(4) 玉津島神社(万葉集巻7-1222)
【歌碑の内容】
玉津島(たまつしま)
見れども飽(あ)かず
いかにして
包(つつ)み持(も)ち行かむ
見ぬ人のため
【解説】
この歌は万葉集の巻七に載る歌(一二二二番歌)です。神亀元年(724年)に、聖武天皇が紀伊国(きのくに)(和歌山県)玉津島を訪れた折りに詠まれた歌と推定されます。歌碑には「作者未詳」と記されていますが、その後の研究によって「藤原卿」の作であることが判明しました。藤原卿は、藤原不比等(ふひと)の子供(四兄弟)の内の、藤原房前(ふささき)か藤原麻呂(まろ)であろうと考えられます。
奈良から苦労して辿り着いた和歌山で、藤原卿は生まれて初めて、目の前に広がる新鮮で広大な海の景色に接します。
玉津島のあまりの美しさに感動した藤原卿は、「玉津島のこの美しい景色は、いくら見ても見飽きることがありません。まだこの景色を見たことがない人のために、丸ごと包んで都へ持ち帰りたいほどです。」という趣旨の歌を詠みました。絶景を前にした驚きと、それを人に見せたいと願う純粋な心情が表現されています。
本ページは、近畿大学名誉教授村瀬憲夫氏にご協力いただき、作成しています。
※歌碑周辺に設置されている解説版と内容が異なる場合がございます。
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