市長記者会見 令和5年11月14日
11月市長定例記者会見
【令和5年11月14日(火曜日)9時30分~】
市長発表事項
発表項目
~和歌山市はたちのつどい × TGC 和歌山 2024~《帰りたくなる和歌山》
おはようございます。11月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目6項目ございます。まず最初ですけど、和歌山市はたちのつどいが1月7日に開催予定になっています。今年ははたちのつどいに、できるだけ和歌山に帰ってきてもらいたい、そして和歌山の魅力を知って、地域と繋がって欲しい。そういう思いを込めてTOKYO GIRLS COLLECTIONとコラボをしたいと思っています。1部2部に分かれるんですけども、和歌山城ホールの大ホールの大きなスクリーンに、TGCの映像を、特に和歌山をPRしたような動画をダイジェストで式典の前に流させていただこうと思っています。そうしたことであるとか、ありがたいのは出演モデルの方から、特に和歌山市の二十歳の方に対してのメッセージをいただくことになっています。有名モデルの方になるんですけど、その動画を放映させていただいて、メッセージを伝えていただこうと思っています。それと会場にできるだけ入ってもらおうっていう思いもあって、会場に入ってくれた人、10組20名の方にTGCの入場券をプレゼントしようっていうことで、これは席を当日抽選で決めることになっています。その席に座っている方にプレゼントしようということ、それと県立星林高等学校の18歳前の新成人になる前の高校生にできるだけ舞台だけじゃなくて会場内で、二十歳の人たちと交わってもらうということで吹奏楽を演奏してもらうことになっています。児童合唱団による国歌・市歌の斉唱、それとFAVTOWN(ファボタウン)っていう形で、FAVTOWNは和歌山を離れた人に和歌山の魅力を伝え続けたいっていうことで、FAVTOWNっていう企画をやっています。いろんな和歌山市の物産を送らせてもらったり、交流の機会を設けたりしているんですけども、屋上でFAVTOWNのフォトブースを設定させていただきます。それと申し込んでいただいた方にFAVTOWNの特別同窓会プランということで、市内の飲食店の1万円割引きキャンペーンっていうのもやることになっています。こうした中で、できるだけ和歌山市から離れた方も和歌山の魅力を知っていただいて、また和歌山へ帰りたいと思ってもらえるような和歌山市にしていきたいと思っていて、ちょうどはたちのつどいの機会にTOKYO GIRLS COLLECTIONとコラボしてやっていきたいと思っています。
「けやき大通り」で自動運転の実証運行を実施します
自動運転なんですけども、けやき大通りというまちの中心部で自動運転の実証運行を行いたいと思っています。ちょうどイルミネーションの時期でもあるし、TOKYO GIRLS COLLECTIONもやっているっていうこともあって、2月のいつかはまだ決まってないんですけども、5日間ぐらいを昼と夜に、レベル2の自動運転をけやき大通りで片側だけになりますけども、やることになっています。この自動運転の中で観光の二次交通も兼ねた実証運行を行いたいと思っています。今年度は自動運転のレベル2で5日間だけ、そして2024年度はまだ予算の確定はしていませんけども、レベル2での実証運転の期間を延ばして、さらに観光客等との動向というところも捉えたい。そして2025年度大阪関西万博の年にはレベル4での自動運転の実証運行を目指したいと思っています。そうした中で、和歌山の路線バス等の乗務員不足への確保と観光の二次交通の確保というところをしっかりやっていきたいと思っています。
TGC 和歌山 2024 和歌山市のテーマは「帰りたくなる和歌山」~地域との繋がり・人との繋がり~
今年度のTGCですけども、和歌山市にとっては今年度で2回目になります。今まで地域の魅力を発信しよう、そして若い方に憧れのランウェイへ立っていただこうということで、いろんな取り組みをやってきたんですけども、今年はさらに和歌山市の魅力を伝えることによって、地域との繋がり、人と人との繋がり、そして和歌山を離れた人も和歌山へ帰ってきたいよっていう思いになってもらえるようなTOKYO GIRLS COLLECTIONにしたいと思っています。1つは、先ほどのはたちのつどいとのコラボ、またイルミネーションとのコラボ、そしてArtの部分では天野喜孝さんのアートイベントを開催させてもらうことになっています。また和歌山は地場産業がニットということで、ニットとコラボレーションしたいろんなアイテムだとかグッズを作成販売していきたいと思っています。それとTravelではケータリングのメニューの実際の販売を行う。それと和歌山市のPRステージ、またパブリックビューイングも去年と同じように設けていきたいと思っています。それと和歌山PRキャンペーンということで今年独自になるんですけども、第1弾のリール投稿キャンペーンで、リールを中高生に作っていただいて、コンテストをしたいと思っています。
持続可能な海社会の実現に向けた取組を加速!~花王株式会社とのSDGs連携~
令和元年ですけども和歌山市は持続可能な海社会の実現に向けたSDGs未来都市に選定されています。令和2年に花王株式会社さんとSDGs推進に関する連携協定を締結し、持続可能な海社会の実現に向けた提携を行ってきました。和歌山市は海洋性プラスチックの入口と出口の部分、集める部分と、いろんな試験的に扱おうっていうことで、その入口と出口の部分は和歌山市がやっています。真ん中のケミカルリサイクルっていうか海洋性プラスチックっていうのは非常に品質が不安定っていうことで、これが大量に含むとなかなか材質が一定にならないので、その非常に難しい部分は花王さんが今まで試験をやってきてくれました。ようやく3カ年かけて成果として、出てきたっていうことで、出口の部分で市駅前のバス停のところの舗装が傷んでいるとこがあるんですけども、そこの部分の舗装をこの新しい海洋性のペットボトルを使ったアスファルト舗装を行いたいと思っています。こうした中で今後海洋性ペットボトルをどのように使っていくか、あるいはどのように製品になっていくかっていうところを試験的にやっていって製品化までこぎつければと思っています。
SDGsアクションのイルミネーションオブジェ設置
SDGsアクションのイルミネーションオブジェを和歌山市役所の横に非常に綺麗な形で設置したいと思っています。オブジェの横にはこれまでSDGsのアクションとして色々募集した内容を市民の方に投票してもらおうということで、お手元にそれぞれ今までどんなアクションがあるかっていうことで募集した内容を載せています。25件、第1次選考の結果なんですけどもこれを掲示させていただいて1月13日に結果を発表させていただこうということになっています。この中で最終の投票していただいて、ベストSDGsアクションを決めていただくことになっています。そうした取り組みも行いますので、これもけやき大通りのイルミネーションの一部としても見てもらえると思います。
令和5年度和歌山市文化表彰について
今年度の和歌山市文化表彰が決まりました。文化賞には味村正弘さん。フランス料理の大家なんですけども食を文化にまでしてくれています。それと文化功労賞が指揮をいつもやっていただいている江田司さん、また城郭の研究で有名な水島大二さん。文化奨励賞にはオペラ歌手の久保美雪さん、そして団体では和歌山市民オペラ協会が今回の受賞をされることになりました。表彰式は11月20日2時から和歌山城ホールの4階大会議室で行うことになっています。
発表項目は以上でございます。
よろしくお願いします。
記者の質問事項
(記者):
自動運転の実証運行についてなんですけれども、事業者っていうか車も含め募集していたと思うんですけど、今どういう状況になっているのかということと、この実証運行の狙いを観光の二次交通っていうご説明をされましたけれども、その辺のところもう1度伺えますでしょうか。
(市長):
まずやっていただく事業者を今募集中です。やってくれる事業者はおられるので、最終的に選考させていただいて、近々決まることになります。目的の1つは路線バスの運転手さんが特に今減っている。そうした中で路線バスの維持っていうところも大変な状況になっています。そうした労働力不足に対応するために、特に地方においても大変な状況になっていますので、労働力不足。それと合わせて当初の初期の段階においてはやっぱり路線バスとの競合というのも出てきますので、自動運転をやることによって、新たな誘客をしていこうと。特に観光客が駅まで来るんだけど、駅から色々観光地へ行きにくい。そうした観光客をどう乗せていくかっていうところも含めて、運転手不足と観光二次交通の確保のための自動運転をやっていきたいと思っています。当面は、まずレベル2を1番の目抜き通りでやることになるので、まずはレベル2から入って最終的にはレベル4。2025年度大阪関西万博の時にはレベル4の実証運行を目指したいと思っています。
(記者):
同じく自動運転の関係でお伺いします。将来的にはどのような自動運転を走らせる予定になっているか。今回実証実験では2kmだと思うんですけれども、例えば2024年度ではどれぐらいの範囲をカバーしたいのか、25年度ではどんな姿を描いているのか改めて教えていただけますでしょうか。
(市長):
今年度は5日間というわずかな期間になるので、昼間と夜と片道運転で実験したいと思っています。それで特に安全性がどうかっていうところ、乗り心地であるとか、そうしたとこについて実験できればと思っています。それを踏まえて2024年度については期間を延ばしたいと思っています。できるだけ長い期間、往復っていう形で、来年度やるのもJR和歌山駅から和歌山城の間になると思うんですけど、その間の期間とその双方向にやっていって、観光客の方も乗り降りしやすい形を取っていきたいと思っています。その辺でレベル2のところを確認できればあくまでも2025年度はこのレベル2の確認ができた後になるんですけども、レベル4の実証運行を2025年度にやっていきたいと思っています。多分これだけの目抜き通りでやる都市はそんなに多くないと思うし、非常に珍しい自動運転の実験になると思いますので、2025年は全国の都市に先駆けてそうした本格的なレベル4の実証運行をできればという目標で進んでいます。
(記者):
分かりました。ありがとうございます。将来運行については民間事業者さんがやってくっていう形なんでしょうか。それとも市がやっていく市バスみたいな形になっていくような形なんでしょうか。
(市長):
当然ですけど路線バスを和歌山バスさんが運行していますので、将来的には和歌山バスさんとどういう形で組むかっていうことで進めていくことになると思っています。完全なレベル4でのいろんな地域での自動運転っていうのはまだ時間がかかると思うんですけども、いろんなデータ、地理データ、そういったところも入れていかなきゃいけないので、2024年度以降については事業者と調整しながらやっていきたいと思っています。
(記者):
ありがとうございます。もう1点だけ他の自治体さんとかだともう自動運転のレベル4で実証実験やられているような自治体さんもあります。和歌山市で自動運転を導入する上で課題になってきそうなことっていうのは、どんなことだとお感じになってますでしょうか
(市長):
多分レベル4の自動運転っていうのはもう全国的にどんどん進んでいくと思います。完全なレベル4に行くまでに過渡期っていうのが多分何年か続くと思うんです。そうした中でいろんな社会実験をする上で、大事なのは既存のバスとうまく調整しながらレベル4に向けて導入していけるかというところが非常に難しいことになると思います。観光客の方にどう乗ってもらうかっていうところも、しっかりとやっていかなきゃ新たな誘客に繋がらないと思うし、安全性をチェックしていくというのはもちろんですけども、今後、既存交通との調和が取れるかというところを大事にしたいと思っています。
(記者)
はたちのつどいの関係でお伺いできればと思います。まずすいませんTGCとのコラボっていうのは初めての試みだとは思うんですけれども、これまではたちのつどいではどのような取り組みをなされていて、どれだけ今回ボリュームアップされているような形になるんでしょうか。
(市長):
さっき言い忘れたんですけども、はたちのつどいは今回、前年度よりはたちのつどいの対象者が増えています。それは何かって言うと19歳のあたりも戻ってきてくれている、あるいは転入してくれている方が増えてきていて、出生の時よりも二十歳の方の人口が増えた。そうした中でどんどんやっぱり帰りたいって思ってくれる人だとか、新たに和歌山へ来たいっていう人も増えてきたんだろうなと思っています。そうした中で、さらに、はたちのつどいでもっともっと和歌山の魅力を発信して、帰ってきたくなるようなはたちのつどいにしたいと思っています。これまでどういったことをやってきたかって言うと、できるだけ式典に参加してもらおうっていう形では努力してきました。いろんな催しやったり、歌手にライブやってもらったり、よさこいやったりとか、様々なこともやってきて、できるだけ式典の中へ入ってもらうっていうとこもやってきたんですけども、今年はさらに和歌山の魅力を知ってもらおうっていうことで、TGCとコラボしてやるっていうところが今までとちょっと違うとこだと思っています。
(記者)
ありがとうございます。和歌山市の場合は二十歳になられる対象者の方と実際の来場者の方っていうのはこれまで開きがあったんでしょうか。
(市長):
大体5割ぐらいです。多少増減するんですけども対象者の方の約半分ぐらいが、式典会場へ来てくれている形になっています。本当はもっともっと来ていただきたいんですけども、そうした方もまずは会場へ来てもらえるっていうところをしっかり増やしていければと思います。
(記者)
わかりました。ありがとうございます。それとすいませんSDGsのアクション事業の関係でお伺いできればと思います。別刷でいだいているアクションの一覧見ると、事業化できそうなものもあるのかなと思うんですが、今回投票で選ばれると例えば和歌山市で実際の政策として取り入れていくとかそういうところまで考えてらっしゃるんでしょうか。
(企画政策部):
内容にもよりますけれども、もちろんいいものは政策へ取り入れる検討も考えていくことになると思いますし、それと加えて、今回は民間の事業者さんへの横展開なども重要だと考えておりますので、そういったことを広げていきたいなと考えています。
発表項目以外について
(記者)
水道の関係でお伺いできればと思うんですが、先月になりますかね、国交省の方に要望に行かれたことがあったかと思うんですけれども、その感触とどのようなことがあったか少しお伺いできますでしょうか。
(市長):
国交省、国交大臣の方に要望させていただきました。今まで建設と管理が厚生労働省でやっていたんですけども、建設と施設管理が、来年度から国土交通省へ移るということで、和歌山市だけじゃないんですけど、それぞれ地方が苦しんでいる水道の課題っていうところを要望させていただきました。特に問題なのは老朽化対策だと思っています。管路にしろ、浄水場にしろ、老朽化がなかなか独立採算の中では利用料金だけではやれない。そんな中で国の補助をしてもらえるのはある程度の水道料金が高くないと、国の補助が出ない形になっています。それを何とかなりませんかと。和歌山市だけじゃないけども老朽化が進んでいるところっていうのは、水道料金がそんなにも上げられなくて、じゃあ今和歌山市が900円で大体補助をもらおうと思ったら、1200円と1500円っていう形まで必要になってきます。1500円まで上げればいろんなところの補助が出てくるんですけども、そうなってくると、もうかなり一挙に上げなきゃいけない。そうなるとなかなか国の補助が得られないから悪循環に陥ってしまうので、なんとかその老朽化との悪循環を断ち切りたい。そういう思いがあって、ある程度努力しているところを補助いただけませんかっていうことでお願いしました。来年度からまだ入るっていうのが決まったばっかりなので、なかなか返事としては難しいっていうか今後検討していきますっていうことにはなっていますけども、和歌山市としてはできるだけ国土強靭化とかそういった中で検討してもらえればっていうところを強くお願いしています。今和歌山市の方は水管橋崩落を受けて、複線化をもう事業着手しましたし、北部浄水場については先だっての委員会であったように、新たな浄水場を工業用水道のところへ作れるということが、ほぼ確定してきましたので、今後北部の安定化を目指すとともに、さらにまだ余剰ができるっていうこともあって、そうしたところは今後企業誘致に使っていきたいと思っています。先端産業なんかは水っていうところが必ず必要になってきますので、今後、そうした水っていうところも企業誘致の方へしっかりと武器として使える形のビジョンに仕上げられればと思っています。
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