(9) 片男波公園 万葉の小路(万葉集巻12-3175)

 

ページ番号1067029  更新日 令和8年3月26日 印刷 

歌碑9

【歌碑の内容】

 若(わか)の浦に
 袖(そで)さへ濡(ぬ)れて
 忘貝(わすれがひ)
 拾(ひり)へど妹(いも)は
 忘(わす)らえなくに

 

【解説】

 この歌は万葉集の巻十二に載る歌(三一七五番歌)です。作者は、恋人への思いがかなわず、傷心の気持ちを懐いて若の浦を訪れたのです。そしてそのせつない気持ちを忘れさせてくれるという忘れ貝を、海水に袖まで浸かって一心に拾ったのですが、結局忘れることは出来なかったのです。
 万葉集では「和歌の浦」を「若の浦」と書きました。「忘れ貝」は恋のせつなさ、苦しさを忘れさせてくれる貝と考えられていました。「妹」は、恋人あるいは妻をいう言葉でした。

 歌碑の文字は木下美代子氏の揮毫です。

 本ページは、近畿大学名誉教授村瀬憲夫氏にご協力いただき、作成しています。
 ※歌碑周辺に設置されている解説版と内容が異なる場合がございます。

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