市長記者会見 令和6年3月15日

 

ページ番号1056537  更新日 令和4年8月4日 印刷 

3月市長定例記者会見
【令和6年3月15日(金曜日)9時00分~】

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市長発表事項

発表項目

【令和5年 火災統計】出火原因最多は「電気機器」リチウムイオン電池等の充電式蓄電池からの出火が増加しています

 おはようございます。3月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日議会中につき、9時スタートということで、この早い時間帯に申し訳ありません。本日の発表項目5項目ございます。順番に説明させていただきます。まず歴年ですけど、昨年の12月までの1年間の火災統計がでました。非常に特徴的なのが、統計を取り出してから73年になるんですけど、初めて電気機器の出火原因っていうのが和歌山市では1位になりました。その電気機器の中でもリチウム電池が大半を占めるということで、リチウム電池等の出火が和歌山市では1年間で最大となりました。ちょうどそういう時期に来ているのかもわからないんですけども、メーカー指定の充電器、バッテリーを使用しましょうとか、ちょっとでも異常があれば使用するのはやめましょう、また使用時間が短くなったり、熱くなるような場合、是非リチウム電池は取り替えていただいた方がいいと思います。過去なんですけども、昭和25年に統計が取られているんですけど、当時は煙突からの火災発生っていうのが多かったんですけど、平成元年ではやっぱり時代の反映で、全国的にはこんろ、和歌山市では放火。令和元年では、たばこが出火原因が多くなっています。令和5年がそういう電気機器が和歌山市では1位。全国の統計は令和5年分がまだ出ていないんですけども、全国のこの10カ年を見ても電気機器の出火原因っていうのが10カ年で4割ぐらい増加しています。電気機器、特にリチウム電池での火災っていうのが発生していますので、是非市民の皆様に、マスコミの皆さんから呼びかけていただければと思いますので、よろしくお願いします。

ウクライナ避難民への支援金の贈呈について

 ウクライナのロシアからの侵略が始まってもう2年以上になります。和歌山市には身元引受人のないアレヴィックさんという方が現在、市営住宅に入居していただいています。あと、ボブネンコさんという方がもう1人市内におられ、和歌山グローバルビジネスカレッジの方で身元引受けをやっていただいています。そこには、もともと2名がおられたんですけど、1名帰られて今はボブネンコさんのみがおられます。アレヴィックさんは2年前、令和4年の7月27日に和歌山市で受け入れさせていただいて、もう2年近くになるんですけど、ウクライナのために頑張りたいっていうことでこの4月に帰国されるのが決定しました。そうしたこともあり、今回ふるさと納税でこの1年間、市民の方を初め、多くの方から寄付金をいただいて、その一部を活用してお2人に支援金として差し上げたいと思っています。贈呈式は、3月22日に行います。贈呈式にはそれぞれお2人と、アレヴィックさんのお世話をいただいているウクライナ人のオリガさんにも同席していただくことになっています。

いつものお買い物がお得に!欲しかった商品をお得に購入するチャンス!和歌山市プレミアム付商品券~わかやまペイ~募集中

 和歌山市のプレミアム付商品券が今週の日曜日が一次募集の期限になります。是非、物価高騰の中でなかなか普段は値段が下がらないもので、ガソリンであるとか、タクシーであるとか、お酒だとかそういったものに30%のプレミアムがつきますので、是非これを活用していただければと思います。一次受付がこの日曜日までですので、宣伝していただけたらと思います。それとやっぱりスマートフォンを使いきれない方、特に高齢の方で分かりにくいって方もおられますので、1つは市内の7箇所のコミュニティセンターでサポートをやっています。土日もやります。今日は支所・連絡所でも42箇所でやっているんですけど、明日土日っていうことで明日からはこのコミュニティセンター7箇所でもサポートをやっています。商業施設の3箇所もサポートデスクを設けていますので、是非物価高騰でお困りの方は購入していただければと思います。申し込み期間は先ほど申し上げたこの日曜日まで、1人4口で、4口買えば6000円のプレミアムがつきます。一次募集は30万口っていうことですけど、もし一次で終わらなければ2次3次っていうのをやっていきたいと思っています。3月30日から8月31日まで利用ができますので、是非この一次募集の間で応募していただければ、今だったらほぼ確実にまだ買ってもらえると思います。購入とかチャージに関するサポートデスクも3月30日から設けることになっていますので、またそれはご利用の時にサポートデスクに行っていただければと思います。それと参加店の募集もまだやっています。これは7月末まで参加店募集をやっていますので、随時利用できる店舗を増やしていければと思いますので是非いろんな生活の必需品あるいは普段の飲食だとかそういった面でもお使いいただければと思いますので、よろしくお願いします。

夜間中学の設置について 中高連携の市立夜間中学として令和7年4月の開校を目指します

 県内初で夜間中学を設置するんですけども、もう来年7年の4月から開校予定です。場所が和歌山市立和歌山高等学校に設置します。市高には定時制がございます。ビジネス情報、ビジネス実践という2つの学科が、夜間の定時制がありますので、中高連携の市立の夜間中学として7年4月にオープンさせたいと思っています。中高連携っていう形では同じ場所に、もちろん夜間の定時制の方と高校生と中学生が通うことになりますので、そうした連携であるとか、あとビジネスに向けてビジネス情報だとかビジネス実践のそうした教科も夜間中学の中に入れられればっていうことで、実用的な面もビジネス的な面もこの夜間中学の中で取り込めればっていう形で夜間中学としての高校との連携っていうのを開始させていただきたいと思います。今予算の方が議会にかかっていますので議会の了解が得られればスタートしていくことになります。

和歌山市花見スポット まもなく「和歌山市の桜」が開花します

 桜の開花予想が3月21日とちょっと変動はしているんですけども、市内ほぼ一斉に3月20日春分の日から桜まつりを開始させていただきたいと思います。和歌山城では3月20日から桜まつりっていう形でやります。今年も21日か22日かには桜開花すると思うんですけど、状況を見ながらなんですけど、桜まつり自体はもう3月20日から4月7日までやります。今年は新型コロナが2類から5類に変わっての初めての花見になります。もう今年は何の制限もなくやっていただけますので、普段の日常の花見っていうのが完全に戻ってきます。ただもちろんゴミとか一定のマナーは守っていただかなくてはいけないので、それは是非お願いします。いつも和歌山城内の駐車場がもう満杯状態になってしまいますので、是非和歌山市の北駐車場それと中央駐車場をご利用いただければと思います。お城の中の駐車場には無料制度はないんですけど、北と中央については1時間無料になっていますので、是非周辺の民間駐車場も含めて満杯の時は市営駐車場北と中央を活用していただければと思いますのでよろしくお願いします。船も始まりますし、西国第2番の札所の紀三井寺も3月20日から花見が始まります。夜間のライトアップは開花に合わせてですけど、夜間のライトアップも実施されますし、道の駅四季の郷公園もライトアップが実施されます。市内至るところ山も川も桜がありますので、是非この機会にコロナが5類になってからの花見を楽しんでいただければと思います。

発表項目は以上でございます。

よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

ウクライナの件でまずお伺いできればと思うんですけれど、前年は物というかプレゼントを送ったような形ですけれど、今回現金給付ということで、送られるウクライナ人の方からのご要望というのがあったんでしょうか。

(市長):

今回ご要望っていうよりも、例えばアレヴィックさんであれば、帰国される中で、そうした当面の費用にしていただければということもあって、物よりもお金の方がいいだろうということでこちらの方で判断させていただきました。もう2年近く和歌山市に住んでいただいて、身元引受人のないアレヴィックさんは和歌山大学でロシア語の関係の仕事もついていただきました。そうした中で、もう帰国されて祖国のために頑張られるっていうことですので、そうした支援に充てさせていただければと思います。

(記者):

ありがとうございます。ちょっと続けて夜間中学をお伺いしたいんですけれど、先ほど市長の方から中学校と高校の連携っていうお話あったと思うんですけれども、改めてちょっと市高に夜間中学を設置することのメリットをお伺いしてもよろしいでしょうか。

(市長):

和歌山市立高等学校には夜間の定時制があります。今ビジネス情報学科、それとビジネス実践学科っていうことで2つの学科があって、今年もそれぞれご希望をいただいているんですけども、そうした中で昼は働かれて、夜は仕事をされている方が高校の夜間定時制に通われています。今回夜間中学の場所をどこにしようかっていうときに、いろいろ考えたんですけど市高は六十谷駅からも近いし、通うのも便利であるということ。それともう1つはやっぱり高校の夜間定時制があって、そうした中ではいろんな連携ができるなっていうこともあります。もちろん教室の空きも、ちょっと整備はしないといけないので今予算あげているんですけど、そうした中では、連携っていうことも考えると、市高が一番いいのではないかと思っています。これから外国人の方を初め、学び直したい方、或いはもう社会人として活躍しているんだけど、さらにやっぱり中学校の義務教育を終えたいって方等々おられると思います。そうした中で、高校との連携教育っていうのは、やっぱりいろんな意味でプラスになる。選択制になるんだと思うんですけども、そうした中では連携教育っていうのが非常に有意義ではないかと思い、今回させていただきました。

(記者):

ありがとうございます。中学校と高校の連携っていう部分で、詳しくはこれから煮詰めていくような形だとは思うんですけれども、今想定されているのはどんな連携を深めて、通う生徒さんたちにとっては、過ごしやすい形にしたいなと思っていらっしゃいますでしょうか。

(市長):

まず教育面の連携教育っていうのもあるんですけど、できたら同じ空間で一緒に、中学生高校生、多分いろんな年齢の方が中学校に来られることになると思います。そうした交流っていうところも大事にできればと思っていて、様々な意味でこれから具体的な連携のあり方っていうところをやるんですけども、いろんな意味で意義があるんじゃないかなと思っています。

(記者):

わかりました。ありがとうございます。それと最後すいません。桜の関係でお伺いしたいんですけれども、5類移行後初というか久しぶりのシーズンを迎えるということで、コロナ前と同じではなくて少し新しくというか、今年ならではの取り組みっていうのはありますでしょうか。

(市長):

ほとんどもう5年前に戻す形になります。ただこれはもう当たり前の話で、コロナ前もそうだったんですけど、大声で騒いだりとか、一定のマナーを守っていただければと思います。そういったところはあるんですけども、もう令和元年のときの制限のない形へ戻ることになります。

(記者):

夜間中学の件ですけど、これは市民以外でもいいんでしょうか。例えば海南とか岩出とか。

(市長):

もともと県でやったらどうかっていうのをずっと言っていたんですけど、県だったら県内全体から来れるっていうことでやっていたんだけど、和歌山市の紀北の部分は和歌山市でやってくれって話があって、結局和歌山市でやることになりました。そういう意味では紀北全体をやっぱりカバーしていかなきゃいけないので、当然ですけど、南も含めて全域から受けていく必要があると思っています。

(記者):

本人の自発的な申し込みによって、入学が認められるようなものですか。

(市長):

もちろんそうです。もう年齢問わずだし、外国人の方も入っていただければと思います。ただ夜間中学ですので義務教育課程になります。義務教育の面はしっかり教育させていただくんですけども、ただちょっといろんな幅の広い形の夜間中学校での教育という形になりますので、普通の義務教育とはちょっと違う形になります。

(記者):

以前よそで聞いたんですけど、刑務所の受刑者に中学程度の学力をということで、市内の学校の先生の協力を求めているケースがあったんですけども、ここは受刑者とは当然関係はないのですけども、そういった学び直しというか、一度学校の世界から離れてもう一度という人たちに市としてのいろんな手を携えようというお考えはあるでしょうか。

(市長):

義務教育の面は、普通の中学校と同じで国、県のそうした財政的な支援っていうのはあるんですけども、あとそれ以外の部分で幅広くっていうところは、これからの話になるんですけど、6年度にしっかりとその辺どこまで広げるか、語学だとか、いろんな面が多分出てくると思いますので、そういったところはこれからどういった教育がいいか、それとどういったニーズがあるかっていうところは、調査して対応できたらと思います。

発表項目以外について

(記者):

報道されている自民党のダンスショーの関連でお伺いしたいと思います。昨年の自民党青年部の懇親会での余興が不適切だったというような報道が連日されていますけれども、その余興について市長がどのように考えていらっしゃるかということと、それから会場が和歌山市だったということで、少なからず和歌山市のイメージダウンに繋がっているかと思うんですが、そのあたりの受けとめまたは、自民党に対して改善を求めたいことがありましたら、教えていただければと思います。

(市長):

いろんなパーティーに出るんですけども、あんなことをやっているのかというのは本当にとんでもないことだと思います。それが特に和歌山市内で行われたことになっていて、これはもう本当に恥ずかしいことで、あってはならないことだと思いますので、今後そんなことがないように十分注意していただきたいと思います。

(記者):

ありがとうございます。市長としてはどういう部分が不適切だったとお考えでしょうか。

(市長):

今回報道でしか知らないんですけど、写真とか見させていただいても、到底今の時代では考えられないような話で、人と人との接触であるとか衣装の関係だとか、こんなの今時あっていいのか、昔だったらいいのかっていうのもあるんですけど、到底ちょっと考えられない時代錯誤的な話じゃないかなと思います。

(記者):

ありがとうございます。もう1点すいません。その件で主催者の方は、多様性が趣旨だったというような話をされていますけれども、その点、市長が考える、あと和歌山市が目指す多様性っていう部分とどう違うのかとか、今ちょっと誤認を先方がされているとか、その多様性っていう部分で、お感じになられる部分があったら教えていただけますか。

(市長):

多様性って言われていたので、どの部分が多様性なのかっていうのが、全く今の報道されている中ではわからないです。多様性っていうのは、今いろんな意味で多様性って使われていると思います。それぞれの人権を尊重する多様性であるとか、様々な社会の状況の多様性だとか、そうした多様性の中の1つの表現だったのかと思うんですけど、どこにその多様性があったのかというのがわからないので、もともと和歌山市でもこれから多様性のある、それぞれの人の生き方が尊重されるような多様性のある社会を求めているので、ちょっと今回の多様性は意味がわからない状態です。

(記者):

わかりました。市長としてもかなりちょっと腹が立つといいますか、ちょっと憤りを感じているような形なんでしょうか。

(市長):

和歌山市としては恥ずかしいと思いますね。和歌山市って出るので。あまり和歌山市って言わないで欲しいんだけど、その辺がもう本当に恥ずかしいなと思います。

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