歴史・背景をみる

 

ページ番号1018647  更新日 平成30年3月13日 印刷 

大正末期に全国一の丸編みメリヤス地に

ニットを編む機械やメリヤス会館(現在のニット会館)の写真

和歌山地域のニット産業の歴史は、1909年に和歌山市の楠本藤楠氏がスイス製丸編み機5台を導入して事業を開始したことから始まりました。大正時代には第一時世界大戦を契機に、紀州ネルの起毛加工方法を応用した綿メリヤスが飛躍的に発展を遂げ、業者数は約80、設備機械台数約4000台となり、全国一の丸編みメリヤス地に。昭和に入ると、両面機が導入され、両面生地の生産がなされるようになります。

産地を構成する各企業が連携し、和歌山から世界へ

WAニットタグの画像

昭和30年代に入ると、「ジャージ生地」と呼ばれる合繊メリヤス生地が開発。婦人服、子ども服、スポーツ衣料などのジャンルでブームを起こし、全世界に輸出されるとともに、東京オリンピックの日本選手に着用され、名声を博しました。

現在の和歌山ニット産業は、製品の差別化や多品種少量生産など、国内外の市場に販路拡大を行うべく、産地を構成する各企業が連携しながらグローバルな視野を備えた企画提案型産地への転換を目指しています。

タイトル

和歌山市のものづくり物語 その他の物語

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