和家具物語

 

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和歌山市から世界に羽ばたくひとつだけの技術、和家具物語ページの画像


1987年に通産省(現、経済産業省)により、国の伝統的工芸品に指定された紀州箪笥。和歌山市も産地として指定されています。江戸時代末期には製造技術が確立され、生産が行われていたといわれる和家具を次世代へつなげていくために、老舗店が集う紀州桐箪笥協同組合では、後継者育成や技法の伝承、斬新なアイデアを加えた新商品のデザイン・製造など、時代に即した伝統的和家具の新たな道を切り拓いています。


世代を超えて引き継がれている和家具

紀州箪笥の写真

和歌山の和家具を代表する紀州箪笥。桐材特有の上品な木肌と美しい木目を生かしているのと同時に、軽くて耐湿性にも優れているため、特に衣服の収納に適しているといわれています。紀州箪笥は熟練の職人による組手などの工作が、細かく正確なことでも有名。現場で長年培われた経験と勘により、伸縮や狂いが少ない箪笥として、世代を超えて引き継がれている和家具の一つです。

高度な技術と技法が認められた10人の「伝統工芸士」

紀州箪笥の写真

経済産業大臣指定の伝統的工芸品の製造に従事する技術者の中でも、特に高度な技術と技法を保持する人を認定する「伝統工芸士」で、紀州箪笥の部門では現在10人の伝統工芸士が名を連ねています。現在は昔ながらの技法が反映されたモダンなテイストのインテリア小物家具など、新しいスタイルの紀州箪笥も製造。また、極みの技術で成り立つ地場産業を地元で広めるべく、地元の小学生を対象とした製造体験も実施しています。

タイトル

和歌山市のものづくり物語 その他の物語

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