我ら中署隊!多様な災害に対応するために パート2 ~All Hazard Approach~(中消防署)

 

ページ番号1024914  更新日 令和1年7月19日 印刷 

「NBC災害対応訓練」、「自然災害対応訓練」を実施しました。

 令和元年6月に和歌山市の公共施設を使用して、NBC災害対応訓練を実施しました。

 また、同年同月に和歌山県消防学校の自然災害対応訓練施設を使用して、自然災害対応訓練を実施しました。

 

 今回のNBC災害対応訓練は、緊急消防援助隊NBC災害即応部隊への派遣を考慮し、現場到着から要救助者の救出・除染までの一連の活動を確認することを目的とした、ブラインド型訓練を行いました。

※NBC=Nuclear(核の)、Biological(生物の)、Chemical(化学の)

※ブラインド型訓練・・・訓練内容を事前に隊員たちに知らせずに行う訓練

 

 訓練想定は、近隣府県において、同時多発的に気分不良を訴える事案が発生している模様で、同府県の消防だけでは対応困難なため、応援部隊として現地進出拠点に到着したところからの活動としました。

※進出拠点・・・災害発生地域の隣接地域など、一時的な進出の目標とする場所

 

【架空の指揮支援部隊から指示書を受けた和歌山市指揮隊が各小隊長に状況説明を行う様子】

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【救助隊による検知活動の実施】

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【除染テント設定の様子】

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【陽圧式化学防護服(レベルA防護服)を着装した隊員による救助活動の様子】

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※陽圧式化学防護服・・・空気呼吸器を着装した消防隊員が入っており、同化学防護服の中は密閉されていて、空気が充満しているため、最も危険なエリア(ホットゾーン)で活動しても空気中の危険な化学物質から身を守ることができる。

 

【除染テント内での水的除染の様子】

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※水的除染・・・気分不良となる原因の物質が付着した要救助者を常温水(36度程度)で洗浄

 

【隊員の緊急除染の様子】

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【救急隊による要救助者の観察の様子】

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【訓練全景の様子】

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 また、自然災害対応訓練では、緊急消防援助隊土砂・風水害機動支援部隊の派遣を考慮し、基本的な活動内容の再確認を目的として実施しました。

 緊急消防援助隊土砂・風水害機動支援部隊の派遣は、北陸地方、近畿地方、中国四国地方と広範囲にわたって出動する可能性があります。

 数ある自然災害の中において、今回は「土砂災害」と「水害」が発生した場合の救出救助訓練を行いました。

 

【土砂に埋まった要救助者を「内掘り」で救出している様子】

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※内掘り・・・土砂を掘った際、掘った場所に土砂が流れ込んでこないように、要救助者の周囲に土留め板(コンパネ等の板)を打ち込んで、救出する方法

 

【「一方掘り」の様子】

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※一方掘り・・・スコップを使用し土砂を同一方向に掘って要救助者を救出する方法

 

【浸水家屋救出訓練の様子】

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※2階建ての家屋の1階部分が浸水し、屋根に取り残された要救助者をボートと梯子を使って救出する様子

 

 中消防署職員が一丸となり、今後も訓練を積み重ねていきます。

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