化学物語

 

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和歌山市かた世界に羽ばたくひとつだけの技術、化学物語トップページ画像


第一次世界大戦時に、和歌山市のある一人の捺染(なっせん)業者が日本で初めて、染料の原料であるアニリンの工業的製造に成功。この結果、和歌山市は合成染料の発祥の地としての地位を築くとともに、日本の合成染料発展に大きく貢献し、業界におけるトップシェアを占めるに至りました。その後も多岐にわたる化学製品の製造が開発され、医薬・農薬、高分子原材料などファインケミカル分野にも生産領域を拡大しています。


宇宙関連機材や航空機に使用される製品も

電子分野などにも使われる化学製品の写真

アニリンの工業的合成の実現から現在に至るまで、染色をはじめ、石炭酸や界面活性剤など、多様な化学製品の開発・製造が行われています。また、多くの中小企業が活躍する本市の工業業界では、多分野において独自の技術を開発し、繊維、医療、農薬、電子などの分野にも進出。さらに、航空機や宇宙分野などに技術フィールドを拡大して、汎用製品から多品種少量生産による高付加価値製品へと移行するなど、著しい進歩を遂げつつあります。

ルーツを持つモノ作りが高評価

化学製品の写真

ルーツを持つ和歌山市だけに、化学工業は本市の地場産業をリードしてきた業界の一つ。市内製造業全体のうち従業者数で16.6%、付加価値額で27.1%(平成25年経済産業省「工業統計調査」より算出)を占める主要産業です。長きにわたり蓄積されてきた知識や技術力を生かした製品は独創性があり、評価が高く、中小企業庁の「元気なモノ作り中小企業300社」、近畿経済産業局の「KANSAIモノ作り元気企業100社」に多くの企業が選定されています。

タイトル

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