市長記者会見 令和5年4月6日

 

ページ番号1049699  更新日 令和4年8月4日 印刷 

4月市長定例記者会見
【令和5年4月6日(木曜日)10時00分~】

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市長発表事項

発表項目

車両区分を変化させるモビリティ(二刀流バイクなど)について

 おはようございます。4月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目4項目ございます。まず1点目でございます。和歌山市が発祥のグラフィットなんですけど、道交法上の車両区分を変更できる、自転車と原動付きの切り替えのできるモビリティ、商品登録名で言うと二刀流バイクなどについて、駐輪場での駐車をどっちで扱うかということが全国的にも課題になっていました。統一してほしいということで、この二刀流バイクの発祥の地でもある和歌山市の方でまず公営駐車場の扱いを決めさせていただきました。駐輪場での扱いとしては自転車としての扱いをさせていただこうと思っています。原動付きじゃなくて自転車料金で入れることになります。今後これで全国の方も和歌山市の方で基準を示させていただきましたので、今後また参考にしていただければと思います。それと和歌山市の公用車としてこのハイブリッドバイクを購入していたんですけども、モビリティ・カテゴリー・チェンジャーをつけられました。それで今後公用車としてもモビリティ・カテゴリー・チェンジャーで自転車あるいは原動付きの自転車として走行させていただいて、その機能性を生かして様々な公用に使いたいと思っています。

令和5年度の国の地方創生臨時交付金を活用し、小学校給食費の1年間の無償化を実施します

 国の方から3月29日付で国の地方創生臨時交付金が交付の通知がありました。物価高騰対策という形で今回内示がありましたので、これを子育て世帯への物価高騰対策、特に給食費の1年間の無償化に使わせてもらいたいと思っています。4月から給食が始まりますので今回4月、5月、6月分については議会の内諾いただいた形で、他の物価高騰分を流用させていただいて、実施させていただきます。そして1年間分は正式には6月議会で議案として上程させていただいて正式に同意をいただくことになっていますが、先だって議会の方の内諾もいただいていますので、4月5月6月については流用で実施していって1年間の無償化を実施したいと思っています。

一緒に市のイベントを盛り上げてくれる市民・学生ボランティアを募ります

 以前も発表させていただいたんですけど、5月5日にディズニーリゾートの開園40周年記念でスペシャルパレードが和歌山市に来てくれます。こどもの日ということで子どもたちにも楽しんでもらえればと思うんですけども、こうしたイベントを通じて、できるだけ一般の方、あるいは学生の方に和歌山市の魅力を知ってもらいたい。そういう意味も兼ねて今まで職員が対応していた部分をできるだけこれからボランティアさんを募集して、実際に参加していただくことによって、和歌山市の魅力を知ってもらえるんじゃないかなと思って、通年やりたいと思っています。まず5月5日については4月19日までに登録していただく。1年間の登録になるんですけども1年間のうちどれに参加していただけるかというところは、毎回送らせていただきますので、まずはこの5月5日の部分については4月19日までにボランティア登録いただければ、人数の関係にもよるんですけれども、ボランティアさんとして参加していただいて、イベントの魅力を知っていただけるんじゃないかなと思っています。年間でこれ予定ですけど例えば和歌浦の花火が今年5月13日にあります。これもまた参加していただければと思うし、それぞれクルーズ船も今まで和歌山市に来たことのないような日本で入れる最大の船のMSCベリッシマが和歌山港に入ってきます。その歓迎イベント等ですね、身近でそういったクルーズ船も見られる、あるいは港まつりの花火大会、紀州おどり、様々なイベントにメニューとして選んでいただいて、それぞれ興味があるところはボランティアさんとして参加いただければということで、これからぜひ和歌山市を知ってもらう意味でも参加をお願いできればと思っています。年間はだいたいこの通りなんですけれども、今後の日程あるいはその内容についても変更する可能性はあるんですけども、それぞれその都度参加していただけますかということを聞かせていただくので1年間の登録をしていただければと思います。

和歌山市への移住の状況について

 最後になります。和歌山市への移住の状況です。和歌山市の中で移住定住戦略課を令和3年に設置してから移住者がずいぶん増えてまいりました。移住希望者調査では、全国で和歌山県全体が12位から8位に上昇して近畿圏で唯一トップ10入りしています。移住者数は、和歌山市が県内のシェア50%を占めています。移住定住戦略課を設置した令和3年から特に相談件数も増えて、さらに移住者も増えています。今後人口減少の中で、テレワーク等で転職なき移住等をぜひ進めたいと思っています。そうした中で、今後の人口減少あるいは少子高齢化等、こうした形で少しでも補っていければと考えています。移住支援策ということでJR西日本と和歌山市との共同でおためし暮らし事業というのを開始しますし、またおためし暮らしやワーケーション等に要した活動費を一人最大2万円まで支援させていただく、あるいは空き家を使っていただければ空き家改修ということで登録していただいている空き家バンクの物件の改修工事費を上限50万円まで補助させていただく制度も開始します。

発表項目は以上でございます。

よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

二刀流バイクの関係伺いたいんですけれどもこれまで市営駐輪場を利用する場合、この二刀流バイクを置きたいという方がいらっしゃった場合はどのような対応されてきたんでしょうか。

(市長):

発売が昨年12月予約開始、1月から順次出荷で、まだその事例が多分ないんだと思っています。問い合わせということはなかったんですけど、この会社の方へは全国からどうなるんだっていう問い合わせはあったみたいで、そういうのもあってできるだけ発祥の地である和歌山市でまず統一したいということで今回やらせていただきました。

(記者):

わかりました。ありがとうございます。この二刀流バイクの駐輪場の利用に関しては表明する自治体としては和歌山市が最初になるんですか。そのあたりわかる範囲で教えてください。

(市長):

会社からはそう聞いています。今のところモビリティを変えられる会社はグラフィットさんしかないのでそこから聞いているので和歌山が最初になります。

(記者):

ボランティアの件でお尋ねします。どの程度の役務を想定されていますか。

(市長):

今まで職員がやっていた部分を、例えばこのレベルだったら200人ぐらい職員を動員したんですけども、その中には例えばイベントが見れないとかそうした業務もあるわけなんです。ボランティアさんにはできるだけやっぱりイベントも参加してもらえるような、近くで見てもらえるような位置でと思っていて、例えば前面でロープ持っていただいたり、どっちかというと参加型のボランティアをお願いできればと思っているので、そんなたいそうなボランティア業務じゃない形で、楽しみながらボランティアをしてもらえるような形を考えています。清掃活動とか他のとこもそうですけども、そんなにハードな形じゃなくて、イベント自体を楽しんでもらいながらやれるようなボランティアさんです。

(記者):

このイベントかなり反響があって、近所の子供にもいつ来るんだって散々聞かれているんですけどもどうでしょう。これってこの前からいろんな準備続けられていると聞いているんですけども、どれぐらいの規模を想定されていますか。ボランティアさんで、高校生以上ぐらい想定されていますか。

(市長):

小学生中学生というわけにいかないので、多分高校生以上になると思います。最終的には登録していただいて希望していただく。あまり多ければその中から適任の方を選びたいと思っています。ただ今まで一般の方が多かったんですけど、できたら学生の方、和歌山市に住所がなくても和歌山の大学非常に最近増えてきていますので、そうした市外から通われる学生さんも参加していただければということで市民あるいは学生の方で参加していただきたいと思います。

(記者):

給食費のことで教えてください。中学生の方は全員給食と無償化は公約されていましたし、あと12月議会でしたか答弁されていると思うんですけれども、小学校については今回これで対応して去年の3学期も事実上の無償化。小学校の給食を今後どうしていくのかという考え方をちょっと改めて教えていただきたいなと思っています。

(市長):

小学校の給食費無償化については、多くの子育て世帯の方からも希望をいただいています。ただ財源がなかなか大変だということで、特に小学校については生徒数も多い中で、なかなかそれを恒久的に続けるのは非常に難しいというところがあって、今まで県と一緒になってやれればということで、その目処がついた段階で恒久的な給食費の無償化を検討していきますと議会でも答弁させていただいていました。ただ今回国の子育て支援がまとまる中で、一つは医療費の無償化について今までペナルティがかかっていたんです。市の財源でこども医療費を無償化すると、その分、医療費が増えてくるということで、ペナルティがかかっていたんです。それが今回の国の少子化対策の中でそれがどうも見直される可能性が出てきたということと、それと給食費の無償化についても課題を整理するというのが国の中でも出てきました。その点が若干国の動向も変わってきたのかなと思っています。今まで子育ての方は地方だけでやろうとすると大変だったんだけど、国の方もちょっと変わってきた中で、そうした医療費の無償化のペナルティ、国民健康保険等への調整交付金が減らされていたんですけど、そうしたところが多分なくなるんだろうなと思っています。給食費の無償化についても課題整理という中では、国の何らかの動きが出てくるかなというところもあって、今後の課題ではあるんですけども、国との関係も含めてちょっと前へ向いてきたのかなと思っているんですけど、いずれにしろこれは議会の中でもだいぶ議論していかなきゃいけないことだと思っています。今年度はまずこの3学期に続いて1年間の給食費無償化を物価高騰対策という形で国の臨時交付金を使ってやっていきたい。その中で動向を見ながら、できれば無償化に向けて進めていきたいなと思っています。

(記者):

ありがとうございます。お金の問題が一番大きいんでしょうけれども、財源の目処がたてば市長としては小学校の無償化もぜひやりたいというかお考えでよろしいでしょうか。

(市長):

その通りです。できるだけ子育ての経費を少なくしていくというのがやっぱり子育て支援の中での一つの経済的支援っていうのもありますので、その中では給食費の無償化っていうのは非常に希望も多い、私としてもやっていきたいとは思っています。

(記者):

こども家庭庁の長官が和歌山県でも勤務した方なんですけどそこら辺に対しての働きかけは考えていらっしゃいますか。

(市長):

長官に渡辺由美子さんがなられたので、私が県の職員時代に企画課長を渡辺さんがやられていたんで非常にありがたいなと思っています。ぜひ次の上京する機会には渡辺さんにお会いして、いろいろ地方の課題、こんなとこが課題なんですという地方の実情をしっかりと伝えさせていただければと思っています。そんな中で国の方も子育て支援それぞれの実情に応じた形でやっていただければと思っているので、今回渡辺さんが長官になられたというのは非常にありがたいことだと思います。

(記者):

同じく給食費の無償化で教えていただきたいんですが、この地方創生臨時交付金はコロナ関連で物価高騰対策に使えるかと思うんですけれど、その中でも子育て世帯の支援に特に重視したのはその理由をちょっと教えていただけますでしょうか。

(市長):

いろんな業種の方、いろんな方も影響を受けるんですけども、特に子育て世帯というのはやっぱり非常に物価高騰の影響を受けやすいということで今回子育て支援の部分を重視させていただきました。今後まだ金額も残っている部分もありますので、こうした中で次の議会の中ではその他の部分も含めて、物価高騰対策というところを決めていければと思っています。

(記者):

わかりました。ありがとうございます。ちょっと二刀流バイクに戻ってもよろしいでしょうか。市長が考える二刀流バイクの魅力っていうのを教えていただきたいんですけれどもお願いできますでしょうか。

(市長):

二刀流バイクの魅力というか今回原動機付自転車と例えば自転車モードとの切り替えによって、自転車モードであれば、歩道の中の自転車で分離された部分をゆっくり走れるということでいろんな機動性があると思います。それと自転車並みに道交法上の制限を受けないので、自転車としていろんなところに置いたりとかちょっと立ち寄ったりとかそういったとこも道交法上の制約を受けずにやれる。その辺が若い人、学生も増えてきているし、そうした中では非常にこれからモビリティというのが移動しやすくなるんじゃないかなと思っています。それが地域の活性化にもつながるし、また健康とか出かける機会も多くなって、自転車モードでも行けるし、ちょっと遠距離であれば原動機付自転車としての遠距離も行ける。その二刀流っていうのが非常に若い人をはじめ高齢者の方にも魅力があるんじゃないかなと思っていますので、今後ぜひ普及できればと思っています。

(記者):

わかりました。ありがとうございます。この駐輪場の値段なんですけれども、二刀流バイクあくまで原付ついているから原付の料金でっていうことも一つ選択肢だったと思うんですけれども自転車料金にした理由を改めて教えてください。

(市長):

モードとしては、どちらでやるかというのは警察庁の方も一応基準が出されていて、自転車モードであれば自転車としての扱いになりますということです。駐輪場も当然ですけど自転車としての駐輪であれば自転車として扱おうということを決めたので、自転車はそんなにバイクとも値段変わらないんだけど、そこを統一とれるって事が今回大きな意義じゃないかなと思っています。

(記者):

ありがとうございます。先ほど和歌山市がこの二刀流バイクの駐輪場値段をどうするかというのを決めた最初の事例になるかもしれないというお話だったと思うんですけれども、新しい今後の将来のモビリティになるかもしれないですが、市が駐輪場の値段を決めたことっていうのがどういう意味があるというか例えば普及に後押しになるだとかどういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。

(市長):

まちまちになるとややこしくなるので、やっぱり発祥の地である和歌山市が率先して決めたということが今後は広がっていけば、ある程度の統一感が取れてそんなに混乱もなくなる。それと合わせて、やっぱり自転車モードであれば自転車で止められるんだというところが今後の利用拡大にも使用拡大にもつながっていくし、そういう意味では発祥の地である和歌山市が率先して、そうした利用拡大にもなっていくというところを頑張っていきたいと思っています。

(記者):

またちょっと給食費に戻って、議会の市議会の理解を得られたというのはまず4月から6月までを他の予算で流用するということを後でこの交付金に戻しますよという理解を得られたということでしょうか。

(市長):

まず当初予算で物価高騰分として予算を持っています。1年間分の予算持っているので、その中で流用権限というのは市長にあるわけなんですけど、ただ今回給食費って1回やればやっぱり1年間ということになるので一応議会のご理解をいただく必要があると思って、ご理解をいただいています。その中で3か月分の流用についてはご理解いただいて、当然ですけど1年間についてもっていうところは、予算の中でちゃんと議会議決を次の6月議会で取りたいと思っています。

発表項目以外について

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