市長記者会見 令和5年8月10日

 

ページ番号1051280  更新日 令和4年8月4日 印刷 

8月市長定例記者会見
【令和5年8月10日(木曜日)10時00分~】

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市長発表事項

発表項目

熱中症による救急搬送者数 8月に入っても増加傾向 ~住宅内や高齢者の方は特に注意を~

 おはようございます。8月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目5項目ございます。まず1点目でございます。熱中症の救急搬送が昨年に比べて増えております。まず今までと違うところは、割と重症者とか、亡くなられる方が少なくなっています。今年は今のところ重症の方もお亡くなりになられた方も0名ということで、マスコミの皆さんのおかげで熱中症がずいぶん意識されるようになってきたんじゃないかなと思っています。その分救急搬送が多くなってきているんですけども、これで見ていただくと、6月は今年の方が少なかったんですけど、7月が多くなって、今8月ですけど、8月も8日時点では、やはり今までよりも多くなっています。年齢別に見ると高齢者の方が118名、61%を占めています。救急搬送の発生場所がまず住宅が一番多くて45%、その次が道路22%になっています。住宅の中での救急搬送の発生が多いということと、道路での救急搬送が多いっていうところが特徴的なところとなっています。そうしたことを踏まえて、まずはご自宅での熱中症対策をしていただくことが大事だと思うし、怪しいなと思ったら救急車を呼ぶか、和歌山市ではこの緊急通報システムを無償で配布させていただいています。首にかけていただいて、ちょっと気分が悪くなったらボタンを押していただくだけで、警備会社と契約していますので、警備会社の人が駆けつけてくれることになっています。救急車を呼ぶほどでもないなっていう方はこの緊急通報システムを活用していただければと思います。ご自宅ではクーラーをかけたり、水分を十分とっていただく、あるいは気分が悪くなったらすぐこうした対応をしていただくことで、自宅での熱中症対策というのを十分心がけていただければと思います。それで次に道路が多いので、道路については前もちょっと説明させてもらったんですけど、こういうはり紙を各公共施設でやっています。熱中症予防のひとやすみ所ということで、和室とかもありますので、そこでも休んでいただけるし、椅子にも座っていただいて、道路を歩いていて気分がちょっと優れないなという方は遠慮なく、このはり紙のあるところを、ご使用いただければと思います。

外国人に優しいまちへ~和歌山市に在留する外国人が過去最高となりました~

 2項目でございます。在留外国人の方が過去最高になってきました。国勢調査の過去の分も含めて、永住されている方あるいは留学生の方あるいは就労で来られている方、合計が過去最高になってきて、8月時点で3995名になっています。この棒グラフなんですけども、令和2年2月ちょうどコロナが始まってから少なくなっています。特に就労の方が少なくなったんですけども、現在就労の方が非常に増えてきています。令和2年2月から、コロナ前から比べても就労の方が65.1%増加しています。労働力不足の分をかなり外国人の方に補っていただいている状態になっています。留学生はちょっとコロナ前には戻っていない。永住外国人の方はだいたい一定しているんですけど、就労の方が技能実習だとか特定技能の方が非常に増えて、そうした方で労働力不足を補っている状態というのが和歌山市の構造となっています。外国人の方に生活していただきやすいようにホームページに英語版とか多国語で案内を出します。例えば特に転居の関係、住民票の関係、そういった関係の生活相談、あるいは災害関係、観光情報、こうしたところを一元的に、ワンストップで受けるところで国際交流課の方の窓口を案内させていただくようになっています。今日の午後からホームページに載せます。そうした形で、できるだけ外国人の方に、教育も含めて生活しやすい環境をしっかり目指していきたいと思っています。

今年2回目!大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」が和歌山市にやってくる!

 クルーズ船で3月にダイヤモンド・プリンセスが入りました。6月に入った最大の船MSCベリッシマは日本人だけだったんですけど、ダイヤモンド・プリンセスは乗員乗客合わせて3700名ほどで、半分以上が外国人の方です。前回3月のダイヤモンド・プリンセスの際は、見学ができなかったんですけど、今回岸壁からの一般見学が可能になります。9時に着、19時が出港という予定になっています。ぜひ市民の方に歓迎で、来ていただければありがたいなと思っています。今回欧米の方が非常に多いので、忍者の格好等をして、私も岸壁では出迎えたいなと思っているんですけど、今回市内のJR和歌山駅との間でシャトルバスが出ます。あるいは3月のダイヤモンド・プリンセスの時もそうだったんですけど、歩いて港から和歌山城まで行かれる方等が非常に多かった。やっぱり外国の方って歩く方が多いので、普段の日本を見たいっていう感じで、歩いてられるんだと思います。いろんなところを巡っていただければということでシャトルバスとタクシー、あるいは歩いてっていうことで飲食であるとか観光を楽しんでもらいたいと思います。16日が台風の影響で、場合によっては中止になる可能性もあるんですけども、中止の場合はまた連絡をさせていただきます。

大阪・関西万博に向け、御三家・紀州徳川家の居城 和歌山城をもっと、もっとPR!『第弐回大阪・お城フェス2023』でPRブースを出展します

 お城フェスっていうのが大阪でやっていて、今回特に和歌山市もさらに力を入れたいなと思っているのは、大阪関西万博も近いし、ワン関西ということでは、和歌山の文化、歴史をしっかりPRしていきたいと思っています。大阪はインバウンドの方も大勢来られるので、そこで和歌山城のPRをしっかりしていきたい。特に紀州藩は正忍記が三大忍術書の一つでもあるし、忍者っていうところでは、和歌山城は非常にいろんな歴史もあるし、今はおもてなし忍者ってことでうってるとこなんですけども、そうした魅力をさらに大阪で発信していきたいと思っています。大阪の中では唯一だと思うんですけど、忍者の格好をして、販売したり、PRしたりすることになっています。

~まちなかの二次交通利用を拡大~南海和歌山市駅で『シェアサイクル』をスタートします

 インバウンドの方が増えてきて、サイクリングされる方が増えてきています。和歌浦であるとか、雑賀崎であるとか、そうしたところにサイクリングで来られている外国人の方が多くなっている。和歌山市のレンタサイクル等を活用していただいているんですけど、南海さんに協力して、南海和歌山市駅に今回サイクルポートを置きます。これはアプリで活用いただけるということで、キャッシュレスにも対応していますので、これをぜひそのまま広げていければと思っています。今回は新たに南海和歌山市駅に設けて、既にある加太周辺のシェアサイクルと併せて二次交通をしっかりと充実させていきたいと思っています。8月19日から利用していただける予定です。

発表項目は以上でございます。

よろしくお願いします。

記者の質問事項

(記者):

外国人の人口が増えているということでお尋ねをします。どういう地域の方が多いのかっていうことと、就労されている方の業種みたいなとこが分かれば教えてください。

(担当課):

外国人の中で一番多いのは韓国朝鮮の方が一番多くなっております。その次が中国のあたりです。その後ちょっとごめんなさいはっきり今のとこわからないです。就労の方につきましては、就労別にはしてないんですけども、技能実習で来られている方が一番多くなっております。

(記者):

永住されている方ってどんな感じですか。

(担当課):

永住の方が一番多いんですけども、その次って言うと技能実習の方になります。

(市長):

補足させていただくと技能実習が非常に増えていて、3995名のうち584名が技能実習で、特に労働力が不足しているところの特定技能も非常に増えていて、179名になっています。そうした労働力としての外国人の就労が非常に増えてきているのが和歌山市の特徴です。

(記者):

最近和歌山市で外国人が増えてきたっていうことで、それに伴って今市が感じる課題みたいなものがあれば教えてください

(市長):

課題としては、やっぱり就労の部分で、労働力不足っていうところが大きな課題で、その中でいかに外国人の確保をしていくかというところが課題です。これは今いろんなやり方をやっています。語学の研修と兼ねて、実習へ移っていただく方であるとか、各企業も個別に現地へそういう人材の派遣の部分を出していただいて、直接派遣をいただいているところもあるし、様々な形で、就労の確保というところが一つの課題です。もう一つは永住外国人の方、これは子供さんの教育とか、様々な面で子供さんを教育しやすい和歌山市にしていかなきゃということで、今こども総合支援センターを中心に教育のサポートをしてもらうようになっています。あと特に住環境の面も大事で、就労で来られた方はやっぱり何人かで一緒になって住めるというところが大事なので、そうした場所の確保というところを、これは民間さんと協力してやっていかなきゃいけない分野だと思っていて、そうした居住の場。あと考えられる課題としては防災情報、避難情報であるとかそういったところをしっかり周知させていただけるかというところも課題であるし、やっていかなきゃいけないところだと思っています。

(記者):

すいませんもう1点技能実習生についてはやっぱり国内でもいろいろ課題とか問題とか報道されていることも多いですけど、それについては何か特に和歌山市でもっていう部分はありますか。

(市長):

技能実習、特定技能を合わせて、大きな問題は我々のところにも入ってきてない状態です。犯罪関係とかも特にないっていうことで、地方っていうことでそういったところは割と周辺とうまくやれているんじゃないかなという感じがしています。

(記者):

ダイヤモンド・プリンセスでお迎えをするのに、忍者の格好でっていうのは市長が忍者の格好で登場するんですか。

(市長):

そのつもりです。今回欧米の方が多いので、日本で忍者っていうのも非常に人気あるし、和歌山はもともと三大忍術書の正忍記っていう忍術書が一番当時の忍術書としては格式の高いものであるし、正確なものでもあるので、和歌山城忍者っていうところは、しっかりうっていきたいので私が一応忍者の格好をして、ウェルカムをさせていただければと思っています。

発表項目以外について

(記者):

今日連絡もあったんですけども事前復興計画のパブリックコメントの方がちょっと日程の調整で遅れるというふうな連絡があったんですけども、今後の予定どういうふうになるのかというのを伺ってもいいでしょうか。パブリックコメントも含めてその策定の時期に遅れが出たりするのかという見込みも含めて伺っていいですか。

(市長):

もともと急ぐって言っていたのは、まず早く立てないとどんどん発生確率が高くなっているっていうのと、6年度の予算へ計上していければと思っていて、秋までにやれば予算計上もしていけるので、秋の目標というのは変えていないです。

(記者):

9月末の策定を目指すというのは変わらずということでいいですか。

(市長):

それは変わってないと思います。

(記者):

パブリックコメント自体はいつ頃になりそうとかっていうのはありますか。

(市長公室長):

一旦中旬ということになっていて、コメントを出す日がまだ決まっていないので、出す日が決まったらまたお知らせいたします。

(記者):

市立和歌山が勝ち進んでいますけど、いかがでしょうか

(市長):

1回戦まず勝ったので非常にありがたいなと思っています。相手校も非常に強くて、最後ヒヤッとしたんですけど、まず1回戦突破していただいた。ぜひ優勝を目指して頑張っていただければと思います。私も行ければ応援に行きたいと思うんですけど、今のところ日程の都合で、応援に行けないんですけどぜひ市民県民みんなで応援したいなと思っていますのでよろしくお願いします。

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