土木職(下水道建設課)

 

ページ番号1041760  更新日 令和5年3月1日 印刷 

下水道建設課 三宅 宏祐(土木職)

【仕事内容】生活環境の向上と非常時の対策

職員写真

 主な担当は、公共下水道の設計業務で生活環境の向上のための汚水・雨水整備等、内容は多岐に渡ります。また、非常時の対策としてマンホールトイレ(仮設トイレ)の整備も進めており、和歌山市では令和3年10月の水管橋落橋事故の際に初めて実運用し、整備の必要性と課題を再認識しました。設計を行う際には、現場の特性を知り、施工時及び整備後を思い描きながら最適な方法を追求します。同じ条件という現場は一つもありません。日々学ぶことを忘れず業務に取り組んでいます。

 その中で私は、令和3年11月から1年間、「兼務命令」を受け、六十谷水管橋の緊急復旧業務に従事する部署の一員となりました。業務は、落橋事故の原因究明や早期復旧に向けた工事の設計積算業務及び現場での監督業務、有識者委員会の資料作成等多岐に渡りました。事故当初混乱もありましたが、市職員に限らず多くの方々と協力し合い知識や知見を結集させ一日でも早く復旧できるよう、一丸となって取り組みました。私の市役所生活の中でも貴重な経験となりました。

一日のスケジュール
8時30分 始業、メール確認、書類整理
9時30分 現地調査 書類作成
12時00分 昼食
13時00分 コンサルタントとの協議
14時30分 設計・積算業務
17時15分 翌日以降の業務の整理、終業

経歴(令和5年3月時点)

平成19年採用 

所属 業務内容 年数
下水道管理課

下水道財産の管理、開発行為に係る下水道施設の調査及び指導

下水道の管渠及び水路の維持修繕

4年
公園緑地課
緑地の保全及び管理
公園施設の新設及び修繕、整備計画

4年

下水道建設課

公共下水道管渠の設計

(浸水対策等雨水整備、汚水整備、マンホールトイレ等災害対策)

現在8年目

水道企画課

(兼務)

令和3年11月1日~令和4年10月31日まで
六十谷水管橋落橋に伴う復旧業務
 

【嬉しかったこと】思いが形に現れる、形として残る喜び

 大学で土木工学を学び切磋琢磨するうちに、自然と「地図に残る仕事がしたい。」という思いを持ち始めました。入庁から5年目、公園整備に携わりたいという思いが強かった私は、希望が叶い、公園緑地課に配属となりました。施設の維持管理や修繕のほか、新設公園の計画やリニューアル整備等、様々な業務を担当しました。自分を含め多くの方の思いや考えが絵となり形となっていく過程は、苦労もあり、楽しくもあり、やりがいもあり、感慨深い思いで開園の日を迎えたのを覚えています。今でも利用者の方々を見ると当時の記憶が蘇ってきます。

【和歌山市を選んだ理由】愛着のあるまちでともに成長を

 土木職の公務員を志してから、生まれ育った愛着のある和歌山市で働きたいという思いが強く、揺らぐことはありませんでした。子供のころから現在までの和歌山市を思い返すと、段階的なインフラ整備や宅地開発が進むにつれ、まちの形態や賑わいが数年の間で急速に変化しています。私のふるさと和歌山市が将来どのように変わっていくのかということを自分の目で見て感じ、その移り行く過程に土木の観点からより深く携わりたいと思い、和歌山市で働くことを選びました。

【メッセージ】思いを大切に、一歩踏み出す勇気

 大小に限らず夢や希望、目標や志を持っている方はその思いを大切に、そしてその思いを全力でアピールしてください。まだ明確な思いを持っていないという方も安心してください。公務員の仕事は多岐に渡ります。仕事のやりがいを含め、向き不向きは経験しなければ分かりません。和歌山市で働きたいと思う気持ちがあれば充分です、踏み出してみてください。その時々の思いに寄り添うことも私たち先輩職員の役割の一つであり、近い将来、一緒に働けることを楽しみにしています。

仕事風景