歴史・背景をみる

 

ページ番号1018679  更新日 平成30年3月13日 印刷 

紀州ネルの工場機械の鋳造から機械鋳物業が誕生

鋳物組合事務局と鋳造作業をしている様子の写真

和歌山における鋳物業の起源は、明治初期に和歌山市内に鍋や釜などの日用品を作る鋳物屋が数軒あったことに始まるといわれており、中期には橋の欄干も鋳造されていたという記録も残っています。また、全国で近代工業の発展とともに機械鋳物の需要が増え、県内では1891年に和歌山市に鋳物工場が創立。1893~1894年ごろ、綿ネル工場の機械類を鋳造したのが、和歌山における機械鋳造のはじまりとされています。その後、船舶用内燃機鋳物の生産もスタートしました。

現在は産業機械や金属工作・加工機械用が主流

作業風景の写真

1935年ごろには、繊維機械が国内自給のレベルまで高まるにつれ、地場鋳物製品の品質も向上。染色整理機械、メリヤス機械の部品製造を主とする和歌山の鋳物業が確立され、戦後は繊維業界の機械需要に支えられて、順調に発展しました。

現在では産業機械用、金属工作・加工機械用、回転電気機械用などが主力製品となり、主に京阪神地方の機械メーカーへ出荷されています。

タイトル

和歌山市のものづくり物語 その他の物語

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