学級での待機児童「ゼロ」

 和歌山市では学童保育を若竹学級と言っているんですけども、若竹学級については非常に多くの待機児童が出ていました。資料を見ていただくと、令和5年度は191人で200人近い待機児童が出ていていました。働かれている家庭等で子供さんを小学校が終わった時点で受け入れてくれるところは若竹学級がメインですけども、そうした中で待機児童が出ているっていうのは非常に大きな問題でした。今回、方法としては今まで特別教室で放課後に使っていなかったような特別教室の空調整備等がもう全て完了しましたので、その特別教室をシェアするという形で指導員も増員させていただいて、令和6年度は待機児童ゼロとなりました。これから働きながら子供さんを1人で放っておくっていうところがないように、待機児童の解消にさらに務めていきます。この方法でいくと今後もゼロでいけるんじゃないかなと思っています。

令和6年度 和歌山市防災ラジオ貸与事業について

 和歌山市防災ラジオの貸与事業です。今年度から貸与条件を緩和しました。今まで65歳以上の方の家庭のみとか、避難に支援を要する方の家庭、スマートフォンを持っていないっていうところを対象にさせていただいたんですけども、今回スマートフォンを所有している家庭の方、また防災行政無線の放送を聞き取ることができるエリア、この2つの条件を今回取り除きました。これによって非常に多くの世帯が対応できることになります。対象としては6万9000世帯が新たな対象になってきます。そうした中で今年はまず1,000台を対応させていただく予定になっています。

―高齢者に対する外出支援―「貴志川線70おでかけ回数券」を販売します

 貴志川線の70お出かけ回数券は、予算の時にも説明させていただいたんですけど、具体的な内容が決まりました。4月から年間4期に分けて、4月から6月分は4月15日から21日まで販売させていただきます。1つの期間にはそれぞれ1冊、年間で4回ありますので、4冊40回分まで購入いただけることになります。それぞれ無人駅からも乗っていただいたら貴志川線の和歌山駅で券を買えるということになっていますので、是非ご利用いただければと思います。反対方向の貴志川方面も行けますので、いろんなとこへお出かけしやすくなります。健康増進のための外出であるとか買い物、医療そうしたことに使っていただければと思います。マイナンバーカードや保険証、高齢者の優待券等、ご本人の年齢確認等できるものを提示し、アンケ―ト付の購入申込書を記入していただくことで購入できることになっています。

 

発表項目は以上でございます。

よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

義援金の関係をお伺いできればと思います。小学生とか、地域の皆さんがご協力してくださったということで、市長は市民の皆さんの姿勢、どんなところに関心を持たれたと考えてらっしゃいますか。

(市長):

今回、3か月っていう期間だったんですけど、非常に幅広い方が支援したいっていうことで、それぞれの支所・連絡所にある募金箱へ寄付いただいたり、また特徴的に感じたのは、小学生が路上で義援金を募ったり、それぞれの家庭、地域も協力して小学生とともに義援金を集められたっていうところが、今回非常に大きな特徴であると思います。そうした市民の活動というのは今後、大きな助け合い、支え合いっていうところへ広がっていくのではないかなと感じています。子供たちがそうした活動に興味を持っていただいて、本当に温かい気持ちで支援したいっていうところをやっていただけるっていうのは、非常に大きな今後の財産になったと思います。

(記者):

市長室での寄贈式も何回かされてきたと思うんですけれども、寄付をされる団体さんとか、あとは子供たちからは、どんな言葉をもらうことが多かったでしょうか。

(市長):

心から心配されていて、何とか支援したいっていうのを連日報道等でも、子供たちも見るし、そうしたところがしっかり伝わってきたんじゃないかなと。募金箱もいろんな形で工夫されていたり、義援金の集め方もそれぞれが工夫されていて、一生懸命集められているっていう気持ちが痛いほど伝わってきました。

(記者):

この集まった義援金を届けられるということですけれども、石川の方にどういうふうに活用されていただきたいかというのと、市としてはまだ職員さんの派遣とかで支援続いているかと思いますけれども、今後も市としてはどのような支援を続けていきたいかという意気込みを教えていただけますでしょうか。

(市長):

まず配分については石川県の方で日本赤十字社を通じて、それぞれ配分されることになります。我々はぜひ早く生活再建ができればという思いで、支援させていただいています。1日も早い生活再建、或いはなりわいの再建等、復旧復興に向けて1日も早い実現っていうところを祈念しております。それと和歌山市から職員派遣を今までもずっとやってきています。特に水道関係であるとか初期の段階は、消防であるとか、保健師さん等、避難所にかかるところが多かったんですけど、今復旧に向けて、今後長期的な派遣っていうところも視野に入れているんですけど、まず4月も引き続きやっていくことになっています。来年度、4月以降についても、引き続き復旧、特に復興関係に向けてやっていきたいと思います。

(記者):

貴志川線のおでかけ回数券なんですけれども、販売場所を見ますと貴志駅でも販売するってことは、紀の川市だと思うんですけども、和歌山市民の方に限って販売されるんですか。

(市長):

これは和歌山市と紀の川市共同の事業になっています。それぞれの市民の方は今回70歳以上の方については、それぞれ販売させていただくことになっています。

(記者):

紀の川市の方にも販売されるってことなんですね。紀の川沿線とかで。

(市長):

共同事業でやることになっていますので、紀の川市民の方も和歌山駅まで乗られる場合は100円。40回っていうところは全く一緒です。

(記者):

若竹学級について教えていただきたいんですけれども、令和5年度に191人いた待機児童がゼロになるっていうのが驚きなんですけれども、タイムシェアと指導員の増員っていうのが、おそらくその対策で功を奏した部分だと思います。これまでどういう課題があって、この2つの工夫でどういう課題が乗り越えられたかっていうのを教えていただけますでしょうか。

(市長):

学童保育、若竹学級については、低学年優先でさせていただいています。特に低学年の方が家に帰っても誰もいない状態をなくそうということで、低学年の方を優先させていただいていましたが、最近は高学年の方も学童保育、若竹学級に入りたいっていう方が多く、昨年度までは191人と非常に多くの人数になっていました。そうしたところを何とか解消したいっていう思いがありました。ただ人数というのは年度でそれぞれの学校で変動します。それに対応するためにタイムシェアという考え方が非常にいいのではないかということで、特に特別教室は空調等の整備が終わっていますので、あとは指導員を今回予算として増額をさせていただきました。そんな中で高学年の方も全く待機なしで受けられることになりました。これは全部希望とっての確定数値になります。

(記者):

指導員さんの増員っていう部分なんですけれども、場所の確保っていうのはこのタイムシェアで比較的解消されたのかなと思うんですが、なかなか人手不足っていうのはすぐに解消するの難しいかなと思うんですが工夫された点とかあるんでしょうか。

(市長):

今民間の方の教育機関に委託させていただいているんですけど、その会社も普段から人材募集もされていますし、それ以外にも抱えられてる人材というのもおられるので、今回スムーズに、その指導員の増員というところは確保できたということでございます。

(記者):

待機児童の解消というのは、子育てのしやすさとかにも繋がってくるかなと思うんですけれども、これから市として、子育て環境の整備というところを引き続きやっていくというところで意気込み聞かせていただければと思います。

(市長):

子育て支援っていう形では、今まで経済的な支援、それと働きながらも子育てをできるっていうところを両立させるということで、いろいろやってきました。経済的支援については子ども医療費の無償化はもう18歳年度まで給食費の無償化等も、この4月から恒久化させていただいたり、経済的な支援っていうところは随分充実させてきたと思っています。一方で働きながら子育てができるっていうところは、今回一番大きな問題になっていた学童保育の待機児童は解消できたんですけど、まだ保育園とこども園等への待機児童っていうところは、まだ結果が出てないんですけども、どうもちょっとまだゼロにまでいかないような状況だと思います。そうしたところも含めて、働きながら、子育てができる環境づくりっていうところは、これからもさらに進めていきたいと思います。

発表項目以外について

(記者):

和歌山バスさんから先日9月末で運行をやめると言っていた路線の廃止は一旦やめるというような発表がありました。市と何かやりとりがあったのかっていう部分と、それからそれに対しての市長の受けとめをお伺いできればと思います。

(市長):

和歌山バスの3路線については、赤字が拡大しているということと、運転士不足の2つを挙げられていました。そんな中で廃止するという動きがあったんですけど、その後も市と協議をしてきました。地域の方の協力もいただけるということで、一部減便になったり時刻変更があるんですけど、そうした地域の方の協力とあわせて、市の補助金等も予算化させていただきました。そういった中で今回、10月からの廃止っていうところは見送っています。ただ今後、これをどういう形で恒久化していくか、或いはどんな手段があるかっていうところを秋頃までには、しっかり持続できるような形で検討していきたいと思っています。

(記者):

まだ和歌山バスさんはじめ、公共交通機関というのは厳しい状況に置かれているかと思うんですけれども、行政的な支援とそれから市民の協力それぞれどんなところが大切だとお考えでしょうか。

(市長):

まず市民の皆さんにはできるだけ公共交通機関に乗っていただきたいと思っています。ただそれぞれ公共交通機関に乗ろうとすると乗り継ぎであったり、バス停、或いは鉄道の駅が近くにないとかいろんな形で、なかなか公共交通機関を利用できにくい状況だと思っています。行政や公共交通事業者では、そうした協議会を作っています。バス事業者、鉄道事業者、或いはタクシーの事業者等、様々な事業者が入って、地域公共交通の持続的な発展のための協議会っていうのを作っているんですけど、そんな中で、今後まず1つは持続できるようにしよう。そのためには乗りやすい環境を作っていかなくてはいけないので、駅までであるとか駅から降りた後、目的地までスムーズにいけるようなネットワークっていうのが大事だと思います。採算性の面では、ネットワーク全体について、黒字の路線もあるし、当然赤字の路線も出てくるので、そうしたところはネットワーク全体で考えていかなくてはいけないし、自動運転についても、今後運転手不足であるとか、効率化のためには自動運転を入れられるところは、積極的に入れていきたいと思っています。今年度実証運行を行ったルートは、非常にバスの乗車人員も多いところで、それに合わせてバス頻度っていうのが高くなっているんですけど、そうした利用者が多い区間の混雑緩和などを、例えば自動運転で補えないかとか、そうしたことも検討しながら、全体的なネットワークの強化に努めていきたいと思います。

(記者):

小林製薬の紅麹が全国的に問題になっています。県からのリリース発表がありまして、本日から本格的に各保健所、和歌山市でいうと和歌山市の市の保健所が相談体制をとられるかと思うんですけれども、市民の方にメッセージがあれば、一言いただけますでしょうか。

(市長):

紅麴については今のところ和歌山市の保健所には相談等入っていない状況です。本日相談窓口を和歌山市保健所生活保健課に設置しています。ホームページ等で間もなく載せることになっているんですけども、ぜひ心配な方は必ず相談していただければと思います。それと健康被害等にあわれている方は医療機関への受診はぜひお願いしたいし、今はまだ大阪市からも回収は3製品になっているんですけども、まだ今後広がる可能性っていうのは十分あるので、それぞれ気をつけていただいた方がいいのではないかなと思っています。今後、まずは行政機関にぜひ相談していただければと思いますので、市民の皆様にはよろしくお願い申し上げます。

(記者):

何か市民の方が相談する際に準備しておいたほうがいいこととか、担当される相談員の方にですね、伝えておくべきこととかありましたら教えてください。

(市長):

どういう悩みに悩まれているか、或いは健康被害が出ているか、或いはどんな種類のサプリメントかっていうところは教えていただければと思います。和歌山市の保健所としては市内の食品の業者さんに対しても、今後注意喚起っていうのをやっていく予定ですけども、さらに回収品目が増える可能性がありますので、その点は保健所に相談されるときは、そうした製品名等を教えていただければと思います。

(記者):

桜の季節になって前回の記者会見でも、和歌山城の桜についてPRをされておりましたけど、今年はどんな状況なのか、もう間もなく咲くと思うんですけど、いかがですか。

(市長):

和歌山城に限ると年々咲きがよくなってきています。いろんな造園業者さん等のご支援もあって、剪定等がうまくいっているので、年々綺麗になっています。また新たな植樹もされていますので、ぜひ和歌山城の桜も楽しんでいただきたいし、市内にはもう桜が綺麗なところたくさんあります。紀三井寺もそうだし、またいろんなお寺のところも非常に綺麗だし、ぜひこの機会に健康活動も兼ねて、いろんなとこへお出かけいただければと思いますので、よろしくお願いします。

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