救急車の適正利用について

 

ページ番号1025240  更新日 令和1年9月9日 印刷 

救急車の適正利用について

適正利用わびっと


 平成30年、和歌山市内における救急件数は20,554件でした。1日の出動件数は約56件ということになります。和歌山市消防局には13台の救急車が配置されており、中消防署管内では中消防署に1台、南分署に1台、宮前出張所に2台の合計4台の救急車が配置されています。

 救急要請があると一番近くの消防署から救急車が出動します。例えば、和歌山城で救急要請があった場合は、直近である中消防署の救急車が出動します。しかし、同じ時間帯に和歌山城近辺で別の救急事案が発生した場合は、近くの分署や出張所等から救急車が出動することになり、現場到着が遅れます。救急要請が多ければ多いほど救急隊の現場到着までの時間は長くなるといえます。
※直近とは、救急事案が発生した場所から一番近い消防署所です。

 9月9日は救急の日です。この日を含む1週間(日曜日から土曜日まで)は救急医療週間として定められており、全国各地で救急に関する啓発などが実施されています。
 

 大切な家族、知らない誰かを救うためにも、救急車の利用について一度考えてみてください。
 

「和歌山県救急医療情報センター」
 救急車を利用するほどではないけれど、どこの医療機関を受診すればよいかわからないとき、24時間体制で最寄りの医療機関を案内してくれます。
 電話:073-426-1199

適正利用02

「こども救急相談ダイヤル」
 平日午後7時から翌朝9時まで
 土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日から1月3日まで)
 午前9時から翌朝9時まで
 携帯電話、プッシュ回線:♯8000
 ダイヤル回線、IP電話等:073-431-8000

 また、救急現場で「自家用車で病院まで行きたかったけれど、車まで搬送できなかった」との声を聞くことがあります。簡易な搬送方法には以下のようなものがあります。

毛布を利用した担架搬送法

 毛布の両端を丸めて持ちやすくして握り、持ち上げて搬送します。救助者が4人以上いる場合に比較的安全に搬送することが可能です。

毛布担架搬送

徒手搬送法

 徒手搬送は搬送器具が使用できない場所や緊急的に搬送しなければならない傷病者に限って使用します。徒手搬送は傷病者や救助者に負担を与えるため注意が必要です。

徒手搬送01

徒手搬送02

 救急車は限りある資源です。しかし、重大な病気やけがの場合には、ためらわず救急車を呼ぶ必要があります。自分にできる対策をしっかりとって上手に救急車を利用しましょう。
 中消防署からのお知らせでした。

救急車適正利用02

このページに関するお問い合わせ

消防局 中消防署
〒640-8157和歌山市八番丁12番地(消防局・中消防署合同庁舎2階)
電話:073-432-0119 ファクス:073-432-0981
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。新しいウィンドウで開きます