市長記者会見 令和5年4月26日
4月市長定例記者会見
【令和5年4月26日(水曜日)9時00分~】
市長発表事項
発表項目
-脱炭素社会の実現に向けて-汚泥の堆肥化に向けた実証実験の公募を開始します
おはようございます。今日はちょっと時間調整がうまくいかずに9時の発表になりました。申し訳ありません。本日の発表項目4項目ございます。まず脱炭素社会に向けての社会実験を行いたいと思います。青岸汚泥再生処理センターで浄化槽汚泥だとか、し尿の方の汚泥を再処理しているんですけども現在は脱水してから、焼却して電気でエネルギー回収をしています。それだとどうしても二酸化炭素が出るということで今回、二酸化炭素の出ない有機質肥料化の社会実験を公募で行いたいと思います。公募要領については28日に発表させていただきます。予算額については上限1000万円。そして処理する量については300トンから500トン程度ということで、図にありますように、まず再生処理センターに集まったし尿あるいは浄化槽汚泥を有機質肥料化してもらって、遊休農地の特に利用に使えればと。そうすると遊休農地の解消にもつながっていく、そして今特にリン系の肥料が非常に高価だということでリンも十分含まれるので、そうした化学肥料の節約にもつながるということで一石二鳥を狙っていきたいと思っています。試験項目としてはまず堆肥化できるか、二酸化炭素も発生させないということ、それと遊休農地の解消に向けて遊休農地の再生につながるか、そういった視点で今回公募を実施させていただいて優良な企業について採用していきたいと思っています。脱炭素に向けて大きな一歩になるということを期待しております。
南コミュニティセンター 図書室(1階)及びコミュニティスペース(2階)を開室します
次の発表項目2点目いきます。2点目については南コミュニティセンターはあったんですけども、図書室とか図書館が南にはありませんでした。それで実質はもう図書館に近いんですけど南コミュニティセンターに図書室が設置されました。最大4万冊を超える蔵書数に持っていきたいと思っています。これでだいたい和歌山市内全体が図書室、図書館の配備が完了していくことになります。それと合わせて大きな自習室をこちらに設置します。特に和歌山市南部の方は大きな自習室がなかったので、自習室、コミュニティスペースを確保することによって大学生、高校生、中学生等が自習のしやすいような学習環境を確保していきたいと思っています。開室日が4月28日の金曜日に開室することになります。
和歌浦観光遊歩道が完成 和歌浦漁港から田ノ浦漁港間が全面開通!!
3点目発表させていただきます。和歌浦観光遊歩道が、台風災害等、それと老朽化によって閉鎖されていました。長年閉鎖されていたんですけども、ようやく改修が終わりました。非常に綺麗に修景もさせていただいて、擬木を使った形で周辺の風景とマッチするような風景、それと合わせて夜間のライトアップもしています。夜間歩いていただいても非常に綺麗な風景が見られます。和歌浦の一つの新しい名物になればということで今回開通することになりました。合わせて周辺は雑賀崎等の非常に綺麗なところもあります。次のページ見ていただいたらと思うんですけど、この間総理の襲撃事件があった雑賀崎が変な意味で有名になってしまったんですけど、ぜひこの遊歩道を通じて田ノ浦漁港、和歌浦から田ノ浦、雑賀崎、そうしたところの海岸線を歩いていただければ非常に綺麗な景色がありますので、雑賀崎では番所庭園、灯台の景色なんかもこれは日本でも有数の景色だと思っています。それと雑賀崎の船上販売についても再開されております。ゴールデンウイーク期間中も、書いていますように4月30日、5月1日、5月7日の15時から販売予定ということで、冬場については15時からの販売になっています。5月中旬以降については夜間の販売ということになっています。ほぼ毎日やっているんですけど、火曜土曜祭日の前日あるいは天候の悪い日は休みということになっていますので、ぜひゴールデンウイーク期間中遊歩道に散歩を兼ねて、この名所へ出かけていただければと思います。
ツーリズム推進に向けて 令和5年度のイベントスケジュールをお知らせします
それと最後の4点目の発表項目でございます。4点目はインバウンドも非常に増えてきました。もう今和歌山城はじめ紀三井寺、マリーナシティ等インバウンドの方がかなり増えてきて、そうした中でできるだけ年間スケジュールを早い時期に発表しようということで、今年初めてなんですけど、4月に年間スケジュールをもう決めて発表させていただきました。今までだいたい2か月前とかそのぐらいにしか発表できなかったんですけど、それでは観光にも使えないということでできるだけツーリズムとして、文化であるとかスポーツツーリズム。そうしたことをやっていこうということで今回年間の発表をさせていただきました。5月5日は音楽大行進・子どもなかよしまつりでディズニーも来ます。ちょっと5月5日の天候が今のところ雨の予報になっているので、雨でもやれるんですけども規模縮小だとか、場合によっては雨の量によっては、中止せざるを得ないという状況で、また随時発表させていただきたいなと思っています。いずれも野外が多いので天候にも左右されるんですけど、年間スケジュールという形で発表させていただきました。クルーズ船も過去最大のクルーズ船が6月にもやってきます。今まで見たことない19階建てのビルに匹敵するような大型船も来ますので、ぜひこの1年間いろんな意味でイベントにお出かけいただく、あるいはインバウンドとして、来ていただければと思っています。
発表項目は以上でございます。
よろしくお願いします。
記者の質問事項
(記者):
脱炭素の実験の件ですけどもどういう事業者とか研究機関を想定されているんでしょう。
(市長):
実際、し尿とか浄化槽汚泥あるいは下水道汚泥を有機質肥料化する事業者というのは市内にも2社ほどあります。それぞれ良い技術を持たれています。全国にもいい技術を持たれているところがあるので、その市内の企業プラス全国から応募してもらえれば、その中でそうした脱炭素の取組をできればと思っています。今回遊休農地の再生っていうところも含んでいますので、そうした肥料のこと、農業にも詳しいところが参加していただければと思っています。
(記者):
遊歩道なんですがこれはもうすでに通れる状態ですか。
(市長):
通れる状態になっています。
(記者):
ライト付きの擬木ってことですけど、すいませんちょっと以前のがちゃんと承知してないんですが以前はライトとかの設置はあったんですかこれも初めてですか。
(市長):
所々に照明柱みたいな形ではあって、あとは鉄製の柵になっていました。今回修景というか風景に合わそうということで擬木タイプを使用しました。
(記者):
遊歩道に関してなんですけれども2点ありまして、このライトアップは基本的には年中やっているということなのでしょうか。
(市長):
その通りです。年中照らしています。
(記者):
わかりました。今後この遊歩道の近くでイベントを実施したりとかそういったことも考えていかれるんですか
(市長):
今のところは予定はしてないんですけど、せっかくいい遊歩道が完成したのでいろんなイベントに使えたらと思っています。それはこれからまた考えます。
(記者):
イベントスケジュールのお知らせについてなんですけどもこれは一般の方向けには市のホームページで周知していくということになるんでしょうか。
(市長):
その通りです。一般の方向けあるいは法人事業者、観光事業者向けだとかそれはホームページ等で周知させていただきたいと思います。
発表項目以外について
(記者):
対話型人工知能のチャットGPTについてなんですけども、活用方法について現時点で検討していることがあったら教えてください。
(市長):
私もチャットGPT 1回使ってみようということでやってみたんです。挨拶文とかやってみてまだちょっとどうかなと。地方で使うにはどうかなという感じはしているんですけど、まだまだやっぱり地方発信の情報量が足りないのかなと。その部分がまだいろんな面で使うというところは若干無理があるのかなという感じがしています。ただ文章を見ると、非常にうまく構成されているのでその辺はすごい技術だなと感じています。行政に使い出したところもありますので、効率化の面で、今後それも検討していければと思います。
(記者):
先日行われた衆院和歌山1区補欠選挙が行われまして、維新の林佑美さん当選されましたけどその受け止めと今後期待するところを教えていただけますか。
(市長):
民意であり、林さんにはお祝い申し上げたいと思います。
(記者):
市長としてどういう協力とかどういう連携していこうというのは何か考えはあ りますでしょうか。
(市長):
維新さん今非常に拡大されていて、維新さんのいろんな考え方もあると思います。これは国政レベルでの話になってくると思うんですけども、そこについては注目していきたいと思います。和歌山市で行くと、今回1区の代議士が維新さんで、政府とちょっと違う形になってしまいました。今までできるだけ国の方へ要望するのは、その1区の代議士を経由してやっていたんですけども、その点が非常に難しくなるのかなと思っています。和歌山県内には政権与党の代議士の方おられるんですけども、やっぱり代議士っていうのはそれぞれの区の市町村を大事にされるところもありますので、和歌山市については実質の与党の代議士がいなくなったので、そういった点はこれから大変かなという感じはするんですけれども、しっかりと県内の他の国会議員の先生方とも協力して、この和歌山市を今後地方創生に向けてしっかりと取り組めるようにしていきたいと思っています。
(記者):
インバウンドでかなり外国人の姿を見るようになって、道で戸惑っていたりなんか話もするんですけど、インバウンドの人が増えているような実感がおありなのかっていうようなことと、あとまたどういったようなことを今後取り組みたいなというアイデアレベルでもいいんですけど、市の考えとしてどんな考えをお持ちですか。
(市長):
インバウンドの方は旅館、ホテルへお聞きしてもかなり増えてきています。和歌山城とか紀三井寺周辺でも非常に見かけるようになってきたし、その辺は地方都市にもインバウンドの波というのが押し寄せている感じがしています。インバウンドの方については一つは、非常に消費額が大きいんじゃないかなと思っていて、できるだけ付加価値の高いツアーなり旅行を提案できればという形で、今までもコロナ前は体験型の観光であるとか取り組んできました。これからまたその辺も復活させて、できるだけ和歌山市の魅力を感じていただける体験型あるいは消費につながるような稼げる観光というところを目指していければと思っています。
(記者):
わかりました。最近スマホで場所を調べたりしているんですけど、どうもバスが乗れないとかホテルがわからないとかで戸惑っている人が結構いらっしゃるので、そういう整備面はどうですか。
(市長):
その点は二次交通の充実というのが大きな課題だと思っています。特に和歌山市で大きな観光地というか、人の集まる観光地がなかなか分散されているところがあって、そうした中でできるだけ二次交通をやれないかということでいろんな今取組を検討しています。事業者といろいろ調整したり、もう一つはシェアサイクルだとか簡単な乗り物で旅行なり市内を楽しめないかということで、二次交通についての充実というのはこれから絶対大事なことで、その取組はもっと深めていきたいと思います。
(記者):
先ほどの衆院補選の話の中で何か国に要望する際には1区の代議士を経由していたというお話でしたけどこれは門さんのことを指しているという理解でいいですか。
(市長):
以前はそうですね。門さんまたは国民民主。これは政権与党じゃなかったんですけど岸本さんという方がおられて、そうした方を通じて1区の方は要望もさせていただいていました。当然ですけど県内の他の先生方、あるいは参議院の先生方にもお願いしています。ただやっぱり1区というところを見ると、1区は和歌山市だけですので、例えば防災事業なんかやろうとする時は津波対策とか代議士さんというのはやっぱりそれぞれの市町村を優先されるって言ったら変だけども、それぞれの区のところの市町村というのは大事にされると思います。そういう意味で和歌山市がこれからそういった方が政権与党じゃないのでその辺はちょっと苦しいかなという感じはします。
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