歴史・背景をみる

 

ページ番号1018701  更新日 平成30年3月13日 印刷 

地場産業として定着させるため、大正初期に工業高校に家具科を配置

洋家具が並んでいる画像

和歌山県の洋家具業界は、大正期より急速に洋風化された県下の公共建築物、民間企業施設に相応する洋式室内装備品の需要が必要とされるに至り、在来の木工指物師が先進製品の模倣から技術を習得し、製作したのが始まりといわれています。また、洋家具先進地の神戸や大阪に子弟を修業に出すなど本格的な取り組みを試み、行政でも木工県として技術の向上を図るべく、1914年に県立工業高校(現、県立和歌山工業高等学校)に家具科を配置して人材育成に意を注ぎ、それらの人材が地域に定着して地場産業の基礎をつくりました。

建築内装との結合によるトータルインテリア部門へも参入

板材を加工している様子の写真

戦前は一部の特需と中流以上の家庭が対象でしたが、戦後になると学校などの公共施設での設備を充実させるために需要が増え、急速に発展していきました。

昭和40年ごろ、メラミン化粧版などの出現により工法が改良され、高級化路線へと移る一方で、インテリアとのコーディネートを企画し、トータルインテリア部門へ参入。時代の要望に即した、新しい洋家具造りに挑戦し続けています。

タイトル

和歌山市のものづくり物語 その他の物語

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