(5) 鹽竈神社(万葉集巻6-919)
【歌碑の内容】
山部赤人(やまべのあかひと)
わかの浦に
潮みちくれば
かたをなみ
あしへをさして
鶴なきわたる
【解説】
この歌は万葉集の巻六に載る歌(九一九番歌)です。和歌の浦は潮干と潮満ちの差が大きい入り江です。その入り江に今しも潮が満々と満ちてきます。干潟で餌を漁(あさ)っていた鶴の群れは、潮に追われるように飛び立って葦の生えた岸辺に向かって羽ばたいていきます。満ち来る潮と雄飛する鶴の群れと、和歌の浦の雄大な自然をダイナミックに歌っています。
この歌は平安時代の『古今和歌集』の「仮名序」に取り上げられたことで、一気に和歌の浦を代表する歌として現在に至るまで愛唱され続けています。
歌碑の書は尾上八郎(柴舟)氏〔歌人、書家〕の筆になります。優雅な自然石に流麗な筆致で刻まれていて、和歌山県下随一の万葉歌碑といえましょう。
本ページは、近畿大学名誉教授村瀬憲夫氏にご協力いただき、作成しています。
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