市長記者会見 令和3年5月18日

 

ページ番号1035665  更新日 令和3年5月31日 印刷 

5月市長定例記者会見
【令和3年5月18日(火曜日)11時~】

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市長発表事項

発表項目

新型コロナワクチン接種の加速化について 

 おはようございます。会見にご出席いただきありがとうございます。本日、和歌山市からワクチン接種の関係で発表させていただきます。和歌山市の高齢者への優先接種でございますけども、現在ですね、市内の281の医療機関にかなりご協力いただいて、早いペースで高齢者の優先接種が進んでおります。県全体で引っ張ってるんですけど、和歌山市全体で11%、県で9.47%ってことで、これは全国的にも、県全体では接種率が1位という中で進んでます。このままのペースでいくと、大体7月の初旬から中旬には、高齢者の接種が完了していく予定になってます。ただですね、市内で、市役所の職員の両親であるとか、おじいちゃんおばあちゃんに毎週予約が取れたかなどの調査をしてます。大体2200人の高齢者の方に調査を毎週してるんですけども、それによると、市内平均で大体17%の方が、いまだに予約を取れてない状態になってます。これは分母が希望する高齢者の方に対して、その17%ほど取れてないと。それで市内が42の地域に、分かれてるんですけども、大きくは10ブロックで分けていくとですね、大体10ブロックのうち、地域によっては10ポイントぐらいの予約が取れてない率が出てきてます。予約を取れてないところが20%ぐらい、そして取れてる地域は9%ぐらいということで、10ポイント以上の差が出てます。これは多分医療機関のですね、かかりつけ医さんであるとか、そうした診療所等の地域内の偏りがあるということで、和歌山市としては、6月12日から土曜日、日曜日を利用してですね、6月12、13日、それと、6月19、20日を高齢者の集団接種に充てていきたいと思ってます。市内3ヶ所、イオンモール和歌山、そして和歌山市北コミュニティセンター(さんさんセンター)ですね。それと和歌山市南保健センター。この3ヶ所で、集団接種を実施していきたいと思います。予約についてはもうちょっと個別接種の予約が進む時期の6月に入ってから開始したいと思います。具体的な予約等についてはまた追って、広報させていただきます。それとやはりすべての希望する高齢者の方には、もれなくやっていこうということで、高齢者施設等の従事者、これはクラスターの関係で高齢者施設が多いということで、高齢者施設等の従事者約5000人、合わせて入所者8000人の方が同時接種をしていこうということで、計画的に進めてます。これはもう7月中には完了するように、高齢者施設等についても従事者についてもやっていきたいと思います。それと、在宅のですね、寝たきりの高齢者の方について、和歌山市は訪問診療が非常に全国でも進んでいますので、その在宅医療を通じて、できるだけ打っていただこうということで、訪問診療等を中心にして、寝たきりの方への接種を進めていって、そういう偏りがないような形で、高齢者の接種を進めていきたいというふうに考えてます。それとですね、昨日6月の14の週の第7クールの配分量、14と21の週の配分量が決まってきたんですけれども、かなり供給量がペースダウンしてます。おそらく、各県の高齢者の充足率等に合わせて、県の方へ割り当てが来て、その結果和歌山市への配分量がちょっと減ってくるということになってます。それで、和歌山市の接種可能量、青が1回目の接種、ピンクが2回目の接種になってるんですけども、今の予約状況であるとか、各診療所からの配分、予定量からいくとですね、大体1回目、2回目が重なってくるのが、5月31日の週から重なってきます。週でいうと、大体週3万人の方に予約接種が可能な状況になって、それで進んでいくんですけども、ただせっかくこの3万人のペースがですね、次の1回目の接種が終わるのが、大体6月の21日の週になってきます。国の配分でいくと、大体高齢者は6月中に、配分しますよっていうことになってるんですけども、どうしても供給量からいくと、ペースダウンせざるを得なくなってしまいます。これは非常にもったいないなと思います。せっかく高いペースで、希望する方全員にワクチン接種を行おうとしてるのに、高齢者、次は一般の基礎疾患のある方、そして一般の方へという、ある程度の枠組みができてるので、それを供給量から重ねられないっていうのが非常にもったいないなっていうことで、このペースを維持するために、国の方へ今日要望をさせていただくことになってます。厚労省と総理の方へも要望を出していきたいと思ってます。

以上が発表内容でございます。

よろしくお願いします。

 

記者の質問事項

新型コロナワクチン接種の加速化について

(記者):接種はいつ終わるのか、いつ受けられるのかが、市民の関心事です。そのワクチン量の供給がですね、市の方ではいかんともしがたい部分があるわけですよね。この要望について、出した理由、ねらいを、教えていただければなと思います。

(市長):はい。県の方では県内の地域的なバランス等考えて、各市町村に配分いただいてます。4月は和歌山市の人口の割には、非常に少ないなと思ったんですけど、5月の10日の週、先週からですね、非常に多くのワクチンを県内でも配分していただいてます。国の方では6月末までには、希望する全高齢者の接種量は、供給しますよということは約束していただいてるので、その中での配分ペースということで、現在、県の方でも、次の第7クール以降の配分を決めていただいたところでございます。ただ元になるですね、国の供給量が今のところやはり高齢者をまず6月末までに、優先接種の供給を終えようという形でやられてますので、このままいくと、和歌山市の供給量がどうしても減ってくることになります。そのため、国の方へはですね、ワクチンの供給量に余裕があるのであれば、ぜひですね、次の高齢者が2回目接種になるときには、グンと接種量が減ってきますので、その時にも大体3週間分ですけど、重ねて、ワクチンの供給をお願いしたいよということで、要望を厚生労働省等へ出してもらうことにさせていただきました。

(記者):厚生労働省大臣にですか

(市長):はい。両大臣とあと県内選出の国会議員、それと官邸の方も届けさせていただくことになってます。ちなみに要望書の方はここへ添付させていただいてる通りでございます。この要望書の中でもですね、まず全体のペース、すべての方、一般の方も含めてすべての方を打ち終わるのに今のこういう階層を、分けた形でいくとどうしても時間がかかってしまう。階層重ねていくと、6週間程度短縮されますよっていうことで、国のほうへは要望書を作らさせていただいております。これがその資料です。

(記者):改めて高齢者の人数とか、そういった細かい数字は後で担当課の方に聞いた方がよろしいでしょうかね。

(市長):高齢者全体の数字はですね、和歌山市で11.6万人って言ってたんですが、その資料は今年の1月1日に出てるので、11万1000人が今の現在の正確な数字になってます。

(記者):高齢者のうちの希望する人が11万1000人ですか。

(市長):11万1000人というのは1月1日現在の高齢者全員の数です。そのうちのですね、希望者がどんだけあるかというのは我々いろいろモニター調査であるとか、市の職員の両親等、2000人程度聞くとですね、大体91%ぐらいが希望されるってことで、当初考えてたよりも、その希望される方が多いのかなあというのが、我々のデータで出てます。

(記者):集団接種のことについてお伺いしたいんですけれども、それぞれ3ヶ所、1ヶ所ずつで大体何人ぐらいが接種できるか、数を教えてください。

(担当):イオンモールが、1日で240人。それから、南保健センター同じく1日240人で北コミュニティセンターで360人程度想定しております。1日全体で840人というような数字になります。

(記者):わかりました。ありがとうございます。あと、1回目接種2回目接種と日付が分かれてるんですけれども、これは1回目も2回目もどっちも集団接種で受けなければいけないのか、個別で1回受けたけども、2回目は集団でそのように可能でしょうか。

(市長):これもう集団接種は集団接種で受けていただくということで、1回目集団接種を受けられた方は必ず2回目は集団接種になります。それは7月の方へ日が入ってこの書かせていただいてるんですけども。7月の3日4日、これは6月12、13の分ですね。3週間あけて集団接種でお願いしたいと思ってます。

(記者):すでに1回目接種をかかりつけや身近なところで終えている方はこれには参加はできないということですか。

(市長):もちろんです。必ず同一の診療所内でやっていただくことになってます。

(記者):なるほど。じゃあイオンで受けたら、イオンで受ける形で。

(市長):そうですね。はい。

(記者):わかりました。ありがとうございます。

(記者):6月12日から集団接種が始まるとのことなんですけど、時間帯とかっていうのはまた今後、発表していくっていう形になるんですか。

(市長):6月入ってからそのときの個別の診療所の予約状況とかを見て、時間であるとか予約方法については改めて報道したいと思います。

(記者):ありがとうございます。集団接種ということで、その看護師であったり医療スタッフがさらに必要だと思うんですけど、市としては、マンパワーとしてどれだけ対応していけるのかっていうのを考えてたりだとか、あとどのように対応していく予定でしょうか。

(市長):ここはですね、非常に大事なとこで、集団接種する際にはですね、いろんな課題があったんですけども、一つは医師、看護師さんが確保できるかっていうことで、今先ほど申し上げたように、イオンでは2チーム、これは医師、看護師さん2チーム。そして南コミセンでも2チーム。そして北コミセンの部分では3チームということで、この辺がですね、大体可能な範囲だと、無理のない範囲で、接種会場の大きさであるとか、医師、看護師さんの確保というところからいくと、無理のないところだということで、全体で7チームで進みたいと思ってます。これはあくまでも高齢者接種分でございます。一般の方についてはさらに集団接種を増やしていかなきゃいけないと思ってるんですけども、まず高齢者は、かなり個別接種でも先行しましたので、大体7チームでいけるかなと思っています。

(記者):ありがとうございます。集団接種も個別と併用していくっていうことですよね。

(市長):そうですね、個別接種でもう十分数字的にはいけるんですけども、やっぱりその地域によってはですね、かかりつけ医さんが少ないところであるとか、どうしても取りにくいところがありますので、そういった方はいまだに予約取れてない方が17%おられるということで、やはり地域的な偏りっていうのをなくしたい思いで、集団接種を追加させていただくことにしました。

(記者):特になんか国からなんか早く、接種終わらせるようにとかっていう、要望があったとかそういったわけではないんですかね。

(市長):和歌山市は実は逆で、供給量が足りないから7月末なんて言われてたら、本当にもったいないというのが、実情でございます。これは281もの医療機関が、毎日打っていただいてるので、そのペースっていうのは大体高齢者のインフルエンザを毎年お願いしてる診療所がほとんど固まってるんですけど、そういったところで近くの方も慣れてるし、そういう意味で非常にペースが早いんじゃないかなと思ってるんです。国にはですね、7月末と言わんと、もっと供給量くださいよっていうのが、本当の和歌山市のお願いでございます。

(記者):ありがとうございます。

(記者):ちょっと細かい話の確認ですいません。要望書で11万1000人の高齢者7月上旬を目指し、ほぼ完了というのはこれ、2回目の接種が、終わるということですね。

(市長):その通りです。

(記者):先ほど市長7月初旬か中旬には終わるだろうって言ったのはこの意味ですね。

(市長):大部分終わってくるのが、我々の計算でいくと、この上旬になってくるんですけども、その通りはそんなにもやっぱりいかないだろうなというところがあって、上旬から中旬という書き方が現実的なところかなと思ってます。

(記者):この11万1000人ってのは高齢者の施設の入所者も8000人含めて、そのうちの希望者ということですか。

(市長):そうですね、入所者含めてです。

(記者):これまで個別接種で進められてきたと思うんですけど、和歌山市の場合はワクチンの供給量が少ないということで、今回集団接種にすることで、接種早まるっていうことはもうないってことなんですか。

(市長):先ほど申し上げたように、集団接種の接種量というのはですね、1日の和歌山市の接種量が大体4000から6000ぐらい接種できますので、それからいくとですね、集団的な量というのは、大きなウエートは占めてないんですけども。ただやっぱりかかりつけ医さんがいないとか、その地域によってはなかなか取れないよっていう方がおられますので、そうした方を、やはり利便性を高めていきたいと思いで入れました。

(記者):今回はどっちかというとスピード速くするっていうよりは利便性を高めることに重点を置いてるということですね。

(市長):そうですね。

(記者):ありがとうございます。

(記者):集団接種についてなんですけども、予約方法については、詳細は追ってご連絡っていうことでしたけども、なんか現段階で想定されてる予約方法とかってありますか。

(市長):一般的なウェブでの予約であるとか、電話も入れる予定にはしてるんですけども、できるだけ予約をとりやすいやり方をやっていきたいと思ってます。

(記者):この会場に行くのに、高齢者の方だと、行きづらいって方もいらっしゃるかと思うんですけど、その辺の交通手段に関してなにか市が提供したりっていうことは考えているんでしょうか。

(市長):これはですね、今回は身近なところでかかりつけ医の方で打っていただいてる方がほとんどだと思います。イオンは公共交通機関が入ってますし、あと北コミセンや南保健センターも駅から行くとちょっと距離はあるんですけども、バス等もありますので、そんなに不便はないと思います。

(記者):わかりました。ありがとうございます。

(記者):今回3ヶ所なんですけども、商業施設であったりコミュニティセンターであったりちょっと種類が結構いろいろになってるんですけど、これ何か選んだ理由っていうのがあるんでしょうか。

(市長):まず、地域的に見てですね、ある程度バランス取りたいなということで、特に北側の方で当初接種率があまり進んでなかったってのもあって、紀の川より北側で2ヶ所、それと南の方の郊外の方で、どうしても接種率が進んでない予約率が進んでないというところがあったので、南の方で1ヶ所。そうしたらその地域的なバランスと、もう一つは、やっぱ会場のスペース、駐車場であるとか、会場の部屋の大きさであるとか、他の人と重ならないかとか、そういった視点から会場を選ばさせていただきました。大体3ヶ所というのが一番合理的じゃないかなと思っています。

(記者):ありがとうございます。

(記者):和歌山市は非常に高齢者接種進んでおりますけれども、どのような対策でですね、これだけ進められたかってことは先ほど281の機関にっておっしゃってましたけど、何かこうインセンティブかなんか与えたんでしょうか。

(市長):もともとですね、やはり和歌山市のインフルエンザの接種というのがベースになってます。和歌山市の方でも高齢者のインフルエンザには補助をさしていただいてて、結構高齢者のインフルエンザの接種率が高いのがまず一つはベースにありました。それと個別の医療機関診療所であるとか病院がですね、非常にご協力いただけたってのがやっぱり大きな要因じゃないかなと思っています。今もそれぞれの医療機関でかなり予約をとっていただいてます。非常に忙しい、例えば土曜日をもう開業したりとか、そういった土曜日を集団的な接種に当たっていただいてるということで、そうした診療所のご協力が非常に大きかったんじゃないかなというふうに思ってます。

発表項目以外について

質問無し

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