我ら中署隊!多様な災害に対応するために ~All Hazard Approach~(中消防署)

 

ページ番号1024444  更新日 令和1年5月16日 印刷 

緊急消防援助隊に「土砂・風水害機動支援部隊」、「NBC災害即応部隊」が新しく創設されます。

令和元年6月から、緊急消防援助隊「土砂・風水害機動支援部隊」、「NBC災害即応部隊」が運用開始となるため、平成31年4月に和歌山市中消防署において、土砂・風水害機動支援部隊出動準備訓練及びNBC災害対応訓練を実施しました。

中消防署配置の津波・大規模風水害対策車が「土砂・風水害機動支援部隊」の登録車両となり、水陸両用バギーを積載し、隊長を含めた5人で運用することとなります。

また、「NBC災害即応部隊」として、毒劇物対応小隊に高度救助隊と特殊消火隊が運用する各車両が登録されます。なお、NBC災害とは、核による災害、生物剤による災害、化学剤による災害の総称を指します。

※NBC=Nuclear(核の)、Biological(生物の)、Chemical(化学の)

「土砂・風水害機動支援部隊」とは、近年、局地的豪雨や台風等により、自然災害による被害が多発していることから、大規模な土砂災害時における救助体制を強化するため、重機や水陸両用バギーなどの特殊な車両・資機材を有した部隊が被災地に機動的に投入し、消防活動を迅速かつ的確に行うことを任務とされている部隊です。

※水陸両用バギー・・・狭い山岳地帯や瓦礫が堆積した水上でも消火・救助・搬送ができる、オールマイティな小型消防車両

※機動的・・・適材適所に配置し、臨機応変に対応し消防活動を実施する。

 

【水陸両用バギーを積載した津波・大規模風水害対策車】

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「NBC災害即応部隊」とは、諸外国においてテロが発生していることや、日本国内で2019年にラグビーワールドカップ、2020年にオリンピック・パラリンピックの開催が予定されていることを踏まえ、NBCテロ災害に万全を期する必要があることから、NBC災害テロ発生時において、自らを防護しつつも負傷者の救助、除染活動を迅速かつ的確に実施するため、NBC災害に対応する特殊な装備・資機材を有し、高度かつ専門的な消防活動を行うことを任務とした部隊です。

【救助活動の様子】

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※陽圧式化学防護服(レベルA防護服)を着装し、担架を使用して要救助者の搬送を実施。

※陽圧式化学防護服の中には、空気呼吸器を着装した消防隊員が入っており、同化学防護服の中は密閉されていて、空気が充満しているため、最も危険なエリア(ホットゾーン)で活動しても空気中の危険な化学物質から身を守ることができます。

【除染活動の様子】

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※写真左:化学防護服(レベルB防護服)と空気呼吸器を着装して担架搬送実施中。

※写真右:除染テント(化学剤が付着した要救助者を水を使用して洗い流すテント)。

 

中消防署職員が一丸となり、運用開始に向けて、今後も訓練を積み重ねていきます。

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