3.11非常災害対応訓練を北消防署で実施しました

 

ページ番号1018971  更新日 平成30年3月27日 印刷 

3月11日を消防職員は忘れない

多数傷病者対応訓練の全景

平成30年3月1日から8日にかけて、和歌山市北消防署管内で南海トラフ巨大地震を想定した訓練を実施しました。

1.地区ごとに大津波警報に伴う避難指示を伝える避難広報訓練

2.多くのけが人を助けるための多数傷病者対応訓練

3.災害に対応しながら、津波から消防隊も避難する大津波初動対応訓練

4.一刻も早く消防力を増強するための非常参集訓練

南海トラフ巨大地震による和歌山市の地震・ 津波による被害想定は死者が約18,100人、重傷者が約4,800人、軽傷者が約13,600人です。それに対して和歌山市消防局の職員総数は400人程度です。

どうすれば、一人でも多くの命を救えるのか。東日本大震災という現実を目の当たりにして、私達消防がやるべき課題はまだまだ山積しています。

この訓練は、3月11日にあった現実を再現することで、そんな山積した課題を少しでも改善し、来るべき南海トラフ巨大地震に備えるためのものです。

市民の方が地震や津波に備えているように消防でも地震や津波に備えています。

多数傷病者対応訓練

訓練風景

トリアージタッグ

上の写真は、トリアージタッグというものです。トリアージとは、多くの傷病者を救うことを目的としており、傷病者の負傷重症度によって治療の順番を決定することをいいます。トリアージを行った後、傷病者の負傷重症度を色で区分したトリアージタッグを傷病者の体に取り付けます。

多数傷病者災害では、このトリアージの判断と傷病者の効率的な搬送が重要なポイントになります。

大津波初動対応訓練

大規模地震対応訓練

写真は、地震発生直後の消防署の活動写真です。地震により発生した被害情報、今後発生する津波情報、消防が活動すべき災害情報などをホワイトボードに整理しているところです。

和歌山市の津波到達予想時間は地震発生後、40分です。

それまでにどれだけの人を避難させられるか、そして、消防職員も避難できるかを訓練します。

津波災害では、消防隊も一時的に避難することを知っておいてください。

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電話:073-452-0119 ファクス:073-452-3946
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