警防訓練を実施しました。(中消防署)

 

ページ番号1017395  更新日 平成29年7月26日 印刷 

今年開校したばかりの和歌山県消防学校の訓練施設を借用し実施しました。

外部の状況

平成29年7月に中消防署警防第1班(6日)・警防第2班(11日)が、非番日に消防学校内にある高層訓練棟を借用し訓練を実施しました。

今回は、中消防署、南分署、宮前出張所の警防小隊が合同で行いました。

煙発生装置を使用し、火災現場の状況を再現しています。

進入前
小隊長は、現場の状況を指令センターに送り、隊員は、燃焼中の建物内に進入するためホース延長を行います。

建物内へ進入し、要救助者の検索を実施

屋内進入

検索訓練室に進入しようとしています。

内部は、鉄製の間仕切りを組み替え、何パターンもの迷路が作成できるようになっています。

部屋の気密性が高く、電気を消し、煙を発生させれば視界はほぼゼロとなり、隊員には視覚を奪われた状態で要救助者を探すことが求められます。

 

ベランダ
要救助者をベランダまで救出し、地上へ救出する準備が整うまで心肺蘇生法(胸骨圧迫)を実施しています。

ベンチレーション

これは、室内に溜まっている煙を、外向きに放水をすることによって排出するベンチレーションという戦法を行っているところです。

とても有意義な訓練となりました。

今回は、中消防署の指揮調査隊、特殊消火隊、南小隊、宮前小隊の4隊で訓練を行ったため、一般的な警防活動だけでなく、指揮隊が小隊の活動をコントロールする訓練も実施しました。隊員には、酷暑下での防火服を着た活動が強いられましたが、一人ひとりが精力的に訓練に取り組みました。

様々な火災現場を想定し、緻密な計算が施された最新施設で訓練を行うことができたため、小隊それぞれの今後の課題が明確化され、とても有意義な訓練となりました。

今回借用した高層訓練棟は、消防学校内の訓練施設の1つにすぎず、他にもさまざまな訓練施設が配備されています。今後も定期的に施設を借用した訓練を実施し、災害対応能力の向上を目指します。

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