歴史・背景をみる

 

ページ番号1018690  更新日 平成30年3月13日 印刷 

木の国の豊かな自然の恵みと立地条件で一大産地に

建具製造風景の奢侈

古来「木の国」と歌に詠われるように、杉や桧などが繁茂し、林業が盛んな地である和歌山県。文久年間(1861~1863年)には、和歌山城下に大工の下請け職人として5、6軒の建具業者があったとの記録も残ります。建具業として独立した業種になったのは明治に入ってから。紀の川を利用して運ばれる吉野杉や紀州桧の端材を使って作ったのが始まりといわれています。木材の集荷地として栄え、大阪などの大消費地に隣接する立地条件に恵まれ、和歌山市は建具の一大産地にとなりました。

集中する建具集団地域、和歌山市。販路は近畿圏が主流

建具製造風景の写真

大正時代には台湾、朝鮮、中国に販路を広げ、海外にも「和歌山建具」の名を響かせました。戦前は東京に次ぐ全国シェアを誇っていましたが、戦後は全国各地に建具業が興り、また機械化や外材の輸入等の影響もあって、生産額は全国的に第8位、9位に。現在、県下の建具集団地域は和歌山市であり、販路は主として近畿圏で、県外移出が大半を占めています。

タイトル

和歌山市のものづくり物語 その他の物語

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