染色物語

 

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和歌山市から世界に羽ばたくひとつだけの技術、染色物語ページのトップ画像


1889年ごろから手捺染による技術が伝えられ、先駆者のひたむきな研究と機械の改良、そして最新の設備の導入により、和歌山市の地場産業として確立された染色業界。現在、本市で加工されている高級捺染品、無地染品、起毛品などは、国内はもちろん、世界の国々へも輸出され、日本の染色技術として高く評価されています。そして、さらなる発展のために、IT技術導入による生産効率のアップなど、業界ではさまざまな取り組みも行われています。


全国シェアのトップを占める捺染加工量

生地が染色されている様子の写真

現在、和歌山で加工されている製品は、素材は綿、スフ、合繊などの短繊維をメインとし、用途は高級寝装品、服地、カーテン、テーブルクロス、肌着、アロハシャツなど多種多様にそろいます。

加工方法は、プリント・無地染め、付帯加工は起毛加工が代表とされ、2009年度の捺染加工の全国シェアは36%、内綿繊維では50%で全国1位のシェアを占めています。

最新の捺染技術や環境問題、時代に即した産業革命

インクジェット捺染による作業風景の写真

プリント方法として、フラットスクリーン捺染、ロータリー捺染の2タイプが主流でしたが、近年はインクジェット捺染の導入もされています。捺染型を必要とせず、小ロット短納期対応が可能であるという特徴が時代に合致するだけではなく、スクリーン捺染に比べ、エネルギー消費が少ないという長所も。また、排水による環境問題に対処すべく、排水の浄化や排気汚泥の低減の研究が市内の染色会社や薬品メーカー、和歌山県工業技術センターなどとともに進められ、時代に即した持続的な発展を目指します。

タイトル

和歌山市のものづくり物語 その他の物語

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