市長記者会見 令和5年5月25日

 

ページ番号1050616  更新日 令和4年8月4日 印刷 

5月市長定例記者会見
【令和5年5月25日(木曜日)10時00分~】

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市長発表事項

発表項目

ゴールデンウィークの観光客入込状況について 外国人観光客数はコロナ禍前より増加

 おはようございます。5月の定例記者会を始めさせていただきます。本日の発表項目6項目ございます。1項目から説明させていただきます。まず観光客の動向です。ゴールデンウィーク中の観光客の客数が整理できました。ゴールデンウィーク中はディズニーのパレード等があり、観光客がずいぶん戻ってきました。コロナ前の令和元年に比べてだいたい入込客あるいは宿泊客で8割ぐらいまで戻ってきました。特に顕著なのがインバウンドの宿泊客総数、1日平均ともコロナ禍前の令和元年を上回ることができました。ようやく観光客もこれからインバウンドを中心として、増加に転じていくと思っています。

~自然の中での暮らしと豊富なアクティビティ~スカイタウンつつじが丘 移住定住のまちづくり

 和歌山市では移住定住に力を入れています。そんな中で大阪に近いスカイタウンつつじが丘が加太の近くにあるんですけども、スカイタウンつつじが丘の新たな公園ができます。来年の12月には新たなゾーンとしてにぎわい・スポーツ公園ゾーンができます。それともう一つ整備しているのが、つつじが丘中央公園。これはリニューアルに向けて今現在やっています。新たにできるにぎわい・スポーツ公園ゾーンというのは子供たちが楽しめるような施設、ライド広場、自転車で起伏があったりあるいはインクルーシブ遊具がある大規模な広場ができたり、スケートボードパークができたり、ボルダリングができたり、子供から若い人、高齢者の方も楽しめる健康芝生広場だとか健康遊具も置いたような広場ができます。来年12月にはできますので、元々あるスカイタウンのテニス場とかのスポーツ広場あるいはソフトボール場等含めてスポーツであるとか子供たちと家族で楽しめるような新たな公園ができて、スカイタウンつつじが丘全体が、先日、一条工務店さんに一括売却して、売却が完了しました。それと合わせて、移住定住に向けての新たなゾーンとして整備されていきます。来年12月にはこのにぎわいゾーンができて、中央公園ゾーンのリニューアルは令和7年度の完成予定になります。

4年ぶりの開催「第71回 港まつり花火大会」協賛エリアへご招待!個人協賛金や企業協賛金、ふるさと納税制度を活用した寄付金などを募集します

 4年ぶりの港まつりの開催がようやくできることになりました。コロナ禍あるいは物流の変化、コンテナが不足するだとかいろんな港湾の状況があって、なかなか開催できなかったんですけども、今年4年ぶりに港まつりの花火大会が開催されます。今年個人協賛金、企業協賛金と合わせてふるさと納税を活用した寄付金を募集させていただきます。応募いただければ観覧席への招待とさせていただくことになりますので、ぜひふるさと納税も含めて協賛いただければありがたいし、また多くの方にこの港まつり花火大会を楽しんでいただければと思います。日程等については7月23日、雨の場合は7月26日へ順延させていただく予定になっています。

近畿初!日本発着最大級の大型クルーズ客船「MSCベリッシマ」が和歌山市にやってくる!

 日本に発着する最大級の船のベリッシマですけども、近畿で初めて和歌山港に入港します。最大級ということで19階建てのビル群があるような形で17万トン、乗客数が約4000人で乗員乗客合わせて約5500人の方が一度に入港される予定になっています。船の長さも315mということで通天閣103mですから通天閣の約3倍ですね。通天閣を横にしてもらう、あるいはあべのハルカスが300mなのであべのハルカスをちょうど横にしたような、東京タワーも同じぐらいですね。それぐらいの長さのある19階建てのビル群がずっとそびえるようなすごい船が来ます。今回は和歌山市内をシャトルバスが出てくれることになっていて、観光客の方が和歌山城であるとか黒潮市場、紀三井寺、そうしたところに行っていただけるようになります。シャトルバスが大体10分おきに出ます。近畿では見たことのないような船ですので、ぜひご覧いただければということで今回は岸壁からの一般の見学ができる場所を設定しています。一般の見学は11時から特に16時が出港ですので、ぜひ多くの方に見ていただければと思います。場所が港湾名は和歌山下津港って言うんですけど、これは県がいつも和歌山下津港っていうので下津へ行かれる方が多いんですけど和歌山港です。港区名は和歌山港っていうことで昨年の夏に和歌山本港区から名前を改めて和歌山港にしています。場所は和歌山港に入港しますので、下津港ではありませんのでお間違いないように和歌山市の和歌山港に来ていただければと思います。

和歌山市立有吉佐和子記念館 開館1周年記念イベント開催します

 有吉佐和子記念館が昨年6月5日にオープンしてちょうど1年が間もなく参ります。その1周年を記念してトークイベントを開催したいと思います。館長が恩田館長さんでかなり力をいろいろ入れていただいて、繫昌亭も復活させた手腕を有吉記念館に活かしていただいておかげさまで約3万人を超えました。そんな大きな建物じゃないんですけど、3万人を超える方に有吉佐和子記念館に訪れていただいています。今回は1周年を記念してトークイベントをやります。それと合わせて有吉佐和子さんの今まで出たことないような、例えば『悪女について』の自筆の原稿なんかも展示させていただきます。『悪女について』も最近はいろいろ現代版にリメイクされたり、様々な点でやっぱり現代に通じるような有吉佐和子さんの先駆的ないろんな視点というところを再度発見していただければと思います。そうしたギャラリーでの展示を含めて、1周年をお祝いしたいと思います。

生成AIの活用に向けた研究会を立ち上げます

 生成系のAIが非常に普及してきました。特に一般の方も使用される、私も実はチャットGPTを使って挨拶文の構成をチェックしたり、見たり、参考にはさせてもらっているんですけど、例えば画像の生成系だとかいろんな機能が、データを生成する生成系のAIにはついています。そうしたこともやっぱり行政の効率化の点ではある程度ルール作りをやった上で積極的に活用できる面は活用していきたいということもあって、研究会を発足させます。6月5日から研究会を、若手を中心として、どういった点に気をつけなければいけないか、あるいはどういった利便性があるかというところを文書だけじゃなくて画像であるとか動画であるとかいろんな生成型のAIっていうのを研究していきたいと思っています。民間のレベルでは非常に行政のレベルよりもさらに進んでいる、世界レベルでは特にAIの部分っていうところは、かなり進んできていますので、そういった中である程度我々もしっかりと対応できるように、それと行政の効率化あるいは市民の利便性の向上につながればということでそうした研究会を発足させてまいります。

発表項目は以上でございます。

よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

まずゴールデンウィークの観光客の状況について伺いたいと思います。先ほど外国人の宿泊者数が令和元年コロナ前よりも伸びたということで紹介いただきましたけれどもその理由っていうのはどのように分析されていますでしょうか。

(市長):

当然ですけど昨年入国制限が緩和されたりして、日本全体にインバウンドが戻ってきた。そうした中で和歌山にもインバウンドが回復してきているんだと思っています。さらにコロナ前の令和元年より増えてきているというところはやはり和歌山市の色々な魅力を発信できていることでもあるんじゃないかなと思っているんですけど、これは和歌山市だけでなく、県全体の観光が外国人の方に魅力を発信できて、その方たちが和歌山市を訪れたり県内を訪れてきていただいていることにつながっているんじゃないかなと思います。

(記者):

ありがとうございます。そうすると外国人の関係については特に外国人が多く集まるようなイベントだったりツアーが誘致できたとかそういうことではなくて、あくまで個人で外国人の方が多かったということでよろしいでしょうか。

(市長):

最近やっぱり外国人の方は個人観光客が多いので、それぞれの地域の魅力、歴史であるとか文化であるとか体験であるとか様々な点で、日本の良さを多くの外国人の方が求め出しているんじゃないかなと思って、そうしたところが地方へというところで増えてきているんじゃないかなと思います。

(記者):

ありがとうございます。国内外含めて観光客が増えて、どんなところに行かれたとか、どんなイベントに参加される方が多かったか教えていただきたいんですが、もちろんディズニーもあるかと思いますが、どんなところに行かれた外国人の方が多かったんでしょうか。

(市長):

数字をちゃんと把握したわけじゃないんです。宿泊ははっきりと数で把握できるんですけど、入込訪問については数字で把握できているわけじゃないんですけど、一つはやっぱり和歌山城も増えてきています。それと紀三井寺にもお聞きすると紀三井寺の観光もインバウンドの方が増えてきています。また多いのは元々多いんだけど、マリーナシティの黒潮市場。そうした食を味わえるだとか、和歌山のものが買える。そうしたところが人気を呼んでいる。それとたま電車がこの前結構混んでいたんですが、そうしたところにもいろんなローカルの魅力を感じていただいているんだと思います。

(記者):

ありがとうございます。観光客の関係で最後なんですけれども、ゴールデンウィークの観光客の伸びっていうのが今後の市の観光または活気づけという部分についてどんな影響を与えると思いますでしょうか。

(市長):

1つは観光客が伸びるということは当然ですけど消費額が増えてきます。それは地域経済の活性化にもつながります。例えば外国人の特に消費額が大きくて10万人観光客が宿泊してくれれば、2800人の年間の定住人口が増えたのと同じ消費効果があります。消費の面で非常に観光客の経済への与える影響が大きい。それと合わせてやっぱり魅力がどんどん世界へ通じることによって、和歌山全体の我々の誇りにもつながってくるし、様々な面で観光あるいは交流っていうことでメリットがあるんじゃないかなと思っています。

(記者):

発表項目の6番目の生成AIの活用に向けた研究会の立ち上げなんですけれども、これは具体的にどんなことをしていくのかとか、市長が今懸念されていることとかこういう効果があるっていうのをちょっと具体的に教えていただいてよろしいでしょうか。

(市長):

私自身が感じているのが、例えばチャットGPTであれば文章の構成はすごくできていると思っています。ただ地方の情報がまだまだ出ていない面があって、いろんなとこで発信を高めていかなきゃいけないというのは感じます。それと合わせて行政でチャットボットといって、例えばゴミ処理なんかどう分別したらいいですかとか、対話型のAIとのチャットボットを行政独自で今までやっていました。これを今の生成のAIを使うと、まだ正確じゃないしそれぞれの地方の情報が出てない部分があるんだけど、市民の方の参考になりやすいというか、使いやすい面があります。その辺をもっとチャットボット的に活用できないかなというのもありますし、サンプルでつけさせていただいていて、画像の生成のAIなんかも非常に便利に進んできています。AIを活用することによって新たな画像を生成ができるということで例えば邪魔な景色を消してくださいよとかやるとAIですっと消していただけるし、今までにない利便性があって行政の中でも事務の効率化にもつながってくる。それが引いては市民の方の利便性にもつながっていくと思っています。

(記者):

懸念されているというところはどんなところなんでしょうか

(市長):

懸念している点は、まず1つは正確性というところで、まだ十分正確性が出てない面というのはいろいろ出てきています。文章なんかでも全く間違っているんじゃないかというような文章もあって、完全にはまだまだ信頼できない面があって、そこは検証する、チェックするっていうのをどう付け加えるかっていうところが大事になってくるんじゃないかなと思っていますし、例えばチャットボット的な利用っていうところも和歌山市外の情報なんかも出てしまったりして、混乱を招く可能性があります。そうしたところをどう整理していくか、どんな利用していただけるかっていうところも整理していかなきゃいけないし、画像系であれば著作権の問題であるとか様々な課題があって、そういったところをしっかりと研究していって、ある一定のルールのもとで行政として利用していきたいと思っています。

(記者):

どちらかというと懸念されていることはあるとは思うんですけれども、積極的にもどんどんこういう技術っていうのは行政にも取り入れたいっていうふうに市長は思われているんでしょうか。

(市長):

リスクのない形で行政に取り入れることによって、行政の効率化っていうのがかなり図れるんじゃないかなと思います。

(記者):

具体的に効率化されて、業務負担というのは減るとは思うんですけど具体的な目指しているところとかあるんでしょうか。

(市長):

例えば文章なんかもいろいろ作成するのに時間がかかる。それが非常に効率的に作成できるようになります。文章構成も、ものすごくしっかりしているので、そうした部分を参考にすれば非常に効率化になるので、まずは事務処理の効率化っていうところで目指していきたいと思っています。

(記者):

効率化されることで削減というのか、別の部署に行くとかそういう行政的な数値目標みたいなものがまだはっきりしてないとは思うんですけど、どういうふうになっていけばいいかなっていうのはあるんでしょうか。

(市長):

これはデジタルデバイドの問題もあって、一挙に対人的なところをなくせるかっていうとそうじゃないと思っています。今まで例えばコールセンターへお願いしていたようなところはずいぶん業務量が減って、委託費も減ってくるだろうし、例えば電話相談をやっていたところもゼロにはならないけども減ってくる。だから人員は当面はゼロにはできないけど人員削減っていう面では効率的なところでつながってきて、そうしたところを研究していくことによって目標っていうかどう段階的にやっていこうかっていうところも見えてくるかなとは思いますけど、技術の進歩がすごい勢いで進んでいるのでその辺はどんどん状況に合わせて目標も変化していくことになると思います。

(記者):

同じくAIの関係で聞かせていただきたいんですけれども、市長の方からこのチーム発足にあたって、このチームのメンバーになる方、またはリーダーになるDX班長とかに指示をされているようなことがあったら教えてください。

(市長):

これも若干打ち合わせもやっています。なんとかうまく使えないかっていうことでどっちかっていうと私がいろいろ使っているので、むしろそこまで使うと危ないですよっていうことは言われていて、逆にどういう使い方をすればリスクのない使い方ができるかっていうところでやっていくのと、もう一つは行政のニーズをしっかり捉えていかなきゃいけないなと思っています。そんな中で今回若手を中心としてやっていただくんですけど。初回の発足会の時は私も入ったり、デジタル推進のCIO補佐官も立ち会ってもらうことになっています。

(記者):

ありがとうございます。CIO補佐官っていう方はこれは市の行政の方ですか。それともなんか官民連携という形になるんですか。

(市長):

昨年度は民間の方に補佐官になってもらっていました。今年度は財政局長に補佐官を指示しています。

(記者):

わかりました。ありがとうございます。それとこれまでに話が出ているかと思いますけれども、この研究会でどんな議論ができるといいかということを改めて意気込みを聞かせていただけると助かります。

(市長):

まずAIの分野っていうのはずいぶん進んでまいりました。デジタル化でデータ連携ということが最初にできて、データ連携でいろんな面が一つのデータで全部やれるようになってきています。それにさらにAI技術が入ってきたということでAIが新たなデータを作っていくというのはまさにもう画期的な話になっています。一方でAIというのは暴走しないかとかそんな面もあって、やっぱり危惧される面もあります。ただこのAIっていうのがどんどん進化してきた。特に新たなものを作る生成AIっていうのが進化している中で我々もやっぱりそれをしっかりと研究して使えるところは使っていきたい。そんな思いで今回研究会を立ち上げました。

(記者):

ありがとうございます。すいません少しページ戻って3番の港まつりの関係で伺いたいと思います。例年協賛金でどれぐらい賄っているのかっていうのはわかりますでしょうか。

(市長):

市からの分が900万で協賛金で900万。だから協賛金で900万から1000万ぐらいです。

(記者):

だいたい例年、市と協賛金の半々でこの花火大会運営されているという形なんですか。

(市長):

はい、その通りです。

(記者):

承知しました。ありがとうございます。コロナ禍で久しぶりに花火大会が開かれるということでなかなか例えばお祭りとかでも担い手が集まらないとかっていうことがあるかと思いますけど、この花火大会実施するにあたってこの協賛金集めで心配なことってありますでしょうか。

(市長):

今回4年ぶりになってくるので今まで企業協賛っていうのは継続的にもいただいて いたんですけど、3年間集めてないっていうところが若干心配ではあります。それと景気の動向が今、物価高騰で各企業にも厳しい状況になっています。そうした中で法人の方の企業協賛というのはなかなか厳しい状況にはあるんじゃないかなと思っていて、できたら個人協賛、そして今回ふるさと納税を新設しましたのでそうした形で和歌山のこの花火に参加していただければと思っています。

(記者):

わかりました。あとふるさと納税の活用で、新設したのはやはり今は市外に離れて暮らしている方でもやっぱりふるさとを思って花火大会に貢献してもらいたいというかそんな思いがあるんでしょうか。

(市長):

まずふるさとへの貢献もしていただきたいし、できたら来ていただきたい。そういう意味で招待もさせていただくんですけど、県外で働いている方、あるいはふるさとに縁のある方、全く和歌山に縁のない方、そういう方たちが港まつりの花火に来ていただいて、そして和歌山市の魅力を知っていただければといういろんな思いがこもっています。

(記者):

ありがとうございます。こういうお祭りとか花火大会っていうのが地元の方とそれから行政と一緒に作っていくというのが視点として大事かなと思うんですけれども、お祭りに向けて、この花火大会に向けて、市民の方また市にゆかりのあるような方に向けたメッセージがあったら教えてください。

(市長):

港まつりの花火大会は和歌山市最大の花火大会です。先日和歌浦の花火大会も地元の方のご協力で2回目が開催できたんですけども、こうした和歌山市の夜の魅力っていうか和歌山市の魅力を昼も夜も味わっていただければと思います。ぜひこの機会に港まつり花火大会を見ていただいて新たな発見もしていただければと思うし、コロナも5類に変わりました。感染症法上の法的な規制というのがなくなってきていますので、コロナ禍の中とはまた違う気持ちでご家族で花火大会を楽しんでいただければと思います。

(記者):

ありがとうございます。すいません次4番のベリッシマのクルーズ船の関係でお伺いしたいんですけれども、クルーズ船のおもてなしが前回コロナ禍初めて来たダイヤモンドプリンセスよりも少しパワーアップしているんじゃないかなと思うんですけれども、そのあたり改めてご紹介いただけますでしょうか。

(市長):

今年ダイヤモンドプリンセスが入港した時は、一般見学客をクローズにさせていただいていました。立ち入り禁止っていう形になっていたんです。今回のベリッシマの方は、もう一般の見学がOKということで11時から岸壁からも見ていただけます。入港は9時ということになっているんですけど、9時から11時の間っていうのは降りられる方とか、出発される方との動線が混雑するので、岸壁での出迎えっていうのはできないんですけど入港するとこも、ちょっと離れてですけど見られることになります。それで11時からはもう間近にこの大きさを実感していただけるし、外から見た豪華さですけど実感していただけるんじゃないかなと思っています。長さだけでもすごい長さがあるし、高さも本当にマンション群が来たような今まで見たことのないような船。それも近畿初で入ってきます。それと見送りが16時ってことでクルーズ船の見送りというのはすごく郷愁的な感じがあって、出港される方も見送る方もお互いの共感みたいなのがあって、見送りっていうのも非常にいい風景ですので16時が見送りになっていますので、またそれも見ていただければありがたいなと思います。

(記者):

ありがとうございます。もう1点前回と比べて、例えば和歌山城でのイベントとか前回は岸壁あたりの物販で止まっていたかなと思うんですけれども、市としてもやはりそのクルーズ船入港に合わせて市民で一緒になって盛り上げるっていうような形で力を入れてきたことがあるんでしょうか。

(市長):

市民全体でおもてなししたいなっていうのもあって、和歌山城であるとかそれぞれシャトルバスが立ち寄っていただくところはできるだけいろんなイベントができればと思います。それと消費っていう面ではふるさと納税の店舗型を置くことにしたんです。それぞれ今回ジャパネットたかたさんのツアーになっているので、国内観光客さんがほとんどです。そういうのもあって、ふるさと納税をそれぞれのところで買いやすくしようということでふるさと納税店舗型っていうのも立ち寄っていただける、特にシャトルバスの近くにはお願いしています。例えば近鉄百貨店なんかも協力していただけることになっていますし、それぞれいろんな活用で消費にも貢献したい。そうした市民の方の歓迎と経済効果と両方確保できればと思っています。

発表項目以外について

(記者):

最近和歌山市内にIT企業の進出が結構盛んに行われているかなと思っているんですけれども、その点について市長の受け止めをお伺いしたいと思います。人口減とか市のデジタル化とかどんな影響を与えそうか教えてください

(市長):

今IT企業さんがサテライトオフィスという形でどんどん入ってきてくれています。非常にありがたいなと思っています。一つはなかなか和歌山市にIT企業が少なかった。そういったところが非常に増えてきた点では、今後の地方の産業の活性化にとってもITというのが大事だと思っています。それともう一つは特に和歌山大学生がこの数年、進出してきてくれたIT企業に就職をしています。それが連鎖的に関係が深まってきていて、いろんなところに人材が豊富なんだねっていうところが伝わっていって、和歌山市に進出すれば人材があると。和歌山大学はじめ和高専など、技術系の優秀な人材があるんだっていうところがすごく認知されてきて、それが非常に和歌山市にとってもありがたいと思っています。特にIT系の有効求人倍率というのはもう0.3とか非常に低い有効求人倍率しかなかったのが、そうしたIT系の企業さんが来ることによって有効求人倍率もだいぶ増えてきました。今後そうした学生が定住していって、今後の和歌山の未来の社会を支えていっていただけるような技術をどんどん発展させていただけるというのは非常にありがたいことだと思っています。

(記者):

ありがとうございます。それと最近急激に和歌山市のIT企業の進出が伸びていて。コロナ禍の最初の方だと白浜町が結構フィーチャーされていたかなと思うんですけど、ここに来て和歌山市が注目され始めた理由について市長はどのように感じていらっしゃいますでしょうか。

(市長):

実は製造系の企業誘致の奨励金っていうのは以前から作ってあったんですけどIT系の産業の奨励金というのを作ったのが、平成29年なんです。そこから非常に増えてきています。企業サポートするIT系の企業とか、我々も常に言っているんだけどなかなか脚光を浴びなかったとこがあるんだけど、実は企業サポートするところだとか、例えば漫画のアプリを作るところだとか、そういったところがどんどん入ってきてるんです。今急激に増えたわけじゃなくて、その頃からIT系のオフィスというのが増えてきています。コロナ禍で多少企業分散っていうか都会から出て環境の良いところで働こうよっていうところも今回加わってきて、さらにIT系オフィスの進出っていうのが加速してきているんじゃないかなと思います。

(記者):

ありがとうございます。企業誘致の部分で今後力を入れていきたい分野とか、例えば補助金の関係だとか、あとはお金の面だけではなく制度面っていう部分ではなくて、ソフト面も含めてですね力を入れていきたい部分があれば教えてください

(市長):

産業っていうのはもう地方にとっては絶対必須のことだと思っています。生命線で、就労の確保っていうことは地方創生にとっても大事なことで、我々和歌山市はあらゆる産業の誘致を狙っています。例えば製造業系であれば雇用者数が非常に大きいし、経済波及効果も非常に大きいので、そうした面で製造業系の特に県外に本社を置くような大きな企業が製造業系で入っていただければありがたいし、物流系もずいぶん入ってきてくれました。特にこれから物流の問題というのはネットショッピングだとか物流っていうのは非常に大きなキーワードになってきているので、物流系の企業誘致。それともう一つは今のオフィス系であればIT系の所っていうのはもう将来の根幹に関わる部分だと思っています。社会のそうした根幹に関わる部分のIT系の企業の誘致であるとか、これも大小含めて大きなところが来てくれれば、ありがたいし小さいところもどんどん来ていただければということで、もう全面的に企業誘致っていうのは力を入れていますので、どの分野に限定してってことは特に考えていません。

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