市長記者会見 令和3年10月28日

 

ページ番号1041337  更新日 令和3年11月15日 印刷 

10月市長定例記者会見
【令和3年10月28日(木曜日)10時00分~】

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市長発表事項

発表項目

厚生労働省等の新たな補助制度を受けて本復旧に着手します 

 おはようございます。10月の定例記者会見を始めさせていただきます。今月、断水対策等で定例記者会見1回になってしまいました。申し訳ありません。本日の発表項目6項目ございます。1個目から発表させていただきます。まずはじめに六十谷水管橋の本格復旧でございます。本格復旧につきましては財源的な面で、国への支援を要請して参りました。昨日、厚生労働省から、新たな補助制度を作ったよということで、通知をいただきました。これにより、総務省もその地方負担分については一般会計からの繰り出しでき、交付税措置もあるということで、厚労省・総務省から財源的な面での支援をいただくことが決定しました。これを受けて、本格的な復旧工事に着手して参りたいと思います。段階的にまず調査設計から契約させていただくということで、できるだけ早期に契約して、早期の復旧を目指していきたいというふうに思っています。

11月から新型コロナワクチン接種は新たな段階へ

 次、2項目に入らせていただきます。新型コロナの状況でございます。第5波の方はもうほとんど収束して参りました。ただ完全に収束したとは言えない状況で散発的ではありますが発生しております。次の第6波がもし来ればということで、第6波にもしっかりと備えていきたいというふうに考えてます。

 そんな中でワクチン接種の状況でございます。グラフを見ていただくと、和歌山市の方では10月17日に12歳以上接種対象者(接種率)の80%を達成しました。2回目の接種も、大体11月7日には、全体80%に達していくという状況になってます。そういう中でですね、ちょっとワクチンの接種の状況が変わって参りました。今まである程度の人数があって、最低6人っていうところは、うまくクリアできてたんですけども、これからなかなかその6人を医療機関で集めていくっていうことが、大変な状況になってきます。1日に何十人もあった接種の希望者、お困りサポートへの希望者も大体1日10人程度になってしまって、6人を1つの医療機関で集めていくっていうことがこれからの新たな調整になってきます。第3回の接種が始まれば、またワクチン量も入ってきますし、希望する方も増えてきます。ただそれまでの間、きめ細かな調整作業に入っていきたいと思ってます。今まで保健所が案内してた分に加えて、これから6人を集めていくという作業を新たな保健所の任務として行ってきます。そうした中でですね、ワクチン接種お困りサポート登録制度、これをぜひ活用していただいて、まだ打てていない方、医療機関でなかなか6人集まらないというところで、困っている方については、このお困りサポートを利用していただいて、和歌山市として、ひとりも取り残されないようなかたちで進めていきたいと思ってます。

便利で持続可能な公共交通ネットワークの形成を目指して~交通不便地域の解消に向け、市内3地区で地域バス実証運行を開始~

 3点目でございます。これはですね、公共交通ネットワークの充実っていう私も市長に就任させていただいてから大きな公約の一つにしてたんですけど、なかなか実現してきませんでした。一番課題であるのがバス路線が採算性が取れなくなってどんどん縮小していく。そんな中で地域バスの検討はずっとしてきました。コミュニティバスですね。地域バスを本格的にですね、実証運行をしていきたいと思ってます。将来的には、民間のバス路線、それとその採算の取れない地域バス、また鉄道も、そうしたことを含めてですね、できるだけ公共交通の利便性が高い和歌山市の実現を目指していきたいと思ってます。その中で今回3地区で、地域バス、コミュニティバスの実証運行を始めたいと思います。湊地区、有功地区、木本地区ということで。運賃が200円。ただ70歳以上の方は100円でご利用いただけます。また障害者手帳等お持ちの方についても、半額ということになってます。こうした実証実験を通じて、今後、どうした公共交通体系でそれぞれ不便な地域についてもカバーしていくか、地域バスあるいはデマンドタクシー、鉄道、それと民間バス、こうしたものを組み合わせることによって、移動しやすいまちを実現していきたい。その大きな第一歩が今回の地域バスの実証運行だというふうにとらえております。

和歌山城ホールがいよいよ明日オープン!

 和歌山城ホールがいよいよ明日オープンすることになります。まず午前中にはオープニングセレモニー、式典をさせていただいて、お昼から一般の方も入場していただけるようになります。13時から一般の方も入っていただけるということで、非常にですね、木の香りがする紀州材に包まれたような館内になってます。紀州材で囲まれた吹き抜けがあって、それぞれのホール、それと屋上についても、非常に見晴らしのいい庭園として開放させていただいてます。ぜひ、明日から、和歌山城ホールにお越しいただければというふうに思ってます。30日からは国民文化祭が始まって参ります。そうした中で国民文化祭としての行事で、主に使われていくことになります。

第53回紀州おどり「ぶんだら節」の開催について~今年は秋開催!大名行列と和歌祭渡御行列で一味違う!~

 国民文化祭が10月30日から開催されます。県外からもお客さんも来られる、文化芸術の団体等も来られる。そうした方に和歌山市の歴史文化を知ってもらおうということで、今年紀州おどり、いつも夏やってるんですけども、今回コロナってこともあったんですけど、この国民文化祭の期間中に、紀州おどり「ぶんだら節」を開催させていただくことになりました。今回ですね、特に時間帯も午前からお昼にかけてやるということになっています。

 それとできるだけ見ていただける部分をつくろうということで、文化庁の方から補助をいただいたリビングヒストリーというので、和歌山城を中心とした、紀州藩ということで、その歴史をできるだけ再現していこうということで、大名駕籠、大名行列の衣装、こうしたものを精緻に、『南紀徳川史』等を参考にして、精緻に復元して参りました。駕籠等も完成して、紀州藩の昔の大名行列の一部を再現していきたいと思ってます。その大名駕籠に乗っていただける方が、次のページになるんですけど、公募させていただいて小学3年生の方に今回、駕籠に乗っていただいて、藩主として参加していただきます。

 そして、その大名行列の後には、和歌祭、これも来年400年を迎えるわけなんですけども、和歌祭の行列の一行が、渡御で歩いて行列に参加していただけるということで、まさに多くの方に和歌山市の歴史文化を知っていただける、いい機会になるんじゃないかなと思ってます。

 紀州よさこいも共同開催ということになってますので、どうかコロナ対策に十分注意しながら、楽しんでいただければというふうに思います。

和歌山市チャレンジ新商品などの豪華景品が総勢1,700人以上に当たる!第2回 地元のお店に行こう!レシートキャンペーンを開催(買い物した店舗にて、その場でスマホで応募)

 最後の6点目でございます。これはですね、和歌山電力さんと、和歌山市がタイアップして、できるだけ地元の小さい小売店、あるいは飲食店舗をコロナの中で応援していこうということで、レシートキャンペーンを開催させていただきます。春には和歌山電力さん単独でされたんですけども、今回和歌山市の方も共催させていただいて、できるだけ困っている、それぞれの地域の小売店とか、あるいは飲食店さん、そうしたところで、買っていただいたら、その場でその店の中でそのレシートを写真で撮って送っていただくことによって、豪華な商品が当たることになってます。車やグラフィットバイクから、和歌山市のチャレンジ新商品等まで、様々な商品が1700名以上に当たることになってますので、ぜひですね、お近くのお店で買っていただいて、そして応募していただければと思います。

以上でございます。

よろしくお願いいたします。

記者の質問事項

(記者):

まず水管橋のことなんですけれども、ちょっと制度のことで教えていただきたいんですが、厚生労働省の方はこれは新設していただいたと、総務省の方の制度はどういうものなんでしょうか。

(市長):

厚生労働省にはですね、もう水管橋の復旧とぴったりの部分がありませんでした。それで新たなメニューを作っていただきました。これは和歌山の事故ってやっぱり全国にも関係するようなことであるということの中から、また関係の国会議員先生等が大変ご尽力いただいて、それで今回新たなメニューとして入ることになりました。それで総務省の方は、厚労省のそういう補助制度ができれば、総務省の方はそれについていけるようになります。負担分について、企業局だけでなく、一般会計の方から繰り出しをまずさせていただける。それが厚労省の補助メニューに加わったことによって可能となりました。一般会計からの繰り出しと、その2分の1については交付税措置がしていただけるということで、両方セットの形で、今回新たに認めていただけたことになります。

(記者):

総務省の制度は、全く新しいものではなく、厚生労働省にこのメニューに加わったことによって、総務省のこの制度を使えるようになるということですか。

(市長):

その通りです。

(記者):

あと本復旧にかかる財源が幾ら程度で、国からはどれぐらい出してもらえるのか、めどはありますでしょうか。

(市長):

国庫補助金が厚労省の方から3分の1と。それと総務省の方からは交付税措置が大体残りの3分の2のうちの4分の1、さらにその2分の1になりますので、大体8%程度。33%と8%で41%ちょっと。42%ぐらいになります。

(記者):

復旧にかかる予算、先日は17億円程度とおっしゃってましたが、どうなりますでしょうか。

(市長):

これからやっぱり調査設計していって、その中で金額が決まってくると思ってます。ただ厚労省の方へは、一旦大体の事業費っていうのを、要求する必要があったので16億円で要求させていただいてて、16億円という事業費の内示はいただいてるんですけども、ただこれからまだ調査設計によっては、その事業費が変更される可能性っていうのは十分あるというふうに思ってます。

(記者):

16億円っていうのは、先日の17億円をより精査した結果ということでしょうか。

(市長):

事業費としては17億円なんですけど、その16億円というのは人件費とかそういうのを除いて国へ16億円で要望させていただいたんで国から内示があったのは16億円ということで、17億円が否定されてるわけではありません。

(記者):

厚生労働省の制度ってのは生活基盤施設なんかっていうやつですか。

(担当課):

交付金の名称は生活基盤施設耐震化等交付金。この中の一つのメニューということです。

(記者):

今回市長が厚労省に直接行かれて要望書も提出されてましたけども、厚労省が比較的早く対応して事業を新設してくれたと思うんですけども、これに対する受けとめについて教えてください。

(市長):

今回ですね、厚労省さん最初かなり冷たかったと思ってます。非常にこんなケースっていうのはなかったっていうのがあったんだと思いますけども、そんな中でやはり深刻さっていうのは厚労省さんにも理解いただいたし、国会議員さんはじめですね、いろんなところから応援いただいて、それで厚労省の方も、そうした新たな制度ということで、認めていただいたってことについては非常にありがたい。ご協力に感謝したいと思います。それとあわせて、今回の問題っていうのはやっぱりどこでも起こり得る話だと思います。我々十分点検していなかったっていうところもあるんですけども、そういった点も含めてですね、今後、この制度を活用する形で、もっといろんなそれぞれの水管橋であるとか水道の補強というところをしっかりやっていければというふうに思います。

(記者):

今後いよいよ本格復旧に向けて実際の動きが始まると思うんですけども今後の意気込みについて、再度教えていただけますか。

(市長):

非常に難しい工事だと思います。まず今の水管橋自体が、全体が安全かどうかというところを点検していかなきゃいけない。それとあわせて紀の川という中での河川工事になります。非常に工期も限られてきます。そんな中でですね、できるだけ我々としては紀の川が来年の出水期を迎えるのが6月16日からということなので、それまでには工事を終えたいと思ってるんですけども、これからその調整に入っていって、財源をもとに早期に完成を目指したいと思います。

(記者):

最後に先ほど6月に工事を終えたいということで、以前いただいた資料では5月末までを目指してるという、これには変わりないということでよろしいですか。

(市長):

今回補助もいただいたということで、今調整を行ってます。ただ非常に工事が難しいというのがあって、全員協議会の方では5月末っていう説明をさせていただいたんですけど、実際のところはなかなか難しい問題じゃないかなと思ってます。出水期6月16日までの工期っていうのはやはり見ておく必要もあるんじゃないかなと思って今後、調査設計が完成した段階で、ある程度のしっかりした工期が見えてきますので、それを早期に出していきたいと思ってます。

(記者):

本復旧のですね、工事の着手という場合ですね、崩壊したアーチがありますよね。それをまず撤去する作業でもって、本復旧の工事が始まるっていうイメージなんですか。

(市長):

本復旧はですね、まず調査設計というところから入らなきゃいけないので、いろんな調査をまずすることになります。それが第一歩だと思ってて、そこから事業着手というふうに我々は思ってます。

(記者):

崩落したアーチをですね、早く撤去するようにっていうこの間の学識の経験者の方も指摘されてましたけども、実際その撤去できるのはいつぐらいから始まりそうなんですか。

(市長):

なかなかそこのめどっていうのは難しいんですけども、まず撤去するためにはどうやって引き上げるか、そのクレーンを配置していかなきゃいけないんですけども、そのクレーンが陸上から届くような位置にはないので、川の中に何らかの足場を組み立てることになります。或いは船を浮かべて、その上にクレーンを置くことになってきて、そうなるとどの工法をとるかというのはしっかり調査した上でないとわからないので、できるだけ早くはしたいんだけども、いつというのは今のところまだ見極められない状況です。

(記者):

年内には撤去したりとか、そこまでは言えますか。

(市長):

それも早くやりたいのはやまやまですが、本体の工事とも関係してくることもあるし、ある程度やっぱり全体が見えないと、引き上げっていうところもですね、すぐには決まらないので、年内にはやりたい気持ちはありますがそこはまだ見えてないです。

(記者):

あとですね16億円の地方負担分なんですけども、水道事業債と一般会計の出資債を市は多分2分の1になるとは思うんですけれども、これは新たに起債するんですか。

(市長):

企業会計ではなくて一般会計の方ですか。一般会計の方は起債をさせていただいて、そのうちの2分の1が交付税として戻ってくることになります。

(記者):

僕も知識がないんであれなんですけど、水道事業債も、これは起債するんですか。

(市長):

これは企業局の方で起債することになります。

(記者):

今の、いつ着手なのかっていうことなんですがこれもう着手したということでいいんでしょうか。

(市長):

まだですね、契約行為してませんので、契約行為が着手になります。

(記者):

わかりました。今ある橋を使うということで本復旧なんですけど、この前の検証委員会とかでも、複線化であるとかですね、或いはその新しい浄水場であるとか、陳情書も出てるみたいなんですけども、そういった長期のビジョンとかっていうのはもうすでに検討、作成は始まっているんでしょうか。

(市長):

もともと複数化ルートというのは計画に入っていました。それは加納浄水場から地下を通っていくということで、ただ実施時期が加納浄水場の耐震化が終わってからということになってたんで、もうちょっと後になるんですけども。その計画がいいのか、そういう別ルートでやる計画がいいのか、或いはもともと北部地域には二つの浄水場ありました。それで北部地域を賄ってたんですけども、15年前かな、廃止されてます。いろんな事情があったと思うんですけども、それを考えると、やはり北部に浄水場もやっぱり必要じゃないかなと思ってて、どちらがいいかっていうところを検討に入りたいと思ってます。まずは今本格復旧の方急いでて、ある程度並行しながら、そうした将来的な安全性の確保というところについても、検討をしていきたいというふうに思います。

(記者):

これ10何年前に作った和歌山市水道何とかビジョンとかあると思うんですけど、その中のことだと思うんですけど、これまた新しいビジョンを作るとかということになるんでしょうか。手法はいろいろあるんでしょうけれども。

(市長):

平成21年かな。水道ビジョンは。平成21年の中に別ルートっていうのが入ってたんだよね。新しいビジョンというか今はまた違う名前でやってるんだよね。

(企業局):

ビジョンにつきましてはまた今後、今の現状と将来の計画を踏まえた形のビジョンをこれからまた作成していくことになると思います。

(記者):

今、水道ビジョンの件が出たので合わせてお聞きしたいんですが、2009年に水道ビジョンができて、複線化もその中で明記されてる中で、なかなかそれが実現しなかった要因っていうのはお金なのか人的なことなのか。どういったようなことが要因で、実現までこぎつけられなかったのかなというふうにお考えなってるんでしょうか。

(市長):

その部分がですね、多分いろんな要因が重なってたんだと思います。まず財源面で大丈夫かどうか。それと全体を耐震化していかなきゃいけない中で、まず浄水場というのは一番の拠点になりますので、そこがつぶれてしまうと駄目だってこともあって、浄水場の耐震化を急いでる。それとあわせて、そういう管の耐震化もやっていったということで、優先順位が浄水場にあったかな。

(企業局):

まず浄水場、一番水作る心臓部から優先的に進めていくっていうところの中で、加納浄水場の更新も今進めてるんですけども。そこから管を通すところの場所の確保とかその辺りも事情の一つでございまして、そこらも入れて、まだちょっとかかれてないという状況でございます。

(記者):

あともう1点、この間の市役所の広報の中に、市長のメッセージの中では水道料金の収入だけではなかなか難しいというような趣旨のご発言あったかと思うんですが、なかなか人口も減る中で、水道料金収入も減ってる中で、市長の考えとしては、水道事業ってのはどうあるべきだっていうふうな望ましい姿っていうかそういうのは何かありますでしょうか。

(市長):

非常に難しいとこだと思います。法体系上は水道料金による独立採算制、一般会計から繰り出しできるのは、ある程度安全性であるとか限定されてます、今回のように。そんな中で水道会計だけでやるっていうのは非常に限界があるので、我々、地方公共団体としては、やっぱり国の支援っていうのは大きなインフラ部門、まさに水道って利用者だけでなくて、全市民がもう利用されてます。そういう意味ではもう市民の基本的な生活インフラじゃないかなと思ってますので、その面では、そうした一般会計での対応というのも、可能にするような制度要求というのは、国の方へしっかりとやっていきたいなというふうに思います。

(記者):

あともう1点、今回の崩落の原因についてなんですけど、今、専門家の委員会が開かれて、こうなんじゃないかっていうような意見、ちらほら出てたと思うんですが、1か月経って、市としてはどういったことが原因だったのではないかというふうに考えているんでしょうか。

(市長):

これはですね、当初国立総合研究所、技術研究所かな。それと土木研究所、専門家にも見ていただいて、その時もやはり吊り材が破断したのが、落橋の原因の可能性が高いと言われてました。先日の委員会でもやはりその意見が多かったと思います。他の部分を見ても破断があったということで、それと最後落ちる状況を見ても、やはり吊り材が破断して、落橋したっていうのが、一番の原因の可能性が高いと思いますので、やはり吊り材の破断が一番の原因だとすれば、我々としては点検がやはり、少し人が通るような道路橋に比べて、点検が甘かったんじゃないかなというふうには思います。

(記者):

基本的なことで恐縮なんですが、先日、専門家のご意見もお聞きになってましたけれども、基本的な復旧の仕方としては、いくつか橋を撤去して、残った部分を補強してと、架け替えるのと。そういう作り方をするということでもうお決めになったということでよろしいんですかね。

(市長):

まだ確定はさせてないんですけども、委員会の意見としては、うちの当初の案、元の形に戻す。ただそれについてはですね、他の部分もしっかり点検しなさいよっていうことと、もう一つは今回の吊り材で破断してますので、吊り材については新たな知見も入れて、しっかり検討したらっていうふうに言われてます。それをベースとしてですね、これから実務の専門家、そうした調査を設計していただけるところとも協議しながら、最終的にはどの工法でいくかっていうところを決めていきたいしその範囲も、場合によっては変わる可能性もあるかなと思ってます。

(記者):

基本的な作り方っていうんですかね、残った部分を生かすというそういうやり方はもうそれでいくということでよろしいんでしょうか。

(市長):

そのつもりなんですけども、ただやはり全体的なチェックをしっかりやった上で、他の部分ももう持たないよっていうのであればですね、それは全部更新ということになって、これはもう大変なことになるかなと思いますけども、ただそういったことも排除せずに、しっかり安全性の検討というのはやっていきたいと思ってます。

(記者):

ただ、今のところはそこまでいかなくても済むのではないかという見通しを持たれてるということ。

(市長):

そう思います。いろんな状況、錆の状況であるとかを見てもですね、これまで46年間安全にもってきた吊り材の破断がなければ、多分まだまだもったんだろうなと。あとメンテは絶対必要ですけども、メンテさえしっかりやれば、まだまだもつ部材じゃないかなと思ってますので、そういった面では、今の考えてる案が一番の最善の案じゃないかなと思ってるんですけど、ただ他の案もしっかり検討していきます。

(記者):

それでやって大丈夫かどうかというのも含めて調査されるということでしょうか

(市長):

その通りです。

(記者):

マニアックな話になるかもしれないんですけど、昨日議運でですね、公表された六十谷地区の住民の方がですね、今北部に、浄水場を市が整備していて、それは工業用だと。それを生活水用に変更して欲しいという要望内容だと思うんですけれども、そういうことが実際に可能なのかどうか。

(市長):

可能かどうかというとですね、工水をそのまま上水に転用するってのは無理です。浄水の水質のレベルが違いますので、それは新たに浄水場を持たなければいけないと思ってます。ただ敷地として、今六十谷の工水の場所が、今耐震化を進めてるんですけども、その中で敷地があいてくればですね、そこに上水の浄水場を構えることは不可能じゃないんじゃないかなと思います。

(記者):

橋の話以外で和歌山城ホールなんですけれども、和歌山城ホールは、1回コロナ禍で、作業が中止になって、工期が遅れるんじゃないかっていう懸念もあったと思うんですけれども、実際期日内にホールが完成した。そのことについて感想をちょっと教えてください。

(市長):

和歌山城ホールが、コロナのクラスターが発生して工期が延びてきました。そんな中で何とか国民文化祭には間に合わせたいという気持ちでやってきたんですけども、今回、国民文化祭に間に合うことになって、本当にほっとしてます。ぜひですね、全国から来られる文化芸術の関係の方には、新しいまさに和歌山城の目の前にある和歌山城ホールになりますので、我々のその文化芸術の拠点をしっかり見ていただいて、また魅力を感じていただければということで、本当にほっとしてるというか、ありがたいなと思います。

(記者):

それとですね和歌山城ホールができたことによって、和歌山市の観光とか、人の流れっていうのは、何か変わるような可能性はありますか。

(市長):

もともとその市民会館が耐震化ができてないっていうことで、まず安全性を確保したいという思いでやってきました。その現地で耐震化できないかっていう検討もしたんですけども、どうしてもその現地だと、2年以上にわたって閉館しなきゃいけない。一方でですね、いつ大地震が来るかわからない中でやっぱり移転するのが一番いい。それも移転するんだったらいい場所へ持って行きたい。賑わいの拠点となるような場所に持っていきたいということで、今回和歌山城の目の前にある伏虎中学校の跡地へ持って来させていただきました。和歌山城と合わせてですね、もうまさに和歌山市のシンボルとなるようなロケーションにもなりますし、これからですね、そういった文化芸術の拠点、それとあわせて賑わいの拠点として、多くの人に楽しんでもらえれば、親しんでもらえればというふうに思います。

(記者):

和歌山城ホールができることによってその和歌山市駅から或いはぶらくり丁に面として、人の流れが拡大していくような可能性ってありますか。

(市長):

それは十分あると思います。今回ですね、例えば本町公園が実はパークPFIで、本町公園の上を民間で活用していただいてます。それと市駅がキーノ和歌山市民図書館ということで、これも多くの賑わいの場所になっていってます。非常に近いところに、歩いて楽しめるような位置に、今回和歌山城ホールが中心になってくるということで、JR和歌山駅、そして和歌山城ホール、また本町周辺、それと南海和歌山市駅、こうしたところがですね、歩いて楽しめるような、まちの魅力っていうのが加わってくるんじゃないかなというふうに思います。

(記者):

ワクチンのことなんですけれども、3回目については、今どのような準備をしてるのか、まだ準備も全然できてないのか、そこら辺の今の検討内容を教えてもらえますか。

(市長):

3回目の接種についてはですね、接種券を印刷、発送していかなきゃいけないなと思ってます。それを11月くらいか12月の頭ぐらいまでにはですね、接種券の発送というのをしていく必要があると。医療従事者の方が優先接種で最初の方なんですけども、そうした方も今度は和歌山市が担当することになります。以前は医療従事者については県が担当してたんですけど、医療従事者についても和歌山市が今回担当することになりますので、医療従事者の方については大体12月ぐらいからの接種開始というふうに聞いてます。ただ厚労省から具体的な通知が来てないので、これからの作業になってきますけども、大体そのスケジュールから考えると、11月には接種券を一部の方、医療従事者の方へですけど発送していく、或いはこれ全員にやる場合もあるのか。そこはまだ決まってないのか、

(担当課):

まだ決まってないです。

(市長):

医療従事者或いは、さらに全員も含めて、やっていく可能性もあって、その辺を今厚労省の制度が決まり次第、着手したいと思います。

(担当課):

今回、2回目接種してから8か月を経過した人が基本的に対象となっております。そのまま順次送る等の接種券の送り方ですけれども、8か月を到達する部分で順次送らせていただくか、そこは今現在検討しているところでございます。以上です。

(市長):

医療従事者だけに送るかどうかはこれからの話。

(担当課):

はい。2回目接種の部分でございますから当初は医療従事者という形になります。

(市長):

一斉に市民全体に送るか、医療従事者だけに先送るかというのは決まってないということ。

(担当課):

はい。決まっておりません。

(記者):

水管橋の関係で、市民に対して、市としてこうしますというふうなことをこの間から五月雨式にというか、出てきているんですけども、ただ今案の段階なのかなと受けとめてるんですが、どんなふうに、今後いつごろに、どんな内容パッケージで示すとかっていうのは。例えば、水道料金の話とかですね、補償するかどうかあれですけど、補償の話とかはっきりと和歌山市としてこうしますっていう。そういうふうなことをもう示されてるという見解なんですかね。それともまだこれからで、じゃあいつなのか。

(市長):

補償問題ですよね。先日、議会の全員協議会を開催していただいて、非常に市民の方、また議員の方からも、厳しいご意見はいただいてます。そんな中でですね、その際、打ち出させていただいたのは1か月の減免、そして断水等による機器の故障、それについては補償させていただきますっていうことで打ち出させていただいてます。昨日協議会の開催を決定しました。議会の方で、来週から協議会をやって、いろんな問題について協議していくということになってます。我々も大体というか協議会に対してですね、ご意見も伺いながらもう早期に決定していきたいと思ってます。できるだけ迷惑をかけないような形で、早期に決定していきたいと思います。

(記者):

まだ今のところは、これでいきますというものではないというか、いきたいと思ってますとそういうことですか。

(市長):

再提案の時出させていただいた基本料金も含めて1か月の水道料金の減免、それと保険適用になるような機器の故障、濁りとか断水による機器の故障、或いは食材の廃棄等。そのものについては補償をしっかりさせていただくということは最低限決めてます。その時も問題になったのは営業補償、休業補償の問題だと思います。それについてはいろんな意見も踏まえてですね、現在検討してるところでございます。

発表項目以外について

(記者):

この六十谷の件なんですけれども、先日検証委員会があったんですけれども、その検証委員会の最中或いはその現場視察の最中は、委員会の途中だから取材はしないでくれ、これはわかるんですよ。終わった後に、委員の方に話を聞きに行こうとすると、そこでも取材をやめてくれと言われたら、これは市長が取材させるなというふうに命令されたのですか。

(市長):

そんなことするわけないと思いますけど。するわけないというか、委員長と話してるときに、何人か取材にこられてましたけどね、やられてたんじゃないですか。

(記者):

それはなし崩し的にそうなったんですね。取材に行こうとすると、それはやめてくれっていうふうに言われたので。ここから要望なんですけれども、それ誰が言ったんだというふうに聞くと、それは言えない。当然ですよね、上司売ることになるから下の職員は言えないわけですよ。だから、あのとき局長とか課長とかもいたので、もし取材をするなと言うんだったら、今後ちゃんとその局長なり課長なり責任ある人が、取材するなっていうふうに言ってもらえませんか。そうでないと私達も対応できないですしね。そこはちょっと市長の方からもよろしく言っといてもらえませんか。

(市長):

まさにその通りだと思いますね。なんで取材させなかったんだろう。企業局の方でそうした?広報?

(企業局):

委員さんの帰る時間とかございましたので、そういうこともちょっとございました。

(市長):

そういうことらしいんだけども、僕に言ってくれたらよかったなと思いますけどねその時に。

(記者):

そういう対応は別にその細かい話は市長に言う話でもないと思いますし、その担当者がおるわけですから。委員が例えば取材してですね、委員がもう帰る時間も大変だからやめてくれと言われたら、それは私たちと委員との間の話なので、それはこちらも電車遅らせてでも聞かせてくれというか、すいませんってなるか、それはもうこちらの話ですけども、最初からやめてくれというのがおかしいんだということ。あと帰る時間がって言いますけれどもね、あの後、委員が1階のところで企業局の職員と話をしとったじゃないですか。だから終わった後に1時間も2時間も聞かせてくれっていう話は全然なくて、実際の質問のやりとりなんて1分2分3分で終わるようなものですから、それで終わるから委員の帰る時間がないから無理だっていうのはそれは嘘ですよ。だから明らかに取材するなって言ってきたその意図は何なのかっていうことなんですけど、多分ないと思うんですよ。或いはその委員が勝手に言ったら、それが市の方針になってしまってそう書かれてしまうんじゃないかとかね。そういう心配したからだと思うんですけども。とにかくそういうふうに取材をやめろっていうのはちょっと問題だと思いますし、もしどうしてもやめろと言うのであれば、それをちゃんと責任ある人が、下の職員に言わせずにですね、局長なり課長なりいたわけですからこういう理由で取材をさせないというふうにそれはちゃんと言って欲しいということです。

(市長):

はい。全く同感です。できるだけ情報って公開するべきだと私は思ってますし、常々隠すようなことは全然ないよって思ってます。そんな中で今お話あったようなこと、そんなことないように、しっかりと庁内で意識統一して参ります。

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