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ページ番号1018645　更新日平成30年3月13日印刷　

和歌山市のメインの産業の一つである製造業。付加価値額は化学、鉄鋼、はん用機械器具が生産業の8割で、全国比でも高い割合を占めています。また、化学、繊維、木材、家具、皮革などの地場産業が集積している、製造業全体の労働生産性が全国より高いなどが強みとして挙げられます。これらの特長を生かしながら、産業振興を推進してさらなる経済の活性化を図るため、本市は「産業振興ビジョン」を掲げています。

重化学工業と地場産業の二極構造を背景に進展

和歌山市の工業に関する昔の和歌山市を写した画像

和歌山市の工業は、鉄鋼、化学などの重化学工業と、古くから地域に根ざした中小企業を中心とする繊維、木工、皮革や機械金属等の二極構造になっており、それぞれ恵まれた自然条件と卓越した生産技術により進展を続けてきました。

地場産業の作業風景の写真

現在、国際競争の激化や市場ニーズの多様化など、さまざまな状況変化の潮流の中、鉄鋼、化学などの基礎素材型産業は、産業構造や企業活動等も視野に入れた新たな変革を迫られています。また、繊維や皮革、木工等に代表される地場産業においては、若年労働力・技能労働力の不足、生産設備の老朽化など、経済環境で厳しい一面もあります。

新しい産業戦略で、ものづくりの活気を取り戻す

地場産業の作業場の写真

しかし、本市企業には独自の技術力を活かして成長し、新しい基幹産業として期待される企業もあります。これらの企業は、地域における技術力の向上や雇用に大きな役割を果たしています。また、本市には、関西国際空港に近接し、港湾を擁するという地理的優位性や自然環境に恵まれているという特性があります。本市では、これらの特徴を活かし、平成28年3月に策定した和歌山市産業振興ビジョンに基づき、産業活力拠点の整備、総合的な企業支援体制の強化、立地優遇措置の拡充、ものづくりの高付加価値化などに取り組んでいます。