市長記者会見 令和3年4月15日

 

ページ番号1034645  更新日 令和3年5月4日 印刷 

4月市長定例記者会見
【令和3年4月15日(木曜日)午前10時~】

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市長発表事項

発表項目

新型コロナウイルス感染症の現状と対応について 

 コロナの感染が本当に大変な状況になってきました。
まず、人口10万人当たりの各過去1週間の新規陽性者件数について、グラフで説明させていただきます。
点線が大阪府、青い線が全国、和歌山県はこの緑の部分になっています。和歌山市がこの赤の部分ということで、これを見ていただいたら非常に、大阪府と和歌山市の状況が、他と比べても大阪府と一番酷似しています。
非常に大阪府の影響が出ているということがこのグラフで一目瞭然によくわかるのではないかと思います。やはり大阪由来から、非常に感染が和歌山市でも急拡大しているという状況が見て取れます。
 それと変異株も増加しています。和歌山市の方では100%、スクリーニングをやっています。N501Y(変異株)についても100%のスクリーニング率で、和歌山市の場合は若い人が非常に多い状況です。0歳から30歳未満の方で47%、60歳以上の方は16%ということで、特に若い方、活動の活発な方が変異株にかかる率が非常に高くなっています。それとクラスターですが、第1波、第2波、第3波、第4波でクラスターを比較しました。それぞれ、高齢者施設、医療機関、職場飲食等でのクラスターを上げております。第三波の時は高齢者施設が非常に多くて、飲食等も多かったです。ところが第四波については、ほとんど飲食の中の4施設ともカラオケになっております。それだけ今回の第四波については、カラオケでのクラスターが非常に多いのが、特徴的な要因になっています。そうしたことを踏まえて、和歌山市としても昨日の知事の会見も踏まえて、現在、まずは何とか封じ込めを行っていきたいと思っています。まずは、大阪等への大都市への外出を極力控えていただきたいと思います。不要不急はもちろんですし、できれば、仕事等でもテレワーク等により、大阪等への外出を控えていただければと思います。4月25日は、今の変異株等の状況を見ても、市中感染の可能性が非常に高いということで、まずは市内についてもできるだけ不要不急の外出を控えていただいて、そして封じ込めを図っていきたいと思っています。それから大阪等へできるだけ行かない。そして、市内でも、不要不急の外出については、控えていただくことによって、何とか封じ込めることができると思っています。それと、飲食であるとか、家族以外の方とのカラオケを控えていただきたい。これも県と同じですが、こうしたことによって、今の感染状況でいくと、医療機関がまず、崩壊が起こる可能性もあります。それと保健所についても限界を超えそうな状況になっています。そうしたことを避ける意味でも、市民の皆様には、大阪等への外出、それと市内での不要不急の外出については控えていただいて、特に感染が拡大しているカラオケであるとか、大勢での飲食、こうしたことについては、控えていただきますよう、切にお願い申し上げます。医療機関の方には、大変な状況で頑張っていただいていますので、そうした医療崩壊を起こさないためにも、ぜひお願いしたいと思います。
 こうした中で対策についてです。その一番の決め手であるワクチン接種については和歌山市として、まず4月分のワクチンの配分の前倒しを行うことにしました。これは国の方から当初和歌山市には、国県通じて、1500人分、2回接種分ということで1500人分のワクチンが来ました。2回接種なので、残り1500については、3週間後に打とうということで保管しておりました。これについては、現在国・県を通じて、次の部分の確保が確定してきております。そうした中で、2回分で保管していた部分を本日から、接種していただこうと考えています。1回分として接種していただくことで、1500人プラス1500人も追加が今日から可能になります。予約等で待っていられる方も多いので、そうした方について、それぞれの医療機関でストックあるところ等では、本日からさらに枠を広げていただけるということになります。もう一つは本格的接種について、国県の方から情報等が入ってきて、ほぼ確定しました。それで5月10日の週ですけども、5月9日までに入る量が約2万人分入ります。5月の週で大体2万人分、その次の17日からの週についても、それ以上の量が入ってくるということがほぼ確定してきましたので、和歌山市としては、5月10日の分の接種に向けて、全力で取り組んでいきたいと思っています。まず5月10日以降については供給が安定したこと、6月末までには、高齢者11万6000人分すべてが入るため、計画的にやっていきたいと思っています。十分な量が確保されていますので、先着順とか急いでやる必要がなく、そうした期間で、高齢者の方に接種していただければと思います。それとあわせて、高齢者施設等について、接種についても、5月10日から行っていきたいと思います。医療従事者と、高齢者施設には大体2万人ぐらいおられるので、そうした高齢者施設等についての接種を行っていきたいと思います。予約等についてですが、4月中の医療機関が116の医療機関を公表さしていただきました。非常にワクチン数が少ない中で、予約等がかなりたまっている状況になっています。その116機関に加えて、5月10日以降については、5月以降については277の医療機関、すべて接種可能となります。277のうち、かかりつけの患者の方以外にも入れるとか公表してもよい医療機関が277のうち202医療機関。202機関については、市報と同時に、一覧表を配付させていただきますし、4月26日には、ホームページでも公表させていただきます。また、市報がまだ届かない方のためにも、各支所連絡所、市内42ヶ所の支所連絡所で、場所、電話、医療機関名等については、張り出さしていただくことになっています。それとあわせて、厚労省のコロナワクチンナビ、これは準備が整ったところから、予約が可能なところについて、ワクチンナビへ、上げさしていただきますので、26日前後ぐらいから、予約が可能になっていくと思います。十分な量が確保されていますので、ぜひ慌てず、接種をしていただければと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

『新型コロナウイルス感染症の影響により、採用内定を取り消された方等を対象とした前倒し採用試験』の実施について

 今、新型コロナの影響で採用内定取り消しや雇い止め等が起こっております。
報道等でも10万人を超える方が、採用内定取り消し等を受けたということで、和歌山市としても採用に向けて、前倒し採用を実施していきたいと思っています。採用内定取り消しされた方や離職を余儀なくされた方などの試験内容等は、ホームページ等でご覧いただけます。そうした方を対象として、10人を前倒しで10月1日からの採用を目指していきたいと思っています。申し込み期間については、4月30日から5月25日までで実施していきたいと思います。

和歌山市職員出前講座 一部の講座がオンラインで受講できるようになりました。

 これもコロナ対策になります。
和歌山市の職員が出前講座をこれまで進めていました。一つの会場に参加者が集まっていただいて、20人以上であれば、出前講座させいただいていました。それを今回からは、それぞれの自宅等でもオンラインでやれることになります。また10人以上20人というところも、10人以上であれば受講ができます。出かけずにZoom等により無料で講座を受けられますので、ぜひご利用いただければと思います。

「新しいまちづくりのモデル都市」に採択されました!

 コロナ禍の中で新しい日常にも対応しつつ、都市構造の再構築だとか、地域の稼ぐ力を上げていこうということで、国の方から新しいまちづくりの取り組みの募集がありました。和歌山市がその中で13都市の中に、新しいまちづくりモデル都市として選定を受けることになりました。今度、地域で活動されている団体の皆さんとともに、オープンエリアで野外での活動、或いはコロナ禍の中で、非常に厳しい経済状況に置かれている方達にとっても、にぎわいを確保していく、新しい形でのにぎわいを確保していく、そうしたことをこれからまちづくりとして取り組んでいきたいと思います。

和歌山市公式「和歌山市広報 note 」運用を始めます

 和歌山市の公式の広報noteの運用を目指していきたいと思っています。
媒体の中でnoteという媒体が専門的にも活用されているということで、今まで和歌山市の広報は、市内向け市民向けもいろいろあって非常にわかりにくいということがありました。特に県外に向けて、和歌山市の注目するような広報を、深堀していって、行っていただけるように、noteの活用をしていきたいと思っています。例えば、友が島で少年ジャンプさんと共同で実施するイベントの告知であるとか、イベントの後日談等、深く追っていくことによって、この魅力を伝えていければと思っています。これがひいては、和歌山市のファンの獲得にも繋がりますし、将来的には移住定住にも繋がっていけばということで、こうした新たな媒体も活用していきたいと思います。

 発表項目は以上でございます。よろしくお願いいたします。

 

記者の質問事項

新型コロナウイルス感染症の現状と対応について

(記者):先日ワクチン接種で5ヶ所、回られた時の感想、受けとめ方を教えてください。

(市長):4月12日に各医療機関を回らせていただきました。どんな状況かということと、ワクチンを打っている、それぞれの方の感想等お聞きしたかったので、やらしていただきました。それぞれ、前後を含めて、事前の診断内容であるとか、副反応がないかということを含めて、割とすみやかにうち始められたと思っています。打つ痛みっていうのもそれほどなかったということで、5ヶ所の中では誰もこの違和感を訴えられる方はなかったですし、そのあとの副反応についても今のところ出ていません。それと各医院でもいろいろ工夫されて、5回打ちのところを注射器が6回分も確保されているとこもありました。その中でそれぞれできるだけ無駄のないようにという形で、接種していただいているということで、それぞれ各医院の方には、本当に感謝を申し上げたいと思っています。今後さらに安定的にもワクチンが入ってくることにもなりますので、慌てずに打っていただければというふうに思います。

(記者):コロナ対策のことで、追加してお伺いします。最近、市でまとめられた世論調査によれば地域ささえ愛商品券に関しての、評価が非常に高かったということですが、市としてその消費拡大の効果があったと考えているか。また、今回の結果を受けて、再度地域ささえ愛商品券のような景気刺激策といいますか底上げ策のようなことを考えているのか。またPCR検査の体制を、この第4波を受けて能力を高めるようなことを考えておられるかどうかということをお尋ねします。

(市長):まず地域ささえ愛商品券についてです。地域支え合い商品券は全体で、約100万件発行をさしていただきました。非常に使用率も高かったっていうことで、97%の使用をいただきました。それぞれ、市内に本社を置かれる中小企業ですので、それぞれの効果が非常に高かったと思っています。今回、そうした使用の中では、一番多かったのがスーパーで大体47%、あとはドラッグストア、飲食店で、それぞれ非常に困っているところの経済対策には効果があったと思います。それと今度についてですが、次の経済対策も検討していく必要があると思っています。現在、国の三次補正に応じた形での対策を考えています。当初の予算にも上げていますが、まず倒産であるとか休業廃業を防止するため、その部分をしっかりとやっていきたいと思っています。事業再構築支援事業に合わせて、事業者の方の負担を少なくする予算であるとか、休業廃業への防止っていうところをしっかりと力入れていきたいと思っています。さらなる対策等については、今後の状況を見て判断していきたいと思います。

(記者):保健所の逼迫の件ですけども、職員の適正配置で何か増員するとか、考えていますか。

(市長):保健所も非常に厳しい状況になっています。一つは感染拡大が生じてきて、その調査、疫学調査であるとか、PCRの検査、さらには接触者検診ということで、非常に医師の負担が大きくなっています。そうした中で、医師への対応、看護師さん保健師さんへの対応要員等、さらに今後の状況を見ては増やしていかなければならないと思っています。もう一つは現在の感染者数の急増により、軽症の方が入院までの間、一時的に自宅で待機し、療養いただいている状況になっています。自宅で療養せざるをえない方もおられますので、そうした方についてのケアっていうのが必要にもなってきていますので、今後、その方も含めて、保健医療の関係というのは非常に切迫しています。我々も職員で対応できるところはやっていますが、医師であるとか、看護師さん等については外部でもお願いしています。県のOBの方へのお願いや医療機関、医師等への応援というのも必要になってくるため、これからも、随時、補強をしていきたいと思います。

(記者):ワクチン接種について、5月以降は供給量とともに医療機関で接種できる数が大幅に増えると思います。その277医療機関中で公表できない医療機関も少なくともあると思いますが、理由は何かありますか。

(市長):普段はかかりつけ医専門でやっていられるところについては、患者の方がわかっているので、公表すればその方以外の方もこられるので、今回はかかりつけの方に限定したいということで聞いています。

(記者):かかりつけの患者さんには、接種についての確約がとれるということでしょうか。

(市長):個々に連絡させていただくという確約のもとに約70の医療機関を認定させていただいています。

(記者):どうしてカラオケの人がこんな多いのですか。和歌山の人はカラオケが好きですか。

(市長):カラオケの方の状況を見ると、高齢者の方が多いのが、データとして出ています。それと高齢者の方も、複数のカラオケ店を利用されているということで、陽性者の方が複数利用されるとそこでまた、新たなクラスター起こしてしまいます。そんなにすべての方がカラオケ好きなわけじゃないと思いますが、特定の人で幅広くこのカラオケ活動をされてと感じています。

『新型コロナウイルス感染症の影響により、採用内定を取り消された方等を対象とした前倒し採用試験』の実施について

(記者):前倒し採用試験ですが、今、和歌山でどれぐらいの内定取り消しがあったかはわかりますか。

(市長):以前も調べたがわからなかったです。

発表項目以外について

質問無し

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